2022.11.01
チームづくり
目次
前回、エンプロイーエクスペリエンス(EX)について取り上げ、注目されている背景や導入するメリット、施策の際のポイントを紹介しました。
概要のみだったこともあり、「なんとなくわかったけど、もっと具体的な例を知りたい」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、より理解を深めていただくため、さまざまな方法でエンプロイーエクスペリエンスの向上に取り組んでいる企業の事例を紹介します。
エンプロイーエクスペリエンスとは、企業活動や職場環境などを通した、従業員の満足度やスキルアップ、健康状態といったさまざまな経験のことです。
エンプロイーエクスペリエンスを向上させることによって、従業員の離職防止やエンゲージメントのアップにつながるため、世界的に人事のトレンドとなっています。
特に、優秀な人材の確保が難しい昨今において、エンプロイーエクスペリエンスは欠かせない企業施策の一つと言えます。
そして施策を実施する際は、「エンプロイージャーニーマップ」を作成して現状や課題を把握することが重要です。
エンプロイーエクスペリエンスについて、詳しくはこちらをご覧ください。
それでは、エンプロイーエクスペリエンスの企業事例を4つ紹介します。
また、エンプロイージャーニーマップを活用している企業もあるので、合わせて説明していきます。

「Airbnb」は、世界的な民泊マッチングサービスの企業です。
Airbnbでは、社内部門として「Employee Experience」という専門部署を設置して、働きやすいオフィス設計や報酬の制度作り、従業員のキャリア開発などの人事関連業務を行っています。
その中でも特に、新入社員がスムーズに仕事や企業文化に慣れるための施策、「オンボーディングプロセス」に重点を置いているのが特徴です。
この施策では、Airbnbの企業目標や戦略、自社サービスなどを研修で学び、職場環境にすぐになじめる支援を行っています。
CEOのブライアン・チェスキー氏は、従業員全員が企業の理念に共感し、それに向かって努力することが重要だと考えており、その考えが大きく反映されているといえます。

アメリカ・シアトル発の世界最大のコーヒーチェーン「スターバックス」では、正社員・パートなど雇用形態に関わらず、全従業員に学習の機会を提供しています。
アリゾナ州立大学のオンライン学習プログラムと提携し、ビジネスクラスだけでなく、40以上の学士号から選んで学習できます。
また、2年間の授業をカバーする授業料払い戻し制度も利用可能です。
この施策によって従業員の満足度を高めるのはもちろん、それぞれのスキルを伸ばすことにも成功しており、「世界で最も賞賛されている企業2022」ではTOP10に入っています。

世界的なホテルチェーンである「ヒルトン・ホテルズ」では、従業員の幸福が最高峰のホスピタリティーにつながる、という信念のもと、さまざまな取り組みを行っています。
特に力を入れているのが、従業員専用カフェの設置やロッカールームの拡大など、従業員が使用するバックハウスエリアのリニューアルです。
また、育児休暇給付の拡大と、ホテル滞在の割引を提供するプログラムもすべての従業員に向けて行われており、「最も働きがいのあるベスト企業100」で2年連続1位に選ばれています。

カリフォルニア州サンノゼに本社を置く「Adobe」は、さまざまなツールを提供する世界的なソフトウエア・テクノロジー企業です。
Adobeでは、従業員のワークライフバランスを尊重するだけでなく、全員の成長とキャリア開発を推進しています。
「社員を大切にすること」を最大の使命とする「エンプロイーエクスペリエンスチーム」が置かれていることが特徴です。
中でも「グローバルリワード」と呼ばれる部署では従業員のニーズにきめ細かく対応し、医療費給付、休暇制度、ウェルネス補助金制度など、より良いサポート方法を考えています。
さらに、「エンプロイー・リソース・センター」では、社員規則や手続きについて必要な情報を提供し、キャリア開発についての助言や、課題や変化を乗り越えるためのコーチングなどのサポートを行っています。

家具・インテリアチェーンの日本企業「ニトリホールディングス」は、エンプロイーエクスペリエンス向上に向け、エンプロイージャーニーマップを活用している企業の一つです。
