『能力があるのにネガティブな部下』ってもったいなくないですか?
新しい仕事を頼んだとき、「出来ない」「分からない」とやる前から弱音ばかり言ってくる。
しかも心の中の(…出来ればやりたくない)がめちゃくちゃ顔に出ている。
上司からしたら、そもそも初めてのことだから出来なくて当たり前。
だからこそ「やってみます!」「教えてください!」と、とりあえず返事だけでも元気にしてくれたら「かわいいやつめ、一人前にしてやるぞ!」って張り切っちゃうのに。
どんな声かけをしても前向きにならない人っていますよね?
.
.
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いるんですよ!!!
ここに!!!!!
フラップスプランの笑顔担当。一児の母。歌を愛し歌に愛された女。 働く人のサードプレイスとしてワンネス経営アシスタントトレーナー&毎月50名のメンタリングを担当。東京マラソン2023にてサブ4達成!
どうやらわたし・・・入社3ヶ月目の頃、
『能力があるのにネガティブな部下』日本代表だったようなのです。
少し詳しく解説をしますと、
能力があるのに
・少なからず能力がある、または出来るようになるはず(なってほしい)からその仕事を依頼してもらえている
ネガティブな部下
・ポジティブキャラを装おってきたけど、実は新しい挑戦は、「え?こんなこともできないの?」と思われるのが怖くて(・・・出来ればやりたくないな)と、思いっきりネガティブになってしまう
と、こんな人。
なんとタチが悪いのでしょう。苦笑。
期待してもらっているのに謎の自己保身。
部下という言葉の前にそんな修飾語がついているなんて自分ではまったく気づいていませんでした。
なぜ「ネガティブの罠」にハマってしまうのか?
そしてどうやったら抜け出すことができるのか?
幸いにもわたしには、これではいけない!変わりたい!と思ったきっかけがありました。
部下がネガティブすぎて困っているあなた。
部下の教育で悩んでいるあなたに、
是非読んでいただきたいです!
変わりたいと決意した理由
それは息子がいつの間にか「できない」「分からない」と連呼していたからです!泣
それではご覧ください
「仁義なき『靴履いて』抗争」
私の息子は2歳のときに自分で靴を履けるようになりました。
最初は、それはもう感動的で、「すごいねー!えらいねー!上手にできたねー!」と嬉しくて褒めて褒めて褒めまくっていたんです。
すると、「自分でやる!」「ひとりでできたよ!」と、何も言わなくても喜んでやってくれるようになりました。
しかし、その状況に慣れてくると、息子が自分で靴を履くことが、だんだんわたしの中では当たり前になっていきました。
そして、3歳になり、4歳になって、毎朝、抗争が起きるようになりました。
「早く靴はいてー!」
「保育園行くよ、急いでー!」
「なんでまだ履いてないのー!」
「履きたくない!」
「できないもん!」
「ママがやってー」
「なんで出来ないの!」
「これくらい自分でやって」
「簡単にできるでしょー!」
「ママこわい!」
「怒んないで!」
「ママが悪いのー!もうやりたくない!!!」
「(優しい声)できるよ、一緒にやってみよ?にこっ」
「・・・・・・」
「いつも上手に出来てるよ、やってみて?」
「いやいやいや~!!!」
・・・・・・撃沈。
イヤイヤ期!自我が芽生えるそういう時期!と言ってしまえばそれで終わりです。
しかし、何気ないやりとりの中で「できない」「分からない」の言葉を聞くたびに、どうしようもなく怒りがこみ上げて、悲しくて、なんだか情けなくて恥ずかしくて不安で仕方なくなる日がよくありました。
どうして・・・
やればできる子なのに、
すぐにあきらめちゃうんだろう
どんな声かけをしても前向きにならない人・・・・?
!!!!!!!!!!!!!!
「わたしと同じだ・・・」
わたしも上司に同じ思いをさせてしまっていたということ???
息子を通して自分を省みることができました。
自分にそっくりな姿を受け入れるのには勇気が必要でしたが、これではいけない!変わりたい!と決意することができました。
なぜ人はネガティブの罠にハマるのか?
わたしが息子に対して本当にしたかったことは、自分でできる喜びを実感することで何でも自ら取り組む人になって欲しい。ということです。
しかし、慣れてくると自分の都合で「早く早く」と急かしてしまい、時には「わたしがやった方が早い」と靴を履かせてしまうこともありました。
子育てで一番難しいのは「待つこと」と痛感した瞬間でした。
そんなことを上司に話したら「社員教育も一緒だよ」と言われました。
「どっちも『できない』を『できる』にするんだから根本は一緒」いつもわたしの上司は、あきらめずに待ってくれていたのでした。(最近やっと気づいた。
日常の中で「早くして!」「まだできてないの?」と手を出し、口を出してしまうと、「できた!」という喜びをそぎとってしまいます。
頑張っているのに、「なんでもっと早くできないの?」って怒られたら、なんでだろう・・・って不安になりますよね。できるならやってるよ!と反発したくなりますよね。
急かされることで、できたという喜びを奪われ、なんでもっと早くできないの?と言われると期待には答えられない。
はい、どうせまた怒られる。
と、このようにどんどん自信は失われて。
じゃあ、「できない」「分かんない」って
最初から諦めた方が得じゃん。
このようにネガティブな罠にハマっていくのです。
どうやったら抜け出すことができるのか?
