2021.09.23
リーダーシップ
突然ですが、今あなたが不安に思っていること、
怖いなと感じていることはどんなことでしょうか?
小さな不安が沢山ありますか?
それとも、ひとつの大きな恐れがありますか?
きっと皆さんそれぞれ大きさも形も違う、悩みや恐れがあると思います。
だって人間だもの。(笑)
今回はこの「不安」や「恐れ」とどのように向き合うと良いのだろうか?というお話しです。
もしかしたら、あなたの「不安」や「恐れ」を解消するお手伝いができるかもしれません。
是非読んでみてください!

大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
そもそも不安とは?恐れとは?
要するになんでしょうか?
今実際に、あなたの心をざわつかせているものを思い浮かべてみてください。
失敗?病気?借金?
お化け? え、奥さん???
いくつかある中でも、きっとその共通点は「自分の身体または心(特に自尊心)が危機にさらされる可能性があること」ではないでしょうか?
「身体の危機」がある場合はどうにか対応しなくてはいけませんが、きっとそれはブログ記事では手に負えないことがほとんどでしょう。
今回は「心の危機」についてです。
この「心の危機」のことを、私たちは「不安」や「恐れ」と言っています。これがあるとなかなか前に進むことができません。
共通点が「心の危機」だとわかったところで、今度は時間軸で考えてみてください。あなたの抱えている不安は「今」のことでしょうか?
『ちょうど今、失敗してる最中だからすごい不安!!!』
笑。なんだか違和感があります。
「不安」や「恐れ」とは、未来を想像した時の産物です。
もっと平たく言うなら、未来のことは「よくわからない」から不安なのです。
「よくわからない未来」が不安の原因ならば、
先に「決めて」しまえばいいのです。
「よくわからないもの」を「わかるもの」に変えてみましょう。
不安なら、
決めてしまおう、
ホトトギス。です。
不安や恐れを解消する最初の一歩は「言葉の意味を決めること」つまり「定義する」ことが大切なのです。
※ミーティングなどで「まず定義しちゃいましょう」と共通言語で使えるといいですね。
ちなみに私の師匠は類義語「不明確を明確にせよ」を使用していました。
※ちょっとニュアンスが違う使い方もするので同義語ではない。
「定義する」ことがどのように不安を解消していくかを具体例で考えてみようと思います。
例えば、「お客様へ新商品のプレゼンをする」という場面があったとします。けっこう緊張して、「うまくできるかな、、」「失敗したらどうしよう、、」と不安も大きくなりますよね。
では「お客様へ新商品のプレゼンを成功させる」を定義してみると。「上手に商品の魅力を伝えること」だとします。
※この定義が合っている間違っているというのは、大して問題ではありません。
ここから「上手に商品の魅力を伝えること」を因数分解してみましょう。
▼商品の魅力を完璧に理解する。
▼相手の前で緊張しないで話すことができる。
ぐらいでしょうか?
因数分解のコツは、【行動レベルの項目まで細かく】することです。
———————————————————
▼商品の魅力を完璧に理解する
・実際にその商品を使いこむ
・使用者に魅力をヒアリングする
・ノートにまとめ、移動中に読み込む
———————————————————
▼相手の前で緊張しないで話すことができる
・普段の話し方から意識をしてみる
・発声のトレーニングをする
・上手な先輩に聞いてみる
———————————————————
ここまでして人は初めて「よしやってみよう!」と行動に移すことができます。
この状態になると、「うまくいかなったらどうしよう」という不安よりも「うまくいくために頑張ろう!」という気持ちに変わってくるはずです。
定義する→因数分解する→行動に移す
この3ステップで不安を吹き飛ばしていきましょう!
今回は不安や恐れの解消法をご紹介しました!
ポイントは【よく分からないこと】を【よく分かる】ところまで分解して行動レベルまで落しこむことです。
定義する→因数分解する→行動を決める
ここまでして人は行動に移すことができるようになります。
こんなの当たり前すぎて…
と思ったあなた!
知っててもできている人は少ないですよ。
人に対してはもちろん、自分自身に対しても。
これから先、漠然として不安を感じた時には、ぜひ定義することから始めてみてください!
またあなたの周りに、不安や恐れ押しつぶされそうな部下や同僚がいたら是非この方法をお伝えください。3ステップで前向きに捉えることができるかもしれません。
それでは!