ニトリでは一般的な人事部に当たる「組織開発室」という部署を設置し、年に2回、70歳から逆算して10年ごとにどの部署でどんな仕事を担当したいかという人生設計(エンプロイージャーニーマップ)を全社員に書き出してもらっています。
これを活用することで、将来的にどのような経緯で仕事をし、何を目標としていくのかなどを自分自身や上司が把握できるようになったといいます。
よって、個人が持っている仕事への価値観を企業の目標や施策にマッチしやすくなり、従業員満足度の向上につながりました。
また、部署間の異動が活発化したことで、ポストよりも経験を求めるようになり、顧客ニーズの解決に集中するメンバーが増えたということです。
さまざまな方法でエンプロイーエクスペリエンスの向上に取り組んでいる企業の事例を紹介しました。
従業員一人ひとりの満足度を上げることは、企業の大きな発展につながります。
世界的な企業の多くがエンプロイーエクスペリエンスに注目し、人事において最も力を入れているといえます。
具体例を参考に、自社に合った施策を検討・実施し、従業員エンゲージメントを高めていきましょう。


この記事を書いた人
泉水 ちか
東京都在住のWEBライター。フリーランスで様々なジャンルのライティングをこなす。人のこころに興味があり、心理学・カウンセリングの資格を多数取得。マーケティングにも活かすべく奮闘中。趣味は映画鑑賞(ホラーやアクション!)と温泉・銭湯めぐり。長年、放送業界にいたため音楽に詳しい。運動嫌いのインドア派だが夏フェスは好き。ラーメンと寿司と焼肉があれば大丈夫。
2023.09.19
プロセスマネジメントを効果的に導入するには?企業事例や失敗例を紹介!
チームづくりプロセスマネジメントの効果的な導入を検討する場合、具体例を把握しておくことも重要です。 「実際の事例として、どのようなものがあるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。 今回は、プロセスマネジメントの2つの企業事例と失敗例を取り上げて解説していきます。 プロセスマネジメントの企業事例 ここでは、プロセスマネジメントを実際に行っている企業の事例を2つ紹介します。 ロイヤルホテル 大阪府に本社を置くロイヤルホテルは、1935年の開業以来、国賓・皇室など国内外の顧客を迎えるホテルとして、感動と満足の追求を主軸とする経営を実践しています。 現在、「リーガロイヤルホテル(大阪)」を中心に、全国13のホテルを運営中です。 ロイヤルホテルでは「5S運動」の徹底を行い、作業品質向上のための業務プロセス改善を行いました。 整理、整頓、清掃、清潔、しつけの「5S」によって業務に必要なものを絞り、作業スピードが17%向上(平均値)したそうです。 また、職場環境が整うことで導線確保や作業効率アップはもちろん、ES(従業員満足度)も向上したと発表されています。 近年では基幹システムの更改を契機に、ホテルの主要業務プロセスの可視化にも取り組み、グループ全体の業務改革と標準化を図っています。 ANA(全日本空輸) ANA(全日本空輸)では、さまざまな業務プロセス改革を行っています。 例えば、2012年4月から業務にタブレットPC(iPad)を導入し、客室乗務員、パイロット、整備士、空港係員にそれぞれ配布することで職場環境のペーパーレス化を実現しました。 これにより、紙資源による約4億円の経費削減を成功させています。 また、iPadには各種業務に必要な情報やマニュアルが入っており、いつでもどこでも検索できることで、現場でのきめ細かなサービスにつなげています。 さらに、荷物預かり業務ができるAIロボットと自動機を導入・活用することで、カウンター人員を約70%削減、乗客の待ち時間を最大80%削減しました。 数々の業務プロセス改革を行ってきたANAですが、「事業本質を侵さない改革を行う」ことを重要視して推進を図っている点が大きな特徴です。 エアライン業界の事業本質は「安全」です。 顧客・パイロット・乗務員・整備士・空港係員などの安全性を侵害してしまうような改革では、ビジネスそのものが破綻するおそれがあります。 そのため、芯の通った信念のもとで業務プロセス改革を進めているということです。 プロセスマネジメントの失敗例 プロセスマネジメントの失敗例としてよくあるのが、下記の2点です。 事業本質や目的、実情が理解されていない 全社的な導入から始めてしまう それぞれ解説します。 事業本質や目的、実情が理解されていない 事業本質を理解しないまま進めるプロセスマネジメントは、失敗する可能性が高いです。 