2022.07.26
チームづくり
目次
「一人ひとりの能力が発揮できていない」
「チームがバラバラでまとまらない」
仕事の成果を上げるためには、メンバー一人ひとりが自分の力を発揮しながらチーム全体で目標達成に取り組む必要があります。しかし、理想的なチーム作りに悩む方も多いのではないでしょうか。
そのような課題を解決するためにも、ビジネスシーンにおいてチームの構築、すなわち「チームビルディング」が必要不可欠です。
チームビルディングとは、メンバーのスキルや能力、経験などを最大限に引き出して、まとまりのあるチーム作りに取り組むことを指します。
そこで本記事では、このようなチームビルディングに活用できる手法として、代表的な2つのフレームワークについて解説していきます。
チームビルディングの手法には、代表的フレームワークとして「タックマンモデル」と「GRPIモデル」があり、これらを活用することでスムーズなチーム構築に役立ちます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「タックマンモデル」は、1965年に心理学者のブルース・W・タックマンが提唱した、チームビルディングの発達を表すモデルです。
理想の組織を作り上げるためにはさまざまな問題解決のプロセスを経る必要がありますが、これを以下の5段階に分けた考え方になります。
このように段階に分類することで、チームが次の段階に移行するためにはどのようなチームビルディングが求められるのかが明確になります。
それぞれの段階について、以下で詳しく解説していきます。
形成期(Forming)は、チームが結成されたばかりの最も初期の段階を指します。
この段階では、メンバーがお互いの性格や能力・考え方・価値観などが把握できていません。
そのため、緊張感やぎこちなさが生じがちです。
次の段階に移行するためには、メンバー同士がお互いのことを知り合うのはもちろん、チームとしての目標を確認し合う必要があります。
チームでの活動を進めていくうちに、メンバー一人ひとりの仕事の進め方や考え方における違いが明確になります。
そこで意見の食い違いが発生し、軋轢や不満が生まれるようになる段階が混乱期(Storming)です。
この混乱期は、チームビルディングを行う中で必ず訪れるものとされています。
お互い納得いくまで話し合ったり、リーダーが業務量を調整することや一人ひとりのメンバーと向き合うことが重要になるでしょう。
混乱期を乗り越え、メンバー全員が共通の目標や役割を持てるようになった段階が統一期(Norming)です。
メンバーがお互いのことを理解し、信頼関係が構築されるため、多少の意見の食い違いがあっても自然に解決される場面が多くなります。
ただし、間違った方向に統一されていては目標達成ができません。
この段階では、リーダーがしっかりビジョンを示し続けることに努める必要があるでしょう。
チームが組織として成熟し、メンバー個人の自立性が高くなる時期が機能期(Performing)です。
メンバーは自身の役割を正しく認識し、率先して行動できるようになります。
また、お互いをサポートし合いながらまとまって活動するため、次々と成果が出てきます。
チームとして最もパフォーマンスを発揮できる時期ですが、長続きさせるには、リーダーがメンバーに対してリフレッシュを促すといった工夫も必要になるでしょう。
目的を達成できたり、時間の制約を受けたりしてチームが解散する時期が散会期(Adjourning)です。
メンバーはそれぞれ次の目標やプロジェクトに向けて動き出しますが、リーダーからポジティブな感想を伝えることで、より前向きに進んでいけるでしょう。
「GRPIモデル」は、組織開発コンサルタントのベックハード氏が提唱した、組織の健全性を考えるフレームワークです。
このモデルでは以下の4つの要素に着目し、健全に機能しているかを順番にチェックしていきます。
4つの要素の頭文字を取って「GRPI(グリッピー)」と言われています。
目標達成に向けて、メンバーのあり方や手順など身近な部分にとらわれがちですが、この4つの要素を順番に確認していくことで本質に気づくことが可能です。
では、それぞれの要素を説明していきましょう。
チームが目指すべき目標(ゴール)を明確にし、メンバー全員が合意できるように設定します。
無理な目標設定やリーダー一人で決めることは、メンバーのモチベーション低下につながりかねません。
