2024.10.15
チームづくり
目次
人材育成や部下育成がうまくいかず、何かいい方法がないか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
その場合、目標を細かく分けて達成していく「スモールステップ」を取り入れるのがおすすめです。
そこで今回は、スモールステップの概要や原理、メリットを紹介します。
人材育成について悩んでいる担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
教育分野で活用されていたスモールステップは、現在では大きな目標を達成するための効果的な方法としてさまざまな領域で広く応用されています。
スモールステップの基本的な考え方は、最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、それぞれの小さな目標を一つずつ達成していくことです。
これにより、長期的で困難な目標も、より管理しやすく達成可能なものとなります。
スモールステップの特徴は、目標達成への道のりを明確にし、各段階での成功体験を積み重ねることができる点です。
小さな成功を重ねることで、自信ややる気が高まり、最終的な目標達成への意欲が維持されます。
また、高すぎる目標設定によるプレッシャーや挫折感を軽減し、着実に前進する感覚を得られることもポイントです。
たとえば、「外国語を習得する」という目標の場合、まずは「毎日5分間その言語を聞く」ことから始め、習慣化されたら「簡単な単語を5つ覚える」というステップに進みます。
さらに「短い文章を作る」「ネイティブな人と短い会話をする」と徐々にレベルアップしていきます。
このように段階的に取り組むことで、最終的な目標である「外国語の習得」がより現実的なものとなり、着実に進歩を感じられるのです。
スモールステップの原理は、アメリカの心理学者バラス・スキナーが提唱した「プログラム学習」にあります。
この原理では、学習過程を細かな段階に分割して学習者が経験する失敗を最小限に抑え、着実な進歩を促すことを目的としています。
各ステップの難易度を徐々に上げていくため、学習意欲を維持しながら複雑な行動や知識の習得が可能です。
このようなスモールステップの原理は、失敗による挫折を防ぎつつ、継続的な成功体験を通じて自信を築き、目標達成への道筋を明確にする効果的な方法論として評価されています。
スモールステップは、ビジネスにも応用可能な柔軟性の高い手法です。
特に人材育成に取り入れる場合、次のようなメリットがあります。
それぞれ解説します。
スモールステップの大きなメリットは、目標達成への意欲を長期間維持できることです。
大きな目標を掲げると、時に途方もなく感じられて意欲を削がれる場合があります。
そこでスモールステップを用いれば、小さな目標に注力することで着実に前進できます。
また、目標を小分けにするため各段階の難度が下がり、失敗の可能性が減少します。
頻繁な成功体験が得られて、さらなる動機付けとなるのもポイントです。
個々の社員が仕事への意欲を保つことでチーム全体の効率性が向上し、生産性の増大につながると考えられます。
スモールステップのメリットの一つは、業務に対する洞察力が高まる点です。
小さな目標に焦点を当てることで、社員は自分の長所だけでなく、改善が必要な領域も明確に認識できるようになります。
さらに、最終目標の達成を妨げる可能性がある問題を早期に特定できます。
一見遠回りに思えるかもしれませんが、実際には潜在的な障害を事前に発見し、迅速に対処することができるため、より効率的で確実な目標達成が可能です。
スモールステップは、管理職にとっても大きなメリットをもたらす手法です。
目標を細分化することで、上司は部下の進捗を頻繁に、かつ具体的に確認できるようになり、タイムリーで的確なフィードバックが可能となります。
また、各ステップでの成果を観察することで強みと弱みを正確に理解し、個々のニーズに合わせた指導が行えます。
部下の成長を目に見える形で確認できるため、上司自身の自信にもつながりやすいです。
目標を小さな段階に分割するスモールステップは、人材育成において非常に効果的な手法です。
目標達成への道筋を明確にし、成功体験を積み重ねることで自信を育みます。
また、業務に対する洞察力を高め、問題の早期発見と解決を可能にします。
上司にとっても、より的確な指導と評価ができるようになるため、組織全体の成長と効率性の向上につながるのがメリットです。
人材育成を行う場合、スモールステップの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
泉水 ちか
