2022.06.09
スタッフブログ
私は研修の中などで相互依存という言葉をよく使う。
プロとプロがお互いに力を合わせることで、1+1=2以上のパフォーマンスを発揮するような状態だ。
その状態を説明する際に「わたし、失敗しないので」でおなじみドクターX外科医大門未知子の例を挙げている。
どんな天才外科医であっても100%のパフォーマンスを発揮するのは容易ではない。麻酔医として患者の全身状態を管理する内田有紀はもちろん必要だ。そして完璧なタイミングで器械出しをするオペ看護師、人工心肺などを管理する臨床工学技師など、さまざまな役割の人たちが誰一人欠けても「100%の大門未知子」ではいられないのである。
つまり、その状況においては、どれだけ天才的で独善的な存在であっても、「わたしが存在していられるのは周りの人のおかげ」となるのである。同時に周囲のサポートメンバーも大門未知子がいるおかげで自分達の役割が生まれている。
通常であれば、医師とそれ以外という職種や役職による上下関係が存在する。
しかし、この目標にまっすぐ向かった際に生まれる対等感こそが相互依存の特徴である。「あなたがいないとだめ」でもなく、「あなたがいなくても大丈夫」でもなく、「あなたがいるともっとがんばれる」という関係性を構築する。仕事でも恋人でも家庭でも友人でもなんでもいいので、その関係性こそが最強で最高だ。そんなことを研修中にお伝えさせていただいている。
そんな私が、つい先日、本当に患者となり手術を受けてきた。
先にお伝えしておくと、超ひまな人だけに読んでいただきたい。
こんなことを書くと普段の文章は学びがあるように聞こえてしまって、また墓穴を掘っている感が否めないが、とにかく楽しんでいただければ幸いだ。

大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
2022年6月7日午前10時30分
私は手術を受けた。
背中の右の肩甲骨付近にできていた脂肪腫(しぼうしゅ)の摘出術だ。
それはもう腫瘍の中でも無害中の無害のやつだ。
全くもって命にも関わらず、何かの症状があったわけでもない。
ただただ、気になっただけだ。
誰に晒すでもない、誰に見られるわけでもない、恥じらいもトキメキもない41歳男性の背中だ。
ただ3年ほど前から存在は認知しており、年々少しずつ大きくなっている感じはしていて、なんとなく、将来的にもっとでっかくなったら嫌だなぁ。そんな動機だった。
遡ること3週間前。
いつのまにか病院という場所はふらっと行ってはいけない場所になっていた。
このコロナ禍で電話による事前ヒアリングと予約が常識らしい。
会社のそばの形成外科に連絡。もちろんこっちは理学療法士の免許持ちだ。専門用語で自分の状況を簡潔に説明することなど朝飯前なのである。(ただし一度も病院勤務などしたことがないペーパー医療従事者であり、車の免許だったら一度も車の運転したことがない人が何を偉そうに。という状況なのは幸いにもバレてはいない)
初診の日も、診て3秒で「はい、脂肪腫ですね〜。手術前の血液検査しましょうね〜」で、同意書を書き日程を決めた。
万全の体調で当日を迎えた私は、きっちり10時30分に処置室にいた。
とても簡素な手術、いや、そこにいた全員が簡素な簡素な10分ぐらいで終わる【処置】ぐらいの予定だったのだ。だからこその処置室。ただカーテンで仕切られた部屋で医療従事者が何度もうつ伏せに寝た私の目の前を通り過ぎて行った。
担当は女性ドクター。落ち着いたトーンで「よろしくお願いします」と、挨拶をしてくれた。
そして助手を務める女性の看護師さん。ドクターが背中に麻酔を打っている際に背中をトントントントンしてくれていた。これは「タッピング」と呼ばれる手法で患者の気持ちが少しでも落ち着くようにという優しさ溢れるテクニックであり、41歳の男性をうっかり子ども扱いしたわけではないのである。
麻酔が効力を発するまでの間に、再度、これから行う手術の概要と見通しを話してくれた。決して愛想がいいわけではないが気配りをしてくれる女性ドクターと看護師であった。
この時に私の頭の中でドクターエックス大門未知子のオープニング曲が流れていたのは言うまでもない。
背中の局所麻酔が効いてきたのを確認して手術がはじまった。
ややテンションが上がった私は
「麻酔すご!全然痛くない!」と、
誰も得しない、何の生産性もない、笑いも気づきもない、ただ二酸化炭素を増やすだけの言葉を発していた。
それから30分後。手術はなぜか続いていた。
簡単な処置だったはずだ、10分ほどで終わる簡単なやつだったはずだ。
なぜだ?なぜドクターはまだ私の肩甲骨付近に開けた穴から鉗子をツッコんでいるのだろう?なぜ何かしらの軟部組織を引っ張り続けているのだろう?