必ず全員で話し合って、納得した上で決定するように心がけましょう。
上記のGoal(目標)を達成させるため、タスクをピックアップしてメンバーの役割を決めていきます。
その際、スキル・知識・経験の観点で適切な役割をメンバーに割り振ることが重要です。
また、チーム全体のバランスを考慮した配置や不足分の補充の検討も必要になります。
メンバーの役割を決めた上で、目標達成するためにはどのような手順で進んでいくべきかを決定します。
ここでは、業務の手順や連携方法、意思決定フロー、評価基準などを明確にしなければなりません。
中間目標や細かな目標の設定によって、手順決定が容易になります。
目標達成には、チーム内での円滑なコミュニケーションが不可欠です。
目標・役割・手順を合意形成した上で、さらにメンバー間の関係性が重要になってきます。
日々のコミュニケーションは十分行われているか、お互いの信頼関係は築かれているか、といった点を確認する必要があるでしょう。
今回は、チームビルディングの実践に役立つフレームワークを2つご紹介しました。
いずれの内容も、リーダーがチームビルディングにおいて心がけるべき事項ではないでしょうか。
また、チームが目標達成に向かうためには、メンバー全員の個の力が必要です。
能動的な状態で、最大限の力が発揮できるような環境作りが重要になります。
今回のフレームワークの内容を意識することで、チームをさらに強固なものにしていきましょう。
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事務局:スズキヒラク
この記事を書いた人
泉水 ちか
東京都在住のWEBライター。フリーランスで様々なジャンルのライティングをこなす。人のこころに興味があり、心理学・カウンセリングの資格を多数取得。マーケティングにも活かすべく奮闘中。趣味は映画鑑賞(ホラーやアクション!)と温泉・銭湯めぐり。長年、放送業界にいたため音楽に詳しい。運動嫌いのインドア派だが夏フェスは好き。ラーメンと寿司と焼肉があれば大丈夫。
2022.09.27
アンガーマネジメントの必要性を意義から実践方法まで分かりやすく解説
チームづくり「その場の感情にまかせて相手に怒りをぶつけてしまった」 「ちょっとしたことでイライラしてしまう...」 「職場の雰囲気をより良くしたい」 コロナ禍における環境変化のストレスもあり、怒るほどでもないようなことにもイライラするようになったという声もある、昨今。 怒りの感情をうまくコントロールし、ビジネスやプライベートの場面で活用することで好影響をもたらすアンガーマネジメントが注目されています。 とくに、怒りが支配する職場は誰もが働きにくく、怒られない方に意識が向いてしまい、結果として不正を隠すといったことに繋がりかねません。 アンガーマネジメントを活用することで、今以上にポジティブに仕事と向き合えるはずです。 本記事では、アンガーマネジメントの意義から実践方法まで詳しく解説していきます。 アンガーマネジメントの意義 アンガーマネジメントは、怒りの感情とうまく付き合うための心理トレーニングのことです。 もとは1970年代にアメリカで、DV加害者や暴行事件を起こした犯罪者に対する矯正プログラムとして開発されたと言われており、今では広く一般的に使われています。 前提として、アンガーマネジメントの目的は「怒らないようになること」ではありません。 怒りは、身を守るために必要な感情です。しかし、怒りの感情により深刻な問題を引き起こすこともあり得ます。 そのためにアンガーマネジメントで大事にしているのは、怒ることを抑え込むのではなく、怒りの感情との向き合い方を変えていくためのアプローチです。 アンガーマネジメントを活用することで、良好な人間関係を築けるようになるだけでなく、気持ちに余裕をもって過ごせるようになるでしょう。 職場におけるアンガーマネジメント アンガーマネジメントをビジネスの現場で活用することで職場の人間関係を良好にします。 怒りの感情をコントロールできずにいると、人に当たってしまったり、自分を責め過ぎたりして職場の雰囲気を悪くしてしまうのは想像に難くないでしょう。 特に、上司が感情的になり、部下に怒りをぶつけてしまうと、部下は上司の顔色をうかがうようになります。 本来であれば、お客様との良好な関係を築き、顧客満足度を高めることで自社の利益を最大化させることを目的とすべきでしょう。 