息子を通じてネガティブの罠のメカニズムに気がついたわたしは、息子を救い、ついでにわたしも救われよう。という一石二鳥の作戦を立てました。
大切なのはちゃんと見ること。
そして、もっとも難しいことは待つこと!
とにかく気にかけることが大事!!
実際にちゃんと見る・待つ。を意識してみたら、
すぐに朝の抗争の原因に気づくことが出来ました。
実は息子は、わたしが家事や仕事に行く準備している間、自分で服を着て、準備を済ませ、あとは出発するだけ!の約束を守り、おもちゃのブロックでなんとも芸術的なお城?を完成させて今か今かといい子に待っていたんです。
褒めてもらえる!喜んでもらえる!と信じていたんです。
それなのに、おもちゃで遊んでいるところだけを見て、「早くしてー!」です。
そりゃあ、靴も履きたくなくなりますわ!!!!!!(ごめんね。
出来ることが増えていって、出来るのが当たり前になってきてからひとつひとつ、承認してあげることが出来ていなかったことに気づきました。
言われたことを守っていたのに、そこは見ずに理不尽に叱られたら。
本当の部下だったら退職していたかもしれませんね・・・・・(;´∀`)
息子に対しては見ること、待つことでちゃんと承認ができるようになりました。
では、わたしは?
見てもらってなかった?待ってもらえてなかった?
あれ?そんなことない。笑。
もう一度確認してみましょう。
能力があるのに
・少なからず能力がある、または出来るようになるはず(なってほしい)からその仕事を依頼してもらえている
ネガティブな部下
・ポジティブキャラを装おってきたけど、実は新しい挑戦は、「え?こんなこともできないの?」と思われるのが怖くて(・・・出来ればやりたくないな)と、思いっきりネガティブになってしまう
あー。これ、あれですね。
自分の勘違いですね。
保身的思考の鎧というやつです。
息子の場合は、実際に見てもらってない!待ってもらってない!と事実です。
しかし、わたしの場合は、見てもらってる気がしない!待ってもらってる気がしない!だからできない!という大人ならではの身を守る言い訳。
でも、日本全国の上司のみなさん。
全然いばって言うことじゃないですが、
わたしみたいな人って多いんですよ。えっへん。
部下がネガティブすぎて困っている方必見!明日からできること
ちゃんとみてあげないと
人間ってネガティブになるんですって。
なので、おすすめの対策は、
部下のいいところを3つ書き出すこと!
そして3つだけ注目してそれができたときには褒める!さらに言われて嬉しい言葉をリサーチするとなお良し!
ちなみにわたしは
「さすが!」
「頼りになるわー」
「いつもありがとう!」
あと、「今日もかわいいね」です。笑
※これがセクハラに当たるこんな世の中じゃポイズン。
部下が自信をなくしてしまうのは
頑張っても意味がないから。
見てもらえないから。
だから。
楽したくなるし、さぼりたくなる。
褒められるためにやってるわけじゃないけど
関心をもって褒められたいじゃない。
にんげんだもの。
「ありがとう」と言われたら、
なんだかんだでがんばれちゃうのです。
だから全国の上司の皆さん。
ちゃんと見てあげて〜。待ってあげて〜。
必ずネガティブ部下は気づきます!!!
どうか信じて、あきらめないで~。
まとめ
わたしは自分の過去の体験から、できないと思い込んでいただけだったと気づき、承認してもらえたことを、自信に変えることができました。
そして、「出来るとしたら」「分かるとしたら」と思考を変えることで仕事はもちろん、子育てを通しても変化を感じることがたくさんありました!
正直、今でも「出来るかな?」「あーーー分かんない!」と不安になること、逃げ出したくなることはたくさんあります。
それでも、絶賛!
『能力があるのにネガティブな部下』代表から、
『能力があると信じてベストを尽くすポジティブな部下』を目指して、日々奮闘しています。
わたしがポジティブな言葉、姿勢を心がけることで、息子に対してイライラしたり、漠然と不安になることも減ったように思います。
最近は、洗濯物を畳むのを一生懸命手伝ってくれます。圧倒的にひとりでやったほうが早いです。笑
それでも、ちゃんと見てあげる、待ってあげる、そして、信じてあげたい。
これからも息子に尊敬してもらえるお母ちゃんでいられるように頑張ります!
そしていつか部下ができたとき、こんな人になりたいと思ってもらえるように、いきいきと働いて、成果を出していきます!
子育てからヒントをもらいながら、仕事をもっとたのしくおもしろく!
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
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上司と部下の関係などは、立場や経験の違いから、解釈が異なってしまいコミュニケーションが複雑になってしまう事があります。
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事務局:スズキヒラク