人間関係が良くなると売上は上がるのか?

人が集まれば問題が生まれる


人が集まれば何かしらの問題が否応なしに生まれます。

仲のいい人たちだけで旅行に行ったってケンカしたりするわけですからね。

ましてや、様々な価値観や背景を有する人々が集まる会社という場では”コミュニケーションが課題”なんていう話はもはや日常と化しています。

しかも、会社で起きるコミュニケーションに関する課題は、採用、教育、定着、生産性の向上(個とチームの成長つまりはマネジメントと、ずーっとついて回る問題です。

これにブレーキをかけるのも加速させるのも間違いなく人間関係が大きな影響を与えるというのは多くの方が実感しているのではないでしょうか。

では、逆に人間関係が良くなると本当に売上は上がるのか?
業績は良くなるのか?成果は上がるのか?

という疑問が生まれてきます。

今回はそんなことを考察していこうと思います。


大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。


人間関係はいいに越したことはないが必須じゃない

結論からいうと「人間関係と生産性には相関関係がある」とGoogleによるProject Aristotle(プロジェクトアリストテレス)によって示されています。

その中で重要だと言われているのが心理的安全性というキーワードです。

実際に経営者からの悩みでよく聞くのが

  • 部署間の連携が取れてない
  • 部門ごとの協力体制が作れていない
  • 自分が介入したときはいいけど自分がいないとうまくいかない

また、経営幹部に聞いてみると

  • あの部門長は他責的にこちらに押し付けてくる
  • あの部長は自分都合で高圧的に話してくる
  • あの人はなんだか人間的に好きじゃない

最後の方はただの悪口な気もしますが、こんな内容を耳にします。

そうすると、経営者は「人間関係を良くしたい」「協力体制を作りたい」

そうだ!心理的安全性を高めよう!となって、

・社内イベント
・社内レクレーション
・コミュニケーション企画
・チームビルディング研修
などを検討し始めるわけです。

でも、ちょっと待ってください。

これらの企画実施は、本当に人間関係が良くなったり、社員が仲良くなったりすることが目的で良いのでしょうか?

もちろん、私もインナーブランディングを高める専門家としてワンネス経営®︎という研修を提供している身ですから、「社内の人間関係を良くしたい」なんて依頼されたら、うっかり「はい!喜んで!」と言いたくなりますが、これではいけないなと感じているのです。

なぜなら、社員からすると、その職場で働いている最大の理由は「仕事をすること」であり、なんでも話せる友達を探しにきているわけではないからです。

もちろん、仕事をする目的は人によって色々あります。ある人は生活のためだし、ある人はやりがいを求めて、ある人は自己実現と重ねてということもあります。

しかし、その土台として揺らいではいけないこと、それは「他者の役に立ってお金を稼ぐ」ということです。この土台が揺らいでしまうことは働く意味そのものが揺らぐことになってしまいます。

なので、仕事をして見合った対価を受け取るということは、最低限の条件であり、そこに人間関係は付加価値としてついているというのが正しいと思います。当たり前ですが、そこで働く理由が「仲良しの友達を探すため」となってしまってはいけないのです。

会社組織の目的は社会の役に立つことを通じて、売上と利益の拡大を目指し、それよる持続可能なサービス提供をしていくこと。

そこに立ち返ると仕事の場面において「人間関係を良くしよう!」とか「仲良くなろう!」ということが施策の目的になってはいけないと気付けるはずです。

つまり、会社における活動の全ては売上、利益の拡大が目的でなければなりません。

その目的のために、人間関係が良くなることが必要であるならば取り組む必要があるという考え方が重要だと思います。

人間関係はいいに越したことはないが必須ではない。

当たり前と思うかもしれませんが、実際に殺伐とした関係性を目の当たりにすると人間は非常にストレスに感じて、そこから抜け出したくて本質的ではない取り組みを意外とやっちゃう。というのが真実です。

心理的安全性≠仲良し

いわゆる心理的安全性とは「仲が良い」という意味ではなく「信頼関係がある」という状態を指すと私は解釈しています。

信頼関係とは、シンプルにいうと「自分の考えや意見を話し合える関係性」のことだと言えます。

具体的には、こんなことを言ったら批判や否定されるんじゃないか。という恐れの気持ちがない状態。たとえ言葉足らずだったり、表現が下手であっても、真意を理解しようとする姿勢で受け取ってもらえるという安心感や歪曲して伝わることがないという安全性が高い状態です。

多くの会社組織で起きている人間関係の課題は

  • いい人でいたいし嫌われたくないから言うべきことを言えない上司
  • そもそも伝えている動機が自分の正しさの証明の上司
  • 正しいことを伝えているのに伝えるスキルが絶望的で誤解される上司

  • 真実からは目を背けたいし嫌なことは言われたくない未熟な部下

の双方の協力体制によって構築されているのです。

もはや共犯関係と言っても過言ではないでしょう。

すべきことができていないのに指摘ができない上司の部下は本当にかわいそうだと思います。できていると思い込んでその後の人生を生きるわけです。転職なんかしたら地獄を見ます。

だからこそ、私は強いチームのコミュニケーションとは、

もっと良くなるための指摘を
・相手とチームのためにまっすぐ伝える
・自分とチームのために素直に受け取る

という伝える側、受け取る側、双方の努力が必要なのだと思います。

成長するために質の高い要求をすること、そしてそれに応えることをお互いにできる関係性こそが強いチームになるということです。

そのために必要なのが信頼関係であると私は考えています。

この関係性は、一朝一夕でできるものではないですし、資質という言葉で片付けることができないはずです。間違いなく、個々人の日々の努力によって醸成されていく風土なのだと思います。

では、信頼関係を作るために何をする?ということになります。

信頼関係を作るには?

一番いいのは一つ一つの仕事を通じて積み重ねていく信頼関係です。

とはいえ、なかなか、業務のみで「自分の考えや意見を話し合える関係性」を確保するというのも難しいので、お互いを知るという時間が必要だよね。ということになります。

そのための取り組みとして冒頭の

・社内イベント
・社内レクレーション
・コミュニケーション企画
・チームビルディング研修

は、効果的だし、価値があると思います。

これらに共通することは「お互いを知る」という時間であるということです。

ここに本質的な意味があることを忘れてはいけません。

自分を知って、お互いを知る。

その信頼関係から、
強い要求を出せる、応えられる。

その結果、業績が上がる、
成果が上がる、売上が上がる。

が実現される

と、私は考えています。

繰り返しになりますが、チームづくり施策の目的は「仲良くなること」「人間関係をよくすること」ではありません。

目的を履き違えることなく施策を行い、最強で最高のチームを作っていきましょう!

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