しかし、部下が上司の機嫌ばかり気にしている状態になっていると、本来の目的を達成できません。 そのため、アンガーマネジメントを管理職研修、マネジメント研修に導入する企業が増えています。 心理学における怒りの感情のメカニズム 「なぜ怒るのか」という根本的な原因を理解することで、アンガーマネジメントがしやすくなります。 ここでは怒りの感情が沸き起こるメカニズムについて紹介します。 まず怒りの背景にはどんなものがあるでしょうか。 不安や悲しみ疲れや孤独焦燥感恐怖 など、怒りの感情にはさまざまな背景が隠れているものです。 これを第一次感情といいます。 怒りの根本的な部分では、不安や怖れ、辛いといったネガティブな感情があります。 たとえば、「仕事がうまくいかない」「意見がぶつかった」といった出来事が積み重なると無意識のうちにネガティブな感情がたまってしまいます。辛く感じたり、不安を覚えたりする人も多いでしょう。 第一次感情が小さいうちに解消できれば問題ないのですが、ため込んでしまい容量オーバーとなったときに怒りが沸き起こります。 あふれ出した怒りの感情は、第二次感情です。 この第二次感情は、第一次感情がなければ発現しません。 怒りは自分を守るために必要な感情ですが、どんな第一次感情を背景にしているかを理解することが大切です。 つまり、アンガーマネジメントは第一次感情とうまく付き合うためのトレーニングといえます。怒りの感情をなくすのは不可能ですが、怒りのきっかけとなる背景を理解することでうまくコントロールできるようになるでしょう。 アンガーマネジメントがもたらす効果 怒りの感情とうまく付き合うようになることで、自分だけでなく周囲にも良い影響をもたらします。 アンガーマネジメントがもたらす効果は以下の3つです。 人間関係が良好になる感情をセルフコントロールする力がアップする取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する それぞれ以下で説明します。 人間関係が良好になる アンガーマネジメントで怒りの感情をコントロールできるようになると、周囲と良好な人間関係を構築できます。 怒りのままに感情を相手にぶつけてしまうと、相手はストレスを感じてしまいます。そうなれば、相手との関係性はギスギスしてしまうでしょう。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできれば、自分の気持ちを分かりやすく相手に伝えられるようになるのです。 感情をセルフコントロールする力がアップする 怒りの感情とうまく付き合えるようになることで、感情をセルフコントロールする力がアップします。 日々コミュニケーションをとるなかで、思わず怒りにまかせて感情的になってしまった経験はないでしょうか。 後から「感情的になって言わなくてもいいことを言ってしまった」と後悔しても、発言を取り消すことはできません。 アンガーマネジメントで感情をセルフコントロールできるようになると、「怒りにまかせて感情的に言ってしまった」という後悔を減らせるようになるでしょう。 取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する アンガーマネジメントによる怒りのコントロールは、業務の生産性向上にも期待できます。 たとえば、集中して行うべき重要な業務があっても、怒りの感情を抱いたまま、業務に取り組んでいても、頭の中は作業どころではなくなっているでしょう。 つまり、ネガティブな感情に左右されてしまうと、作業効率が悪くなるのです。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできるようになると、目の前の仕事に集中でき、結果として生産性がアップします。 アンガーマネジメントの実践方法について ここからは、アンガーマネジメントを具体的にどのように実践すればよいのかについて解説します。 アンガーマネジメントの実践方法は以下の5つです。 ストップシンキング(思考停止させる)コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える)スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する)グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける)タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) ストップシンキング(思考停止させる) 一度怒りを覚えると、さまざまなことが記憶からよみがえります。 