「この前言ったじゃないか!」
「こんなことも覚えてないのか!」
スタッフに対して、そう感じてしまったことのある経営者は多いのではないでしょうか?
せっかく時間をとって全体研修をしたのに、1週間もすればみんな忘れてしまっている。
そういう自分自身もセミナーに行ったけど、実はあまり内容を覚えていない。
学んだことや伝えたことが定着するにはどうしたらいいのでしょうか?
実は記憶の定着には、ちゃんとしたコツがあるのです。
今回は学んだことを定着させ、チーム力を高める方法についてまとめました。
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
人は忘れる生き物である
- たくさん勉強したのに、いざという時に思い出せない。
- 一生懸命スタッフに説明したのに、全然覚えていてくれない。
- 学んだことを継続できない。
なぜこの様な状態になってしまうのか?
それはズバリ
.
.
.
忘れちゃうから。
いやいや、何を当たり前のことをいってるんだこいつは。
と思われた方もいるかもしれませんが、
実際どれくらい人って学んだことを忘れちゃうのかご存知ですか?
この図は人が時間の経過とともにどれだけの内容を忘れてしまうかを表したグラフで「エビングハウスの忘却曲線」といいます。有名な図なので知っている方も多いかもしれませんね。
これを見ると
20分後には 42%
1時間後には 56%
一晩寝ると 74%
の情報を忘れてしまうんです。
このブログを読んでくれているあなたも
明日の今頃には7割以上の情報を忘れてしまうんです。
逆に、
1ヶ月後でも20%のことは覚えていて、そこまで残っている記憶はその先もずっと残ると言われています。
どうやったら学んだことを忘れずに、継続していけるのでしょうか?
「人に教える」が最強の勉強法
人が何かを学ぶときの記憶の定着は
どんな学び方をするか?
によって大きく変わってきます。
以下の図は、学び方による学習定着率の違いを表した「ラーニングピラミッド」という図です。
ピラミッドの下に行くほど、学習定着率が上がっていくと言われています。
詳しく見ていくと
講義を聞く、人の話を聞くだけだと
定着率はたったの5%
本を読んだり、文章で学ぶことで10%
視覚的に、動画で学ぶことで20%
となっています。
さらに定着率をあげようと思うならグループ討論や自分で体験すること、
もっとも学習定着率がいいのは
「他の人に教えること」で定着率は90%
「講義を聴く」の5%と比べると
「他の人に教える」学び方は
学習効率が18倍なんです。
誰かに伝える前提で学ぶことで学習効果が飛躍的に高まる
まとめると、
人は学んだことをすぐに忘れてしまいます。
学んだことを定着させて、継続につなげるために一番いい方法は、その内容を誰かに教えてあげることです。
具体的には、自分自身やスタッフがこれからセミナーにいったり、何か学んだりするときにはぜひ「これを誰かに教えてあげよう!」という姿勢で学んでいくと定着率がアップします。
可能なら学んだことを実際に誰かにアウトプットする機会を作る。
弊社では、社員がセミナーに参加した後は、「まとめレポート」や「伝達セミナー」をするようにしています。このように発表の場を学ぶ前から作っておくと学習効果が全く異なります。
これだけで飛躍的に学習効率が上がり、習慣化していくことでチーム力が向上していきます。
ぜひ実践してみてください!
即実践で学習効果をさらに高める!
気づいてよかった!学べてよかった!で終わらせてしまってはとても勿体無い事です。
ワンネス経営®の公式LINEでは生産性を上げる方法や伝えるためのコミュニケーションについて定期的に情報発信を行っています!
具体的な行動方法まで詳しくお伝えしているため、すぐに学びを活かせる状態になります!
即実践で学習効果を高め、さらに成長していくために、ワンネス経営®のメッセージを受け取ってください!
事務局:スズキヒラク