雲行きがおかしい。
「せ、先生、ど、どうされました?」
「あ、いえ、問題ないんですよ。問題ないんですが、腫瘍が思いのほか深いところにあって」
なるほど、確かに外から見ただけではその腫瘍がどの深さにあるかは分かりにくいのかもしれない。
「で、でも順調ですからね。あ、安心してくださいね」
どう考えても動揺している。よし、ここはあれだ。あれしかない。
相互依存だ。
「あ、あの、なんか私にできることがあったら言ってくださいね」
うつ伏せに寝て肩甲骨あたりにぱっくり切れ目が入っている男が、手術中のドクターと看護師を助けようとしているのだ。
それはもう滑稽だったのだろう。
二人して私の背中越しでも分かるほどの苦笑いをしてくれた。
それなのにドクターがノッてきた。
「じゃあ、今どんな仕事をされているか教えてください(苦笑)」
任せろ。
そんな話は任せろ。と。
企業研修をやっていること。チームビルディングや、マネジメント向けの研修が得意なこと。
おそらくその医院史上もっとも流暢に話す患者がそこに誕生した。
うつ伏せ背中ぱっくりお喋り男だ。
ドクターも看護師も「おい、まだかよ?」系の患者だと焦って非常にやりにくいらしい。
その点、うつ伏せ背中ぱっくりお喋り男は非常にやりやすいのだろう。
いや一周回って逆にやりにくかったかもしれない。
しかし、ドクターも看護師もリラックスしてくれたのか、色々話しかけてくるようになった。
「かなり深いところに腫瘍があります。今、筋肉を切ってもう一つ深い層に進んでいます。」
「せ、先生、かなりの大手術じゃないですか?」
「そうなんですY O!診察のドクターからの報告とはかなり話が違うんです。」
「そうだったんですね?」
「どうしよう、これ全然終わりが見えない」
「止まない雨はありませんよ、終わらない脂肪腫もありません」
「www」
「あなたならできます」
「ありがとうございます!私できます!やります!」
こうして、私たちは背中の脂肪腫を囲んで一体感を育んでいったのだ。
医師、看護師、患者。の3名が個を発揮し、長所を生かし、1+1+1=3以上の成果を出したのだ。これこそがチーム医療(違う)
ファースト切開から約1時間、ついに待ちに待った一言が
「み、見えました!終わりが見えました!」
全員の脳内に負けないで♪が流れた瞬間だった。
そして、背中から何かが取り出された。
決して爽快感ではない。何かが取り出されたことだけがわかっただけだ。
「ご覧になります?」
「え?見ます」
目の前に現れたのは、
牛ホルモン一人前
「焼肉屋で見るなぁ。これ」
「www」
「いや本当、福永さんのおかげで最後まで集中できました」
「(本当か?)笑。もしよかったら YouTube始めたんで見てください」
「www」
処置室が苦笑いと優しい一体感で包まれた。
丁寧に縫っていただき手術は終了。
こうして、うつ伏せ背中ぱっくりお喋り男は、背中縫われお喋り男になって帰路についたのである。
相互依存は心持ちと行動だけで成し得ることができる。ということを伝えたい。
ただし、病院ではお静かに。
・生産性を向上させたい
・人材育成で課題を抱えている
・会社に一体感を作りたい
など、お悩みをお持ちの経営者・管理職の方に動画をお届けしていきます!