気づいた事、学んだ事を忘れていってしまうのはとても勿体無い事です。
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事務局:スズキヒラク
この記事を書いた人
福永寿徳
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
2022.09.08
助言を受け取れない全ての人へ
リーダーシップみなさんの怖いものって何ですか? 地震?雷?火事?労基? 全く関係ないですが、怖いものの代表が地震、雷、火事、おやじなんていっていた時代からは信じられない状況になっていますね。 さて、たくさんの社員さんと話していて怖いといえば「変化」なんですよね。 さらに具体的にいうと「誰かの助言に従って今までと違うことをやってみること」に対してものすごく抵抗感がある人が多いです。 今回は、こんな成長痛とも呼べる変化と怖さについて解説をしていきます。 大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。 投稿一覧へ 助言=私を否定? まずは、この大いなる勘違いから紐解いていく必要性があります。 例えばこんな状況の時あなたはどんな行動に出るでしょうか? あなたは、ある会社のある部署の課長で自分の可能な限り努力をしていた。 この課の今があるのは間違いなく自分の努力の成果だし、自信も持っている。 ところがある日、あなたの元に今までより数段レベルが高い部長がやってきて、「残念だけど全然ダメ。私のいう通りに手法を変えてください」とか言われてしまった。 さて、あなたは? ①腹を立てて「私は正しい」と反論する②素直に「え?そうなんですね?すぐ変えます!」と受け入れる③聞いたふりだけして何も変えない いかがでしょうか? 実はこれは私の体験でして、即答で①を出して見事に不正解だったという体験談です。笑。 びっくりするぐらい受け取れないですよね。 この正解は②。 え?お前にはプライドがないのか?とか言われそうですけど、ちゃんと解説しますね。 ちなみに③が最低の答え、チームにもっとも悪となる人の答えです。 どういうことかというと、ポイントなのは、実力差が明らかな自分よりできる部長がきたと明記してあることです。相手の技量がわからないのではありません。今までより数段レベルが高い部長なのです。 私がしていたのは、私が見える範囲での努力でしかありません。 しかし、もっと経験値があり視座が高い人から見ると全くもって不十分だったのです。 それでも、なぜ助言が受け取り難いか?というと以下の3点の理由が考えられます。 まずは自分なりにがんばったことを認めてほしいのに否定された(承認欲求)受け入れてしまうと今までの自分を否定してしまう感じがする(自己否定)受け取ってしまうと未知の体験に進んでしまう(未知への恐怖) このように、助言を受け取り難い理由は全て自分都合、自分本位の話であって、チームの成果の最大化には全く関係のない話なのです。 それなのに、相手の言い方がひどい、否定された感じがする、そんなんじゃやってられない。 つまりは私を否定しないで認めてほしい。ということをただ駄々をこねている子どもみたいになってしまっているということです。 思い出してほしい話 こんなふうに、助言を素直に受け取って変化することを恐れる自分にもしも気がついた時に想像してほしいことがあります。 それは、あなたが大人なのに子ども用の三輪車に乗ってめちゃくちゃ一生懸命漕いでいる姿です。 あなたの欲求はもっとスピードを上げて走ること。つまりはもっと早くゴールに辿り着くことです。だから一生懸命漕ぎにくい三輪車を死に物狂いで漕いでいます。 そんなあなたを見かねたとても親切な人が教えてくれるのです。 「隣に置いてある自転車に乗り換えたらどうですか?」 あなたは答えます。 「いや、今まで自分はこれでやってきたんで」 「自分のやり方にプライドあるんで」 「今まではこれしかなかったんだからしょうがないじゃないですか」 とても滑稽だと思いませんか? 何を大切にすべきなのでしょうか? 自分の正しさでしょうか? それならば早くゴールしたいなんて言わなければいいだけです。 あなたが早く走りたいというから、親切な人は「残念だけど全然ダメ。私のいう通りに自転車に変えてください」と言ったまでです。 決して今までのあなたのやり方を否定してダメージを与える目的などないのです。 プライドを傷つけられたとか、言い方が悪いとかそういうことを理由にして、本当は自分がもっと早く走る自転車を乗りこなせるのだろうか?