“いつか”という日は一生来ない。

これまでに3,000人以上の面談を通じて分かったことがある。

行動する人としない人の違いだ。

気づいたきっかけは、何かしらの挑戦を促した際に結構な確率でこのように答える人が多いこと。

「“いつか”自信がついたらやってみます」

類似例として

「◯◯ができたらやってみようと思います」

「ひと段落ついたらやってみたいんですけどね」

などのパターンが存在する。

残念ながら、この人たちに“いつか”はやってこない。

今回は、なんだかんだで行動しない人のメカニズムについて掘り下げる。


大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。


私の“いつか”はいつなのか?

現在、私はワンネス経営という研修のトレーナー(講師)をしています。

おかげさまで「話すのが上手ですね」とか「わかりやすい」などと、お世辞も含めて言っていただけることがあります。

とても嬉しいしありがたいのですが、そもそも今の研修トレーナーという仕事をしようなんて思ったことがありません。むしろ気がついたらこれしか残ってなかったという消去法です。

そう考えると、前述の

「“いつか”自信がついたら」

はて?お金がいただけるほどの話をできるようになったのはいつからだったのか?

私の“いつか”はいつ来たのだろうか?

きっかけがあるとしたら、フィットネスクラブのインストラクターとして人前で運動指導をしていたことなのかもしれません。

ただ、その時もアルバイト感覚で(実際アルバイトだったし)今のように伝えることをトレーニングしたわけではありません。そもそもリズム感も音感も悪いので、むしろワンツーワンツーとリズムをとるので精一杯だし、よく間違えていました。

それなのに、なぜか「できる」という確信だけがありました。

気がつけば、エクササイズ指導そっちのけで体の仕組みについて講義を始めていました。

「さっさとエアロビクス始めろ〜!」とヤジをいただくほどに。

しかし、私の話を喜んで聞いてくれる「理解してからエクササイズしたい勢」の後押しのおかげで、それなりに人気のインストラクターになっていたのです。

これが人前で話をしてお金をいただいた人生初の体験だったのかもしれません。

ただ、断言できるのは決して何かの準備が整ったから、自信が持てたから人前で話し始めたわけではないことは確かです。

晒される勇気

その後、さまざまな職業を体験したのち、パーソナルトレーナーやグループインストラクターの育成に深く携わることになりました。

パーソナルトレーナーとは、1対1でトレーニング指導を、グループインストラクターは数人〜数十人の人にエクササイズ指導をする職業です。

だからこそ、人前で話すことについて話題にすることが多かったのですが、

「“いつか”自信がついたらやってみようと思います」

この言葉を繰り返し発して「人前デビュー」した人を私は見たことがありません。

なぜなら、人前で話せる人は、既にもう人前で話しているからです。

自信がついたらの自信はいつつくのでしょうか?

結局のところ、できるとかできないとかは横に置いて、人前で話してみて失敗して、恥をかいたり、悔しい思いをしたり。そういう体験で自分の心を磨いていくしかないでは?

私たちの自信とは、晒される勇気を持って心を磨き、保身の鎧を手放していくしかない。

そう確信したのです。

逆に「人前デビュー」したのは「あと◯回、友人相手に本番想定でやってみて、よさそうならデビューします」明確な目標設定をしている人たちでした。

自信も不安も実態がありません。

きっと自分で決めた目標に向けて努力したことしか残らないということなのでしょう。

万全など一生来ない

私は趣味でトライアスロンをやっていますが、正直、走ることがとにかく苦手です。

ですからトレーニングと称してフルマラソンにたびたび出場しています。
(そこまでしないと日頃走らないからです)

しかし、どれだけゆっくり余裕を持って走っていても、30キロを超えると膝をはじめあちこちに痛みが出て足が止まってしまい、歩いたり止まったりを繰り返してしまいます。

もう、あちこちが痛いので、できることならすぐに回収車に乗りたい。そんな気持ちです。

しかし、同時に負けず嫌いなので“膝さえ痛くなかったら、体が万全だったら最後まで走れるのに”そんな言い訳が頭に浮かんでくるのです。

そんな状況を弊社のサブ3.5を目指しているスタッフ水越ユカに相談をしてみました。

「30キロを超えたときやっぱり走り慣れてるから痛みとかないの?」

「え?めちゃ痛いですよ、あちこち痛いです」

え?マジ?ってなりました。

いつも笑顔でマラソンを走り切る水越を見ていて、私は練習すれば痛みが出なくなって、最後まで楽しく走りきることができると信じていました。

もちろん、練習の目的は最後まで楽しく走りきれる体力をつけるためでもありますが、それよりも走り込むことで【痛みに慣れる】そうです。

衝撃的でした。それこそ、そもそも走り込みが足りない私からすると異次元の話でした。

結局、万全な状態など存在しない。

この話をしていたときに、大好きなマンガを思い出しました。

『め組の大吾』曽田正人 小学館 に出てくるワンシーンです。


主人公の朝比奈大吾がレスキュー隊を目指すため、過酷な試験に向けて必死にトレーニングを積み上げる。しかし、その試験前日の山火事によって一晩中、要救助者の命を守るために徹夜で山を駆けまわることになってしまった。結果、要救助者の命は守ることはできたが心身ともに疲れ果てた大吾の姿を見て、同僚たちは「明日の試験は無理だ。諦めて、また来年頑張れ」と。

しかし、伝説のファイアファイターである五味所長だけは違った。

「一生こんなもんさ、俺たちは!」

『め組の大吾』第7巻より 小学館

そう言って大吾を試験に送り出した。


試験の結果は、、ぜひマンガを読んでみてください。

私はこの一言こそが真理だなと思うのです。

まとめ

“いつか”という幻想を追いかけてはいけません。

なぜなら、準備が整う、万全の状態など一生来ないのですから。

私たちは常に見切り発車で一歩を踏み出すしかないのです。

走りながら考えて、走りながら決めるしかありません。

きっと、あちこちが痛くなるでしょう。

それこそがあなたを輝かせる自信の素(もと)なのです。

筋肉がトレーニングの筋肉痛を乗り越えることで強くなるように。

私たちは一歩踏み出す勇気で心のトレーニングができるのです。

“いつか”なんて待たず、一歩を踏み出しましょう。

私も一緒に踏み出します。

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