東京都在住のWEBライター。フリーランスで様々なジャンルのライティングをこなす。人のこころに興味があり、心理学・カウンセリングの資格を多数取得。マーケティングにも活かすべく奮闘中。趣味は映画鑑賞(ホラーやアクション!)と温泉・銭湯めぐり。長年、放送業界にいたため音楽に詳しい。運動嫌いのインドア派だが夏フェスは好き。ラーメンと寿司と焼肉があれば大丈夫。
2022.09.27
アンガーマネジメントの必要性を意義から実践方法まで分かりやすく解説
チームづくり「その場の感情にまかせて相手に怒りをぶつけてしまった」 「ちょっとしたことでイライラしてしまう...」 「職場の雰囲気をより良くしたい」 コロナ禍における環境変化のストレスもあり、怒るほどでもないようなことにもイライラするようになったという声もある、昨今。 怒りの感情をうまくコントロールし、ビジネスやプライベートの場面で活用することで好影響をもたらすアンガーマネジメントが注目されています。 とくに、怒りが支配する職場は誰もが働きにくく、怒られない方に意識が向いてしまい、結果として不正を隠すといったことに繋がりかねません。 アンガーマネジメントを活用することで、今以上にポジティブに仕事と向き合えるはずです。 本記事では、アンガーマネジメントの意義から実践方法まで詳しく解説していきます。 アンガーマネジメントの意義 アンガーマネジメントは、怒りの感情とうまく付き合うための心理トレーニングのことです。 もとは1970年代にアメリカで、DV加害者や暴行事件を起こした犯罪者に対する矯正プログラムとして開発されたと言われており、今では広く一般的に使われています。 前提として、アンガーマネジメントの目的は「怒らないようになること」ではありません。 怒りは、身を守るために必要な感情です。しかし、怒りの感情により深刻な問題を引き起こすこともあり得ます。 そのためにアンガーマネジメントで大事にしているのは、怒ることを抑え込むのではなく、怒りの感情との向き合い方を変えていくためのアプローチです。 アンガーマネジメントを活用することで、良好な人間関係を築けるようになるだけでなく、気持ちに余裕をもって過ごせるようになるでしょう。 職場におけるアンガーマネジメント アンガーマネジメントをビジネスの現場で活用することで職場の人間関係を良好にします。 怒りの感情をコントロールできずにいると、人に当たってしまったり、自分を責め過ぎたりして職場の雰囲気を悪くしてしまうのは想像に難くないでしょう。 特に、上司が感情的になり、部下に怒りをぶつけてしまうと、部下は上司の顔色をうかがうようになります。 本来であれば、お客様との良好な関係を築き、顧客満足度を高めることで自社の利益を最大化させることを目的とすべきでしょう。 しかし、部下が上司の機嫌ばかり気にしている状態になっていると、本来の目的を達成できません。 そのため、アンガーマネジメントを管理職研修、マネジメント研修に導入する企業が増えています。 心理学における怒りの感情のメカニズム 「なぜ怒るのか」という根本的な原因を理解することで、アンガーマネジメントがしやすくなります。 ここでは怒りの感情が沸き起こるメカニズムについて紹介します。 まず怒りの背景にはどんなものがあるでしょうか。 不安や悲しみ疲れや孤独焦燥感恐怖 など、怒りの感情にはさまざまな背景が隠れているものです。 これを第一次感情といいます。 怒りの根本的な部分では、不安や怖れ、辛いといったネガティブな感情があります。 たとえば、「仕事がうまくいかない」「意見がぶつかった」といった出来事が積み重なると無意識のうちにネガティブな感情がたまってしまいます。辛く感じたり、不安を覚えたりする人も多いでしょう。 第一次感情が小さいうちに解消できれば問題ないのですが、ため込んでしまい容量オーバーとなったときに怒りが沸き起こります。 あふれ出した怒りの感情は、第二次感情です。 この第二次感情は、第一次感情がなければ発現しません。 怒りは自分を守るために必要な感情ですが、どんな第一次感情を背景にしているかを理解することが大切です。 つまり、アンガーマネジメントは第一次感情とうまく付き合うためのトレーニングといえます。怒りの感情をなくすのは不可能ですが、怒りのきっかけとなる背景を理解することでうまくコントロールできるようになるでしょう。 アンガーマネジメントがもたらす効果 怒りの感情とうまく付き合うようになることで、自分だけでなく周囲にも良い影響をもたらします。 アンガーマネジメントがもたらす効果は以下の3つです。 人間関係が良好になる感情をセルフコントロールする力がアップする取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する それぞれ以下で説明します。 