とか、もしも転んだら危ないじゃないか?とか、そんな本当の恐れを隠そうと抵抗しているだけなのです。 あなたが本当に早く走ろう、成果を出そうと思えているならば、②素直に「え?そうなんですね?すぐ変えます!」と受け入れるの一択しかないということです。 まとめ あなたに対する助言、特に新しい考え方ややり方の提案は、決してあなたを否定してきているのではありません。 自分が変わることへの恐れを隠すために、わかりやすく言い訳がしたいだけなのです。 変化は過去の自分の否定ではありません。今までの自分があるから次の変化にも対応ができるのです。三輪車に乗っていた筋力があるから、自転車が漕げるのです。自転車に乗っていたから今度はバイクに乗れるのです。バイクに乗っていたから道路に慣れているので車にも乗れるようになるのです。 助言を否定されたと感じた時、三輪車で「速くなりたい」といっている自分を想像してください。助言を受け入れてしばらく経つとほとんどの人が「もっと早くやればよかった」ということを知っておいてください。 変化に対する恐れとは想像の中の産物です。 まずは恐れを手放してやってみるという事、指摘をされたときになるほどと受け取ってみること、頑なに過去のやり方に執着するのではなくて変化し続ける私であり続けること。 これが人生をスイスイ前に進めていくコツです。変化を恐れずにどんどん前に進んでいきましょう。 社員教育の課題が明確になっていない 部下の教育や育成がうまくいっていないと感じる。だが そもそも何が課題なのか明確になっていない。そんなお悩みがありましたら是非ワンネス経営®︎の公式ラインをご登録ください! リーダー育成やチームビルディングのポイントを日々の気づきと共に配信中です。それわかる!というよくある課題を解決するきっかけにご活用ください。 事務局:スズキヒラク ワンネス経営®︎公式LINEを追加!
2022.10.20
判断と決断の違いって分かりますか?
リーダーシップ決断するのってこわくないですか? 私はめちゃくちゃこわいです。 考えて考えて考えすぎて、もう決めるの面倒くさい!ってなることが多々あります。 緊急度も重要度もMAXで現れた日には、もうテンパリM A Xになります。(見て見ぬ振りして、放っておいたからだY O!) 私は八方美人で優柔不断な最悪な性格なのではないかと絶望しましたが決断力はトレーニングで鍛えられることを教えてもらいました。 どうして決められないのか?どうやったら決断できるようになるのか? 今でも実践している方法をシェアさせていただきます。 フラップスプランの笑顔担当。一児の母。歌を愛し歌に愛された女。 働く人のサードプレイスとしてワンネス経営アシスタントトレーナー&毎月50名のメンタリングを担当。東京マラソン2023でサブ4達成! 投稿一覧へ どうして決められないのか? 年齢や役職が上がってくると決断する機会が圧倒的に増えます。 実際に入社したばかりの時は言われたことを言われた通りにやることで精一杯でしたが、少しずつ「任せるよ!」「決めといて!」と言われることが増えてきました。 決める基準が分からない、自分の決断に自信が持てないという勉強不足・経験不足はもちろんですが、 「決断するのがこわい」が、正直なところです。 で、その正体はズバリ!「責任を取りたくないから」なんですよね。 そんな身も蓋もないこと言っていいのか水越ー!? 社会人だぞーー!!! と、お叱りをいただくかも知れません。 しかし、実際に私がメンタリング(個人面談)を毎月40名近くやっていて分かったことですが、実はかなりの割合の働く大人が責任を持つことを避けているという事実があります。 責任を避ける大人の言い分は大体以下の通り。 決めることを任せてもらったからには、いい結果を出さなきゃ。(プレッシャー) もちろん自分が決断を間違えることで周りに迷惑をかけたくない。(プレッシャー) それで自分の評価が下がるなんて絶対に嫌だ。(保身的思考) その上、自分で決めたからにはやらないといけない。(プレッシャー) それで出来なかったらめちゃくちゃカッコ悪い。(保身的思考) ゆえに、決めたくない。 分かる。分かるよ〜。 プレッシャーを勝手に感じて保身的思考の罠にはまってグルグルするのよ。 でも、決めないと何も変わらないし、変えられないことに私は気がついてしまったのです。 そう考えると経営者ってすごいなって思います。 経営者の方は、日々会社の運命を左右する決断を繰り返しています。 