上記で紹介したANAの「安全性を侵害する改革は行わない」という事例のように、本質を理解したプロセスマネジメントを行うことが重要です。 また、何がプロセスマネジメントの目的なのか、どこに向かうのかが共有されていないと、メンバーは細かい判断を行えないものです。 そのため、計画から実行に至るまで、メンバーとの密なコミュニケーションを保つ必要があります。 加えて、初めから理想だけを追い求めても、現実の結果には結びつきません。 経営層がしっかり関与し、現場の実情を考慮したプロセスマネジメント計画を立てることが大切です。 全社的な導入から始めてしまう 失敗例として多いのが、最初から全社的にプロセスマネジメントを導入してしまうことです。 プロセスマネジメントは、一つの業務においても、入念な課題把握や解決策の立案、実現と評価・改善を繰り返す必要があります。 規模が大きいほど効果が大きいと思われがちですが、いきなり全社的に取り入れても効率的かつ最適化された業務プロセスの改善にはつながりません。 まずは、優先度や状況に応じて改善すべき業務プロセスを決定し、慎重に実践することで継続的な成果が上げられます。 まとめ プロセスマネジメントは、さまざまな企業で取り入れられていますが、事業本質や目的、実情を明確にしておくことで成功につながりやすいと言えます。 また、一つの業務プロセスから慎重に改善していくことも重要です。 ぜひ、今回ご紹介した2つの企業事例と失敗例を参考に、プロセスマネジメントの効果的な導入を図りましょう。
2024.07.16
学習性無力感とは?陥りやすい人の特徴と職場にもたらす影響について解説
チームづくり職場において「意欲に欠ける従業員が目立つ」と感じる場合、背景に「学習性無力感」という心理現象が潜んでいる可能性があります。 この状態は、個人の生活や仕事に深刻な影響を与えるだけでなく、職場全体の生産性や雰囲気にも大きな影響を及ぼすことがあります。 そのため、「学習性無力感に陥る人はどんな人か知りたい」「最近やる気のない従業員が学習性無力感の可能性がありそうだ」という方も多いのではないでしょうか。 今回の記事では、学習性無力感とは何か、どのような人がこの状態に陥りやすいのか、そして職場にどのような影響をもたらすのかについて詳しく解説します。 ぜひ、参考にしてみてください。 学習性無力感について 「学習性無力感」は、1967年に心理学者マーティン・セリグマンによって提唱された概念です。 これは、個人が自分の行動が結果につながらないと認識し、努力しても状況を改善できないと信じ込んでしまう心理状態を指します。 セリグマンは動物実験を通じてこの理論を実証しました。 繰り返し制御不能な状況に置かれることで「どんな努力をしても無駄だ」と学習するという実験結果は、人間にも当てはまります。 こういった学習性無力感は、職場や日常生活のさまざまな場面で見られるのではないでしょうか。 学習性無力感の主な原因は、自分の行動が望ましい結果につながらない経験を重ねることです。 例えば、仕事で何度努力しても成果が出ない、あるいは繰り返し否定的な評価や叱責を受け続けるといった状況に置かれると、人は問題解決への意欲を失っていきます。 注目すべき点は、客観的には良好なパフォーマンスを示している場合でも、本人が自分の能力や成果を低く評価し続けることで学習性無力感に陥る可能性があることです。 つまり、外部からの評価よりも、個人の内的な認知プロセスが重要な役割を果たしているのが特徴です。 学習性無力感に陥ると、新しい状況に直面しても積極的に行動を起こそうとしなくなります。 職場においては「言われたことしかやらない」従業員を生み出す要因となるため、注意が必要です。 学習性無力感に陥りやすい人の特徴 学習性無力感に陥りやすい人には、下記のような特徴があります。 自己効力感が低い 完璧を求める 成功体験が乏しい それぞれ解説します。 自己効力感が低い 自己効力感が低い人は、自分の能力や価値を過小評価し、自信を持つことが難しいところがあります。 そのため、困難や失敗に直面すると「自分には能力がない」「価値のない人間だ」といった否定的な自己イメージを強化しがちです。 このような思考パターンは、新たな挑戦への意欲や困難を避ける行動につながり、学習性無力感を生み出しやすいと言えます。 完璧を求める 完璧を求める人は、自分に対して非常に厳しく、小さな失敗や欠点も許容できません。 