人間関係が良好になる アンガーマネジメントで怒りの感情をコントロールできるようになると、周囲と良好な人間関係を構築できます。 怒りのままに感情を相手にぶつけてしまうと、相手はストレスを感じてしまいます。そうなれば、相手との関係性はギスギスしてしまうでしょう。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできれば、自分の気持ちを分かりやすく相手に伝えられるようになるのです。 感情をセルフコントロールする力がアップする 怒りの感情とうまく付き合えるようになることで、感情をセルフコントロールする力がアップします。 日々コミュニケーションをとるなかで、思わず怒りにまかせて感情的になってしまった経験はないでしょうか。 後から「感情的になって言わなくてもいいことを言ってしまった」と後悔しても、発言を取り消すことはできません。 アンガーマネジメントで感情をセルフコントロールできるようになると、「怒りにまかせて感情的に言ってしまった」という後悔を減らせるようになるでしょう。 取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する アンガーマネジメントによる怒りのコントロールは、業務の生産性向上にも期待できます。 たとえば、集中して行うべき重要な業務があっても、怒りの感情を抱いたまま、業務に取り組んでいても、頭の中は作業どころではなくなっているでしょう。 つまり、ネガティブな感情に左右されてしまうと、作業効率が悪くなるのです。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできるようになると、目の前の仕事に集中でき、結果として生産性がアップします。 アンガーマネジメントの実践方法について ここからは、アンガーマネジメントを具体的にどのように実践すればよいのかについて解説します。 アンガーマネジメントの実践方法は以下の5つです。 ストップシンキング(思考停止させる)コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える)スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する)グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける)タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) ストップシンキング(思考停止させる) 一度怒りを覚えると、さまざまなことが記憶からよみがえります。 このような状態では怒りが膨れ上がり、自分でも手が付けられなくなりますが、頭の中を真っ白にして何も考えない瞬間を作りましょう。 これをストップシンキングといいます。 ポイントは、思考停止させている間は、原因も解決策も一切考えないことです。 心の中を落ち着かせ、気持ちがクールダウンしてから考えを再開させるとよいでしょう。 コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える) 怒りを覚えたときに、自分に言い聞かせる言葉を用意しておき、心の中で唱えることをコーピングマントラといいます。 これは、ストレスの元になる感情に働きかけ、ストレスをゆるめる手法です。 たとえば、「きっと大丈夫」「想定内だから問題ない」といった自分にとって怒りを落ち着かせる言葉を見つけましょう。この時の言葉は、自分の心が落ち着く言葉でよいので、好きなペットの名前でも大丈夫です。 スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する) スケールテクニックは、自分がどのくらい怒っているのかの度合いを数値化し、怒りを静める手法です。 怒りを覚えたら、10段階でその気持ちに点数をつけます。0をまったく怒りを感じていない状態として、10は「絶対に許せない!」と思うほどの激しい怒りです。 こうして怒りの度合いを数値化することで、「これは2だから、たいしたことないな」「これは7くらいだからかなり怒っているぞ」と自分を客観視でき、具体的な対処方法を考えることができるようになります。 また、点数づけに集中することで、怒りの感情にストップをかける効果も期待できます。 グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける) 怒りで頭がいっぱいになると、他のことが考えられなくなります。そんな時はグラウンディングが効果的です。 グラウンディングとは、怒りを覚えた時に別の物事に注目することで意識をそらす手法のことをいいます。 