もはや同じ人間とは思えない尊敬レベルです。 よくよく考えてみれば、いちスタッフの私に「任せるよ!」「決めといて!」と言ってもらっていることが会社の運命や誰かの命を左右するわけがありません。 それでもこわいのはどうしてだろう? 本当にこわいのは、 できない自分と向き合うことだったのです。 決断力アップのためのトレーニング 気を抜くとプレッシャーと保身的思考の渦に足元をすくわれ、あーれーと流され、同じところをぐるぐるしてしまいます。あれ?さっき通ったのになぁ。なんでだろなぁ。などと言っている場合ではないのです。 そこを抜けて決断力のある素敵な女性になるために。 わたしは今も3つのトレーニングを継続中です。 ①できない自分と向き合うこと まずはできない自分を認めましょう、受け入れてあげましょう。 これは本当に苦戦しました! 間違えたらどうしようと正解を探しているうちに決断を遅らせてしまったり、人の目を気にして決断できずにいたり、保身的な思考になると正しい決断ができなくなります。 理想が高い割に、セルフイメージが低いという状態でした。 理想が高いとは、行動が伴わない他責的思考のことをいいます。 しっかりと今の自分を理解し、足りないところを把握する必要があります。 また、優先順位をしっかりとつけて絶対にやらないことを決めることで自分がやるべきことに集中して取り組みましょう。 ②周りに助けを求めること できないことを認められたら、周りに助けを求めましょう。 周りからのアドバイスとフィードバックを素直に受け取ることが大切です。 リーダーの多くの人は、自分で決めなければいけない!と1人で抱え込む傾向があります。 相談したり助けを求めることは責任を放棄することではありません。 素直力で周りのアドバイスを求めて勇気を持って行動を変えていきましょう! ③自分で決めること 私は目標が明確じゃない時はお昼ご飯さえ決められなくなります。 トライアスロンの大会前はしっかり身体のために低カロリー高タンパクのものを選べるのに、なんとなく過ごしていたら食べるのさえ面倒くさくなってしまいます。 自分で決めるためには、しっかりと目標を持つことが大切です。 悩みの原因はほとんど目標が不明確だからなんですよね。 何か決められないことがあった時は、足りないことを教えてくれるヒントだなと受け取るようにしています。 まとめ 自分の人生の主人公は自分です。 親が決めたこと、会社が決めたこと、上司が決めたことではなく、自分で決めたことでしか本当の自信は生まれません。 私も決断を繰り返すことで自分が大切にしたい判断基準を持つことが出来ました。 日常の中で小さな決断を積み重ねることで、仕事でも重要な決断の場面で発揮できるようになるはずです! これからも苦手なことは周りの方に相談し、アドバイスとフィードバックを素直に受け取りながら得意なことで周りの役に立てるように努力していきます! 是非一緒に! 理想ではなく自分自身を高めて、決断力を鍛えていきましょう! 追伸 タイトルの決断と判断の違いですが、・判断は情報を比較して損得で意思決定できること・決断は比較した際に葛藤が生まれる意思決定のことって教えてもらいました。 https://flapsplan.co.jp/blog0113/ https://flapsplan.co.jp/blog0108/ https://flapsplan.co.jp/blog0103/
2023.07.19
ダブルループ学習を企業に定着させる6つの方法を紹介
リーダーシップ近年、新しい行動や考え方を生み出す「ダブルループ学習」に注目が集まっており、導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。 その場合、ダブルループ学習を定着させるための具体的な取り組み方法を知っておくことが重要です。 今回の記事では、ダブルループ学習を企業に定着させる方法を6つ取り上げて解説します。 自社にどのように取り入れるべきか、あらかじめ把握しておきましょう。 ダブルループ学習のおさらい ダブルループ学習は、急激に変化する環境への対応、社員や組織の成長を図る必要性といった背景から注目されている学習プロセスです。 これまでの枠組みを客観的に見直し、場合によっては取り払うことで問題の解決策を根本から変えていく手法で、取り入れることで新しい行動・考え方が社員や企業に浸透し、組織力の向上につながります。 既存のものの再検討に加え、常に軌道修正を図りながら学習効果を高めていく点がダブルループ学習の特徴といえます。 