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事務局:スズキヒラク
この記事を書いた人
福永寿徳
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
2024.06.20
1年中○月病!?働く大人女子のためのセルフケア
スタッフブログ5月病とはよく知られた言葉で学生や新入社員が、新しい環境の変化についていけずにG W明けに無気力な状態になることから名づけられたそうです。 そして、なんとか新年度のバタバタも一段落!あっとゆうまに今年ももう半分が過ぎようとしていて、さて頑張るぞー! と気合を入れ直したところで、なんだかやる気が出ない、何をするのも億劫。 これってもしかして5月病?でも、もう6月なんだけど・・・ フラップスプランの笑顔担当。一児の母。歌を愛し歌に愛された女。 働く人のサードプレイスとしてワンネス経営アシスタントトレーナー&毎月50名のメンタリングを担当。東京マラソン2023でサブ4達成! 投稿一覧へ 5月病だけじゃない!? ワンネス経営研修は、マネジメント育成がメインですが導入企業様からリクエストで今年も新卒者向けに合同新卒研修を開催中!2回目はまさにG W明け・・・全員出席でホッとしておりました。 新生活は、慣れないことも多く、知らず知らずのうちにストレスがたまりますよね。気づかないうちに無理をしてしまうことも少なくありません。 激しい就活をパスしてやっと入社できたのに、カラダもこころもついてこない。とってももったいないですよね。 ここまでたまったストレスや疲労に、さらに追い打ちをかけるのが梅雨!6月は1年間の中で1番日照時間が短い月です。 活動量が減ることでしあわせホルモン(セロトニン)の分泌量が減ってしまう!イライラしたり、感情が不安になったり、寒暖差で体調も崩しやすい。 やっと仕事にも慣れて、できることが増えてくると多少の不調があっても「このくらい大丈夫。もっと頑張らないと!」と走り続けてしまう。気付いた頃にはもうハートブレイク!でございます。 じゃあ、梅雨が明けたらハッピー!?もうひと頑張りしようと思ったところで猛暑で7月病?夏休み明けの9月病?師走に追われ、お正月明けの1月病?・・・1年中、何かしらのストレスで『〇月病』と名付けようと思えば、すべての月に割り当てることができてしまう。 やだー!もう、ずっと体調悪いじゃないの!! メンタリングお悩みTOP3 月に50人以上、新卒から役員の方までメンタリングさせていただく中で仕事の充実度、業務の負荷、そしてプライベートのことまで色々なお悩みを聞かせていただいています。 そんな中で多いお悩みあるある。 その1この時期、症状として最も多いのが頭痛! ・朝から会議や商談で忙しく、夕方ごろにズキズキ。・1日中パソコンと向き合っていると、首や肩がガチガチで頭もギュー。・仕事中は平気だけど、休日になるとガンガンする。 その2寝ても寝てもなんかだるい!倦怠感や疲れ ・朝起きるのがとにかくつらい!・風邪の症状から始まり、治ったはずだけどなんだか午後ボーッとする。・疲れて何もできない、帰ったら寝落ちしてて自己嫌悪。 その3とにかく無性にイライラしたり、泣きたくなる。 ・プレーヤーとして優秀な人がマネジャーとなって自分と同じように仕事ができない部下に、いらだちー! ・仕事が立て込んでいる中、いつ来るの!?な生理にモヤモヤ。 P M S症状については💁♀️おすすめ記事 働く女性のためのPMS対策 https://flapsplan.co.jp/blog0246 私は医者ではないので、お薬を処方することはできませんが、自分自身のカラダとこころと日々向き合うことで改善してきた生活習慣やセルフケアの方法、ワンネス的くよくよ悩みの処方箋をお伝えさせていただいています。 メンタリングを年間600人以上やって分かったこと話せ、笑え、食え。そして寝ろ!!!です。 おすすめ図書 大人女子的カラダのトリセツ なんとなく不調のトリセツや、症状から具体的な病名がわかるセルフチェックシートで悩みをクリアに!セルフケアも詳しく紹介されているので女性のカラダのSOSに一冊持っておきたい保存版。withコロナ時代の基礎知識&免疫力UP方法もしっかり掲載。正しい手の洗い方やマスクの付け方までイラストで教えてくれて勉強になりました♡ まとめ メンタリングを通して、受講者のみなさまからいただくお喜びの声で「話すことで思考の整理ができた。」「自分でも思いもよらないところに気づきがあった!」「聞いてもらえてこころが軽くなった、スッキリした。」 これはメンタリングの最大の効果で、私自身も人に話をする、人に話を聞いてもらうことで自分1人の悩みじゃなくて、あるあるなんだー!って救われることがたくさんあります。 コロナ禍で働く環境が自由に選べるようになったことで「ひとり」を選択する方も増えています。とことん集中したい方や、人間関係にストレスを感じていた方にとっては、顔を合わせなくて済むというのはメリットになります。 一方でコミュニケーションが希薄になって人間関係が「疎」になると、ちょっとした会話で発散できたり、気軽に相談したりすることができなくなるデメリットも大きいと感じます。企業にとっても大きな課題です。 わたしも相談が苦手でしたが、言葉や文字にすることでくよくよは圧倒的に減りました。「話す」は「放す」なんだなって思います。 そして、私なんぞが悩むことは、世の中の人がたいてい何年も前に解決してくれています。笑 是非、社内の同僚や家族や恋人に、「たわいもない話をする」時間、自分のカラダの不調やこころのSOSに耳を傾けてあげる時間を大切にしていきましょう! ワンネス導入いただけたら、いつでもメンタリングさせていただきます!