たとえば、パソコンに向かっていたら、ディスプレイの形状をひたすら観察したり、傍らにコーヒーがあれば、コーヒーの香りや味をしっかり味わうなど、目の前の物事に集中しましょう。 つまり、強制的に「今」に集中することで、怒りの増幅を防ぐことができるのです。 タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) 怒りは覚えた直後が最も激しく、段々と沈静化していきます。そのため、怒りを覚えたら、最低でも5〜10秒ほど間を置くことがおすすめです。 一度その場を離れ、感情の流れをリセットし、さらに深呼吸や軽いストレッチをすると高ぶる気持ちが静まります。 タイムアウトの手法を活用し、感情のままに怒らなくても済むように切り替えましょう。 まとめ 怒りの感情は周囲に伝播する性質も持っているため、職場の雰囲気にも悪影響を及ぼします。 一人ひとりがアンガーマネジメントを身につけることで、職場の人間関係は良好になり全体の雰囲気も大きく改善するでしょう。 皆が働きやすい職場になれば、業務効率も上がり生産性向上にも期待できます。 また、アンガーマネジメントにより、怒りの感情とうまく付き合えるようになると日々のコミュニケーションがスムーズになります。 コミュニケーションが円滑な雰囲気の良い環境づくりのためにも、アンガーマネジメントを取り入れてみてはいかがでしょうか。 コミュニケーションの課題を解決するにはワンネス経営®︎ ワンネス経営®では公式LINEやYoutubeチャンネルでチームづくりのコツや社内コミュニケーションの改善術をお伝えしています。 立場や経験の違いから、同じことを話していても解釈が異なってしまいコミュニケーションが複雑になってしまう。 そんな時、注意するべきなのか? すぐに試していただける具体的な行動方法まで詳しく丁寧に配信しています。学びを活かして、ひとりひとりが躍動し活躍する強いチームを目指しましょう。 皆さんのチームビルディングにワンネス経営®︎をご活用ください! 事務局:スズキヒラク LINE友達追加はこちら!ワンネス経営®︎公式LINE たった3分の動画で認識を揃えることができます!ワンネス経営®︎公式Youtube https://youtu.be/JMdGhmrIn8A
2025.02.18
やる気のない社員への対処法とは?NG対応なども紹介
チームづくりやる気のない社員の存在は、職場の雰囲気を悪化させ、生産性の低下や優秀な人材の流出にもつながりかねません。 そのため、企業側での何らかの対処が必要です。 今回は、やる気のない社員への具体的な対処法について解説し、NG対応なども紹介します。 やる気のない社員への具体的な対処法が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。 やる気のない社員への対処法 やる気のない社員に対処する方法には、主に次の2つがあります。 コミュニケーション改善による対処法 仕組みの改善による対処法 それぞれ解説します。 コミュニケーション改善による対処法 社員のやる気を引き出すには、職場でのコミュニケーションの改善が重要です。 週1回や月1回の定期的な1on1ミーティングを通して、社員が自分の考えや悩みを直接上司に伝えられるようにします。 その際、業務進捗だけでなく、個人の目標やキャリアについても深く話し合うことが大切です。 また、上司が具体的な期待を伝えて、目標と努力すべき方向性を明確に理解してもらうようにするのも良い方法です。 それぞれの能力や成長の可能性を考慮し、成果が出た際には適切な評価とフィードバックを行うことをおすすめします。 また、定期的な表彰制度の導入など、社員の頑張りをタイムリーかつ具体的に称賛する文化を育てるのも効果的です。 仕組みの改善による対処法 組織内の仕組みを改善することも、社員のやる気向上に役立つ方法です。 たとえば、努力が適切に評価されていると実感するには、公平で透明性のある評価制度が必要です。 また、チャットツールやプロジェクト管理ツールなどのコミュニケーションツールを導入することで、スムーズな情報共有と組織の活性化が促進されます。 特に上司は状況をリアルタイムで把握できるため、適切な指導を行いやすくなるのがメリットです。 ツールだけでなく、業務日報を活用するのも、業務内容と進捗状況の可視化に役立ちます。 新入・若手社員向けには、メンター制度の導入も、メンターとの信頼関係の構築によって安心感を与える効果があります。 さらに、継続的な研修やOJTなどを実施するのも効果的です。 新しい知識・技術を習得してもらうことで、自己成長の実感につながります。メンタルヘルスやキャリアの悩みに対する支援として、相談窓口の設置も問題の早期発見と解決に役立ちます。 やる気のない社員へのNG対応 やる気のない社員へのNG対応は、下記の3つです。 