ダブルループ学習を企業に定着させる6つの方法 企業にダブルループ学習を定着させるには、自由な発想が出やすくなったり意見を言いやすくなったりする環境作りや、出てきたアイデアに対する意思決定などが重要です。 ダブルループ学習を定着させる主な方法として、次の6つが挙げられます。 高い目標を設定する ブレインストーミングを実施する 話しやすい環境・風土を構築する 意見を尊重する 上司や経営層による検討と実行を行う 外部研修を活用する それぞれ解説します。 高い目標を設定する これまでのやり方にこだわらず、新たな可能性を模索するには、あえて達成が難しい高い目標を掲げることが大切です。 従来のやり方ではクリアできない目標を定めれば、既存の枠組みを超えたアプローチを模索するきっかけが生まれます。 例えば、現状の月の売上平均が500万円の場合、同じ人員で1,000万円の売上を上げるといった目標を設定すると良いです。 前提条件や制約を取り払い、全方位からの物事の考え方を定着させることで、根本的な課題解決が促せます。 ブレインストーミングを実施する 参加者が自由に意見を出し合い、新しいアイデアを生み出すための会議手法として、「ブレインストーミング」が有名です。 「ブレスト」と略して呼ばれることもあり、意見の量を重視し、評価や批判を行わず、すべての意見を肯定的に受け入れる点が特徴です。 ブレインストーミングは、参加者同士の創造性を引き出し、独自のアイデアや異なる意見を組み合わせて斬新なアイデアを生み出す際に効果的で、実施することでダブルループ学習が定着しやすくなります。 話しやすい環境・風土を構築する 社員同士の関係性やコミュニケーションの質が、日常の業務において本質的なアイデアや意見が生まれるかどうかを左右します。 上司が部下の自由な発想を促し、引き出す努力をすることが重要で、そのためには、前提を疑う問いを投げかけるのも有効です。 具体的には、「売上目標は妥当なものだったか」「目標に向けた取り組みは適切だったか」「取り組み前の自分に今の自分がアドバイスするなら、どのようなものが考えられるか」などの質問がおすすめです。 上司が部下の意見を丁寧に受け止め、一緒に検討することで、積極的なアイデアの発信が奨励される風土が作られ、社員が自らの考えを積極的に発信できる環境が構築されます。 意見を尊重する 上司は、部下の意見を求めるだけでなく、その意見や意見を出してくれたことに対してほめて感謝し、丁寧にフィードバックを行う必要があります。 フィードバックの中で否定・批判はなるべく避け、部下の考え方や意見を尊重しながら適切に評価を伝えることが重要です。 このプロセスの繰り返しによって心理的安全性が確保され、部下は創造的かつ自発的な発言ができるようになります。 ダブルループ学習にはさまざまな視点が必要となるため、年齢や地位、経験に関係なく、誰もが発言しやすい環境を作ることが求められます。 上司や経営層による検討と実行を行う アイデアが単なる理論だけで終わらないようにするには、上司や経営層が積極的に実行に移す姿勢を示さなければいけません。 具体的なスケジュールや手順の検討、目標の設定、予算の確保、チームの編成などを客観的かつ現実的に検討した上で、実現に向けて進めていきます。 また、実行後も、前提を疑う問いを投げかけ、出てきた意見をもとに必要な修正を加えながら、さらなる成果を目指すのがポイントです。 このサイクルの構築によって、企業内でのダブルループ学習が定着します。 外部研修を活用する 外部研修を活用するのも、ダブルループ学習を定着させる効果があります。 社外の人との交流により、自社独自の常識などに気づくことができるため、新たな示唆やアイデアが得やすくなるからです。 例えば、外部に社内研修を企画運営してもらったり、企業の垣根を越えた合同研修に社員を参加させたりといった方法がおすすめです。 まとめ ダブルループ学習を定着させるには、適切な環境作りや上司・経営層による意思決定などが必要です。 また、ブレインストーミングや研修の実施も効果的です。 今回紹介したダブルループ学習を定着させる方法を参考にして、積極的な取り入れを検討してみましょう。
ワンネス経営®プログラムは、インナーブランディング強化というアプローチを通して、 お客様企業が求める成果を達成していくという「新しいチームビルディングのプログラム」です。 イメージが持ちづらい点があるかもしれませんが、どうぞお気軽にご質問、ご相談ください。