2021.12.21
ホームページをリニューアルしました!
スタッフブログこんにちはフラップスプランで制作をさせてもらっていますスタッフのスズキヒラクです! この度弊社のホームページをリニューアルいたしました! 弊社は「もっとたのしくおもしろく働く人を増やして、生き生きと成果を出すチームを日本中に創る」というビジョンのもとワンネス経営®︎を行なっています。 そしてホームページのブログ記事でも、・もっとたのしく働きたいと思っている方・生産性の高いチームづくりを目指している方にヒントになるような情報を発信していきたいのです。 発信していきたいのですが、ここでひとつ課題が見つかりました。 以前のホームページではブログをみなさんに快適に読んで頂く工夫がすこし難しかったのです。 「たくさんの人に私たちのブログを読んで頂きたい。」「そこからヒントや気づきが生まれてみなさんの力になれたらとても嬉しい。」 こんな想いでサイトをリニューアルしました。 様々な機能が実装! リニューアルによって今までなかった機能を増やすことができました。 少し興奮気味に紹介させてください。 BLOGカテゴリー 5つ! 大きなカテゴリーは5つあります。 話題の人にインタビューなどをさせて頂く「特集」 働き方について考えてみる「リーダーシップ」 チームの生産性を向上させる「チームづくり」 ワンネス経営研修がどの様な企業様に導入して頂き、どんな雰囲気で進んでいるのかがわかる「レポート」 弊社スタッフの気づきをおもしろおかしく共有させていただく「スタッフブログ」 興味があるカテゴリーを是非チェックしてみてください! キーワード検索機能! https://youtu.be/lVthvsQ3Eds 知りたい内容のキーワードを入力して検索して頂くことも可能になりました。「コミュニケーション」や「教育」など調べていただくとお力になれる記事が表示されます! ライター別でも! 記事を書いた人別で読んで頂くのも面白いと思います。 代表の福永が書いた記事はこちら! 水越ユカが書いた記事はこちら! 私スズキヒラクが書いた記事はこちら! 私の記事に学びは少ないですが、社会人1年目が小石につまずき大転倒しながら仕事に向き合う様子をあたたかい目で見て頂けると幸いです。 実は人気記事のランキング機能もあるんです トップページで下までスクロールしたところに人気の記事がランキング順で表示されています。 皆さんに読んでいただいてランキングが日々変動する様子を記事執筆の励みにしております。 コメント・シェア以上に嬉しいことはありません! さらにさらに記事を読んでの感想などをコメントしていただける欄もあります。 https://youtu.be/iEe35LiVZnE 匿名ですので「良かった」「おもしろかった」「ちょっと分かりにくい」などなど頂けますと飛んで喜びます。改善のご提案はすぐに反映させていただきますね。 そしてコメントだけではなくSNSでのシェアもお待ちしております!シェアしていただいた方には金一封をお渡ししたいのですがそこまでの財力がございません。心からの感謝をお伝えさせていただきます。 これからもサイトの改善・情報発信を頑張っていきます 他にも様々機能がリニューアルによって追加することができパワーアップいたしました。ですがまだまだ課題は山積みです。より楽しんでいただけるサイトになるよう管理者として頑張っていきます! また、Youtubeチャンネルと公式ラインでの発信も行っています! Youtubeによってワンネス経営®の内容を3分の動画で手軽に復習できるようになりました! 公式ラインでは日常で感じた小さな気づきを仕事の生産性を向上させるヒントと共にお届けしています。 仕事の取り組み方や組織・チームについて課題が見えた時、一息つきたい時に是非ご覧ください! 事務局:スズキヒラク ワンネス経営®︎公式LINEを追加! https://youtu.be/DLJ-dJpQkq0 https://flapsplan.co.jp/blog0100/
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