一方的な価値観を押し付ける 報酬でやる気を出させる 仕事を与えない それぞれ解説します。 一方的な価値観を押し付ける 上司や企業自体を信頼していない状況では、たとえ正論であっても受け入れられないものです。 一方的な価値観の押し付けは反発を招き、やる気をさらに低下させる原因となるため、注意が必要です。 報酬でやる気を出させる 金銭的な報酬などの外発的動機付けは、一時的な効果しかありません。 目標達成後の安堵感から努力を怠ったり、報酬に見合わないときは意欲を失ったりする可能性があるからです。 やる気を持続させるには、社員自身の内発的な動機が重要です。 仕事を与えない 仕事を与えられず、放置された社員は、「サボっても問題ない」と認識するか「必要とされていない」と感じてさらにやる気を失う可能性があります。 社員のやる気を引き出すためには、適切な仕事の割り当てとサポートが必要です。 やる気のない社員をクビにすることはできる? やる気のない社員の解雇は法律上可能ですが、「客観的に合理的な理由」と「社会通念上の相当性」が必要です。 企業は解雇の前に、注意・指導・研修・配置転換などの改善機会を繰り返し提供し、それでも改善が見られない場合に解雇が認められる可能性があります。 加えて、企業が求める業務レベルに達していないことや、大きな損害を被ったことの証明も重要です。 また、解雇した社員から訴えられ、不当解雇と判断された場合は、慰謝料などの損害賠償責任が生じたり、企業の信用をなくしたりするおそれがあります。 解雇を検討する際は、慎重な対応と十分な準備をしておく必要があります。 まとめ やる気のない社員への対応は、コミュニケーションと仕組みの両面からのアプローチが重要です。 1on1ミーティングの実施や期待の明確化、評価制度の見直し、メンター制度の導入など、さまざまな施策を組み合わせることで効果が期待できます。 一方で、価値観の押し付けや単なる金銭的報酬による動機付け、放置するといった対応は逆効果となります。 また、解雇は法律上のリスクが高く、慎重な対応が必要です。 社員のやる気低下は、組織全体の生産性に影響を及ぼす重要な課題です。 ぜひ、自社の状況に合った取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。
2022.05.26
【マネージャー必見】やりたい!を引き出す信頼関係の築き方
チームづくり「自社でインナーブランディングに取り組んでいるけど、社員に上手く浸透してない」 社内一丸となって推進力を高めたいと思っていても、どうも思うように社員にビジョンが伝わらない・・・ インナーブランディングに取り組むとこのような壁に突き当たりますが、いくらクレドやカルチャーブックの作成、社内研修などを試みても、働く人の心が動かなければ、同じ目標に向かって進むということは、なかなか難しいかもしれません。 ワンネス経営®では、その根本的な課題に対して具体的にアプローチします。 本記事では、ワンネス経営®の中のインナーブランディングと題して、働く人の内発的動機付けにフォーカスし、管理職と部下との関係の構築において、役職ごとに変化する必要なスキルについてご紹介します。 社員の内発的動機付けをもたらすもの 内発的動機付けを簡単にいうと、「やる気」がある状態を指します。 働く人の多くは、「仕事だけしていればいい」というように会社と個人の人生とは関係ないものとして捉えている傾向があります。 この価値観が悪いというわけではないのですが、気をつけないといけないのは、本来の働くことの意味とは価値を創造することであるはずなのに、犠牲を払うことが働くことだと勘違いしてしまうことです。これでは会社のビジョンと個人の幸せがリンクしません。 そのため「仕事を通して社会に貢献し、自分自身の人間性を成長させたい」という思いがある人材の方が、何事も積極的に前向きにチームの一員としてパフォーマンスを発揮する可能性が高いと言えるのです。 では、どのようにすれば社員の気持ちを「やらされ」から主体性高く「やりたい」という状況にすることができるのでしょうか? やる気にさせる、つまり、内発的動機付けをもたらすのは、管理職と部下との関係性にポイントがあります。 社員が前向きな姿勢で仕事に取り組むかは、直属の上司にあたる管理職の仕事に対する姿勢や価値観とリンクするからです。親と子の関係にも似ていますが、部下たちは、意外と上司の背中を見て育っています。 ここで参考になるのは、ロバート・カッツが提唱する3階層に分類されたマネジメントのスキルです。3つの階層はロワーからミドル、ミドルからトップの順に上がっていきます。 