常に高いプレッシャーにさらされているため、失敗に対する恐怖心が強くなり、学習性無力感を感じやすくなります。 また、現実的に難しいような高い基準を設定し、それを達成することに強くこだわる傾向があります。 目標を達成できなかった場合、自己評価を著しく下げてしまい、新たな挑戦を避けることになりがちです。 成功体験が乏しい 成功体験が乏しい人は努力が報われた経験が少なく、自信を築きにくい傾向があります。 失敗が続くと「どうせうまくいかない」「頑張っても意味がない」といった考えが強くなり、学習性無力感に陥りやすいです。 また、成功体験の不足は、困難を乗り越えるためのスキルや戦略を学ぶ機会の減少にもつながります。 その結果、難しい状況に直面した際の適切な対処法がわからず、学習性無力感がさらに強まるという悪循環に陥る可能性が高くなります。 学習性無力感が職場にもたらす影響 学習性無力感は、個人の心理状態にとどまらず、職場全体にも次のような影響を及ぼす可能性があります。 生産性の低下 イノベーションの停滞 組織文化の悪化 それぞれ解説します。 生産性の低下 学習性無力感に陥った従業員は意欲が低下し、仕事に対して積極的に取り組まなくなります。 新しいアイデアを生み出したり、問題解決に取り組んだりする気力が減少するため、業務効率が悪化しがちです。 また、周囲のサポートが必要になり、学習性無力感に陥った従業員が増えることでチーム全体のパフォーマンスも低下しやすいです。 結果として、職場全体の生産性が下がる可能性があります。 イノベーションの停滞 学習性無力感に陥ると、新しいプロジェクトや挑戦的な課題を避けるようになります。 さらに、職場での意見交換が少なくなることで、アイデアの共有や創造的な問題解決の機会の減少につながります。 多様な視点からの意見交換は、革新的なソリューションを生み出す源泉です。 新しい技術や手法の導入に消極的になることで市場の変化に適応できず、競合他社におくれを取るおそれがあります。 組織文化の悪化 悲観的な態度や諦めの気持ちが職場全体に広がり、ネガティブな雰囲気が蔓延するのも、学習性無力感が及ぼす影響の一つです。 例えば、問題が発生しても誰も責任を取ろうとせず、互いに押し付け合うような風潮が生まれるおそれがあります。 また、失敗を怖がるあまり、新しい挑戦や学習への積極性が減少します。 まとめ 学習性無力感は、個人の心理状態から始まり、職場全体に深刻な影響を及ぼす可能性のある重要な問題です。 自己効力感の低さ、完璧主義、成功体験の乏しさなどが、この状態に陥りやすい要因となります。 職場においては、生産性の低下、イノベーションの停滞、組織文化の悪化など、多岐にわたる悪影響が懸念されます。 職場環境の改善や個人の成長を目指すためには、学習性無力感の重要性を理解しておくとよいでしょう。
2024.10.22
スモールステップの使い方とは?ビジネスに取り入れる際の注意点や具体例も紹介
チームづくりスモールステップは、目標を細かなステップに分けて達成していく方法です。 人材育成や部下育成にスモールステップを取り入れる場合、具体的な使い方などを把握しておくとスムーズに進みます。 今回は、スモールステップの使い方について解説し、注意点や具体例も紹介します。 スモールステップをビジネスとして自社に取り入れたい担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。 スモールステップの使い方 スモールステップの使い方は、下記の通りです。 目標の設定 やるべきことの細分化 ステップの実践 それぞれ解説します。 目標の設定 まず、明確な最終目標を定めることから始めます。 この目標は、達成したい成果を具体的に表現したものです。 たとえば、「1年以内に月間売上を10%増加させる」や「半年で新規顧客を20社獲得する」といった形で、数値や期限を含めて設定します。 目標は少し高めに設定しても構いません。 これにより、チーム全体の方向性が定まります。 やるべきことの細分化 次に、設定した目標を達成するために必要な作業を細かく分解します。 この過程では、チームメンバーの能力や経験を考慮しながら、各ステップを無理なく実行できる大きさに調整するのがポイントです。 たとえば、「新規顧客獲得」という目標であれば、「見込み客リストの作成」「営業資料の準備」「電話でのアポイント取得」など、具体的で管理しやすい作業に分けていきます。 