シェアドリーダーシップを導入している3つの企業事例を紹介!実際に取り入れるには?

近年、多くの企業が「シェアドリーダーシップ」に注目し、導入を図っています。

しかし、シェアドリーダーシップの導入を検討する場合、どのように活用すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、シェアドリーダーシップを取り入れることで成果を上げた企業事例を3つご紹介します。

実際の事例を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

シェアドリーダーシップのおさらい

「シェアドリーダーシップ」とは、チームのメンバー全員がリーダーの役割を担い、影響力を持ってリーダーシップを発揮することです。

一人ひとりがリーダーシップを持つことでチーム全体のパフォーマンスが高まり、生産性や業績の向上につながるのがシェアドリーダーシップの特徴です。

また、新たなアイデアが生まれやすかったり、次世代リーダーの育成に役立ったりといったメリットもあります。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

キヤノンマーケティングジャパン株式会社では、キヤノンマーケティングジャパングループ初の案件に対応する際、シェアドリーダーシップを活用したプロジェクトチームを発足しています。

このプロジェクトチームでは、「営業」や「企画」、「ITソリューションスペシャリスト」、「市場品質」など各組織の専門スキルを持ったメンバー10人が主体的にそれぞれの役割を持ってお客さま対応に注力しました。

一つのチームとして連携し、相手のスキルや立場を考えながら巻き込んだり、時には課題解決のため新たな人材を入れたりなど、メンバー全員が同じ方向を向いて進むことで成功に導いています。

株式会社JR東日本テクノハートTESSEI

株式会社JR東日本テクノハートTESSEIは、新幹線車両清掃の専門会社です。

「現場ファースト」の姿勢をとっている当社では、シェアドリーダーシップを取り入れ、現場メンバーが顧客のために動いたり、改善提案を行ったりすることでサービス向上を図っています

また、リーダーシップの発揮を促すには、社員の自己効力感を高めることが重要です。

そのため、自主的なインフォーマル活動のフォーマル化や表彰制度の採用、エンジェルレポートなど、個人の成果を可視化することで自己効力感の向上に努めています。

カルビー株式会社

カルビー株式会社では、社員一人ひとりの持ち味や個性を尊重し、全員が活躍できる組織づくりに注力しています。

シェアドリーダーシップを活用するには評価制度の見直す必要があったことから、従来の年齢ベースの基本給からバリュー評価へと制度を一新しました

500の社員案から策定した「Calbee 5values」をもとに、上司と部下が話し合って行動目標を立て、実践度合いを評価しているのが大きな特徴です。

さらに、2020年7月には「Calbee New Workstyle」を導入し、「圧倒的当事者意識」を重視した働き方の刷新を行っています。

具体的には、次のような内容を盛り込み、多様なライフスタイルに応じた働き方の選択を可能としました。

  • オフィス勤務の社員を対象としたモバイルワークの標準化
  • フルフレックスタイム制の導入
  • 業務上支障がない場合の単身赴任の解除

また、「部署異動の自己申告制度」や「Calbee Learning Café」というオンライン学習会の実施、副業の解禁など、「全員活躍」を確実にするさまざまな施策も実践中です。

まとめ

シェアドリーダーシップを取り入れて成果を得ている3つの企業事例を紹介しました。

新プロジェクトのためのチームや現場対応、評価制度の一新など、社員全員が活躍できる仕組みづくりとして大いに役立つのではないでしょうか。

今回紹介した事例をもとに、自社に合わせたシェアドリーダーシップの導入を検討することをおすすめします。

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