階層一般的な会社での立場必要なスキルロワーチームリーダー(業務管理者)テクニカルスキルミドル中間管理職ヒューマンスキルトップマネージャー(上層部)コンセプチャルスキル 管理職は各階層を上がる度に今まで通りのやり方では上手くいかないという壁にぶつかります。 たとえば、ロワーの階層では、優秀な成績を残した若手が業務の管理者として数名のチームリーダーになる場合が多いですが、彼らは自分の成功法則がある程度確立しているため、部下に自分のやり方を押しつけがちになります。 本来であれば、部下の個性を理解し、目標達成のための方法を一緒に考えることが求められた役割なのですが、【自分の思った通りにならない】という理由で部下の個性を殺してしまうという失敗パターンもあります。 また、ロワーからミドルへ上がるときには、関係性やコミュニケーションをさらに構築していくことが求められますが、ミドルの階層では「確証バイアス」にはまってしまう傾向があります。 確証バイアスとは、自らの先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集める傾向性のことです。 では、それぞれの壁を乗り越えるにはどのようにすべきでしょうか。 次の項で必要なスキルをご紹介します。 3つの階層の壁を越えるために必要なスキル ここでは、ロワーの階層、ミドルの階層、トップの階層を実際に想定できる会社での立場に置き換えていきます。 ロワーの階層:チームリーダークラスミドルの階層:中間管理職クラストップの階層:上層部に位置するマネージャークラス それぞれ部下との関係性において、必要なスキルを以下で解説します。 チームリーダーに必要なスキル チームリーダーにとって最も必要なのは、対話のスキルです。 「一緒に働く相手がどんな気持ちで仕事をしているか」、部下の個性を理解するには、自ら耳を傾けることが重要です。 その上で、目標達成にはどのような仕事をすべきかを共に描き出していくのです。 中間管理職に必要なスキル 部下とのコミュニケーションに対して自信がついてくると、「部下のことをよく理解しており、自分は正しいことをしている」という状態に陥りやすくなります。 これは「確証バイアス」の一例ですが、中間管理職クラスになるとこれまでの経験や自信から考え方が頑固になり「確証バイアス」にハマりやすいため、ここで一度、自己認識を疑ってみてください。 中間管理職クラスで大切になるのは、より人間的なコミュニケーションです。 特に部下とマネージャーの板挟みになりやすい立場であるからこそ、「ありがとう」と「ごめんなさい」といった余裕のある言葉や態度を大事にしていき、組織が動きやすいように双方の意向をすり合わせるようなコミュニケーションスキルがポイントになっていきます。 上層部に位置するマネージャークラスに必要なスキル 中間管理職クラスから経営視点を持つ上層部クラスのマネージャーになると、これまで相手の意向をくみ取るスキルが求められてきたのが、自分で目標を決定し、進むべき方向を示して組織を牽引していくことが求められます。 これには人を巻き込む力や目指すビジョンに周りから共感してもらうスキルが必要です。 「会社にとって最適な戦略は何か」、「働く人全員が目指したくなるようなビジョンは何か」を自分で考え、決定し、人に行動させ、結果に対して責任を取るというのは、相当なプレッシャーがかかるでしょう。そのため、その重圧に耐え、立ち向かう精神力も養っておくことも大切です。 まとめ 社員が前向きな姿勢で主体的に仕事に取り組むことは、直属の上司と部下の関係性に大きく影響します。 部下は上司の働く姿勢や価値観、上司とのコミュニケーションから自分が働く会社が目指すビジョンや達成したい目標を理解します。 「言っていることより、やっていること」上司の働く姿、そして喜怒哀楽の態度こそが部下の受け取る職場の風土そのものです。 表向きの施策ももちろん大切ですが、日頃の仕事を通して学んでいくことの価値も大きいでしょう。 コミュニケーションが取りやすい環境づくり ワンネス経営®では公式LINEやYoutubeチャンネルでチームづくりのコツや社内コミュニケーションの改善術をお伝えしています。 信頼を得るには、コミュニケーションの課題を解消していく必要があります。管理職と部下の方では経験などの違いから、解釈が異なってしまいコミュニケーションが複雑になってしまうなどのトラブルが起こってしまいがちです。 ではそんな時、注意するべきこととはいったいなにか?すぐにお使いいただける具体的な行動方法まで詳しく丁寧に配信しています。 学びを活かして、ひとりひとりが躍動し活躍する強いチームを目指しましょう! 事務局:スズキヒラク 友達登録をしてメッセージを受け取ってください!ワンネス経営®︎公式LINEを追加!
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