スモールステップでは、各ステップの難易度を徐々に上げていくことが重要です。 そのため、一つのステップの難易度が高い場合、さらに細分化して達成しやすくするのがおすすめです。 ステップの実践 最後に、細分化したステップを一つずつ着実に実行していきます。 初期のステップは比較的容易に達成できるはずです。 これによりチームに成功体験を積ませ、自信をつけさせることができます。 また、各ステップの達成時に小さな報酬を用意したり、進捗状況を可視化してチーム内で共有し、全員の意識を高めたりするのも良い方法です。 さらに、定期的に進捗を確認し、必要に応じて計画を調整することも重要です。 過程を記録に残しておけば、将来の計画立案や改善に活用できます。 スモールステップを取り入れる際の注意点 ここでは、スモールステップを取り入れる際の2つの注意点を取り上げて解説します。 目標の細分化には注意が必要 目標を細分化する際は、慎重に行う必要があります。 大きな目標を小さな達成可能なステップに分解する場合、過度に細かく分けすぎると達成までのプロセスが増えてしまったり、全体がつかみにくくなったりします。 そのため、適切な粒度で目標を分割するのがポイントです。 たとえば、「新製品の開発」という目標を細分化する場合、「アイデア出し」「市場調査」「設計」「プロトタイプ作成」などの段階に分けるのは効果的ですが、細かく分割しすぎると全体の見通しが失われるおそれがあります。 また、各ステップが具体的で実行可能な行動を示していることを確認する必要があります。 曖昧な表現や抽象的な目標では、チームメンバーが何をすべきか理解できず、進捗が滞る可能性があるためです。 目標の細分化は、全体の目的を見失わず、かつ実践的な行動指針となるバランスを保つことが重要です。 目標達成には時間がかかりやすい スモールステップを取り入れると、目標達成までの道のりが長くなる傾向があります。 大きな目標を多くの小さなステップに分割することで、全体のプロセスが増えるためです。 そのため、十分な時間的余裕を持って計画を立て、定期的に目標の妥当性を見直すことが重要です。 同時に、長期的な視点で成果を評価し、短期的な結果にとらわれすぎないよう注意する必要があります。 スモールステップの具体例 スモールステップの具体例を2つ取り上げて解説します。 売上目標の達成 売上目標の達成にスモールステップを活用することができます。 たとえば、「年間売上1億円」という目標があるとします。 これを直接達成しようとすると圧倒されてしまう可能性があるため、まず月単位の目標に分割し、月間850万円の売上目標を設定します。 さらに、この月間目標を達成するための具体的なアクションに落とし込みます。 「週に5件の新規顧客訪問」「毎日3回のSNS投稿によるブランド認知度向上」「月に1回の既存顧客向けセミナー開催」などです。 これらの小さな目標を一つずつ達成していくことで、徐々に大きな目標に近づいていきます。 スケジュール管理の指導 スケジュール管理が苦手な社員を指導する場合も、スモールステップが効果的です。 まず、デジタルカレンダーの使用を勧め、毎朝15分間、スケジュールを確認する習慣をつけさせます。 次に、タスクの優先順位付けを教え、重要度と緊急度に基づいて仕事を分類する練習をします。 各タスクにかかる時間を予測し、実際の時間と比べる習慣も身につけさせるとよいです。 また、週に一度、短い振り返りの時間を設けて改善点を見つけます。 これらの小さな段階を順に実践することで、徐々にスケジュール管理能力が向上します。 まとめ スモールステップは、大きな目標を小さな達成可能なタスクに分解し、段階的に実行していく効果的な方法です。 ビジネスに取り入れる際は、適切な目標設定と細分化、着実な実践が重要です。 ただし、過度な細分化や時間管理には注意する必要があります。 売上目標の達成や社員のスキル向上など、スモールステップはさまざまな場面で活用できます。 ぜひ、自社にスモールステップを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ワンネス経営®プログラムは、インナーブランディング強化というアプローチを通して、 お客様企業が求める成果を達成していくという「新しいチームビルディングのプログラム」です。 イメージが持ちづらい点があるかもしれませんが、どうぞお気軽にご質問、ご相談ください。