このような状態では怒りが膨れ上がり、自分でも手が付けられなくなりますが、頭の中を真っ白にして何も考えない瞬間を作りましょう。 これをストップシンキングといいます。 ポイントは、思考停止させている間は、原因も解決策も一切考えないことです。 心の中を落ち着かせ、気持ちがクールダウンしてから考えを再開させるとよいでしょう。 コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える) 怒りを覚えたときに、自分に言い聞かせる言葉を用意しておき、心の中で唱えることをコーピングマントラといいます。 これは、ストレスの元になる感情に働きかけ、ストレスをゆるめる手法です。 たとえば、「きっと大丈夫」「想定内だから問題ない」といった自分にとって怒りを落ち着かせる言葉を見つけましょう。この時の言葉は、自分の心が落ち着く言葉でよいので、好きなペットの名前でも大丈夫です。 スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する) スケールテクニックは、自分がどのくらい怒っているのかの度合いを数値化し、怒りを静める手法です。 怒りを覚えたら、10段階でその気持ちに点数をつけます。0をまったく怒りを感じていない状態として、10は「絶対に許せない!」と思うほどの激しい怒りです。 こうして怒りの度合いを数値化することで、「これは2だから、たいしたことないな」「これは7くらいだからかなり怒っているぞ」と自分を客観視でき、具体的な対処方法を考えることができるようになります。 また、点数づけに集中することで、怒りの感情にストップをかける効果も期待できます。 グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける) 怒りで頭がいっぱいになると、他のことが考えられなくなります。そんな時はグラウンディングが効果的です。 グラウンディングとは、怒りを覚えた時に別の物事に注目することで意識をそらす手法のことをいいます。 たとえば、パソコンに向かっていたら、ディスプレイの形状をひたすら観察したり、傍らにコーヒーがあれば、コーヒーの香りや味をしっかり味わうなど、目の前の物事に集中しましょう。 つまり、強制的に「今」に集中することで、怒りの増幅を防ぐことができるのです。 タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) 怒りは覚えた直後が最も激しく、段々と沈静化していきます。そのため、怒りを覚えたら、最低でも5〜10秒ほど間を置くことがおすすめです。 一度その場を離れ、感情の流れをリセットし、さらに深呼吸や軽いストレッチをすると高ぶる気持ちが静まります。 タイムアウトの手法を活用し、感情のままに怒らなくても済むように切り替えましょう。 まとめ 怒りの感情は周囲に伝播する性質も持っているため、職場の雰囲気にも悪影響を及ぼします。 一人ひとりがアンガーマネジメントを身につけることで、職場の人間関係は良好になり全体の雰囲気も大きく改善するでしょう。 皆が働きやすい職場になれば、業務効率も上がり生産性向上にも期待できます。 また、アンガーマネジメントにより、怒りの感情とうまく付き合えるようになると日々のコミュニケーションがスムーズになります。 コミュニケーションが円滑な雰囲気の良い環境づくりのためにも、アンガーマネジメントを取り入れてみてはいかがでしょうか。 コミュニケーションの課題を解決するにはワンネス経営®︎ ワンネス経営®では公式LINEやYoutubeチャンネルでチームづくりのコツや社内コミュニケーションの改善術をお伝えしています。 立場や経験の違いから、同じことを話していても解釈が異なってしまいコミュニケーションが複雑になってしまう。 そんな時、注意するべきなのか? すぐに試していただける具体的な行動方法まで詳しく丁寧に配信しています。学びを活かして、ひとりひとりが躍動し活躍する強いチームを目指しましょう。 皆さんのチームビルディングにワンネス経営®︎をご活用ください! 事務局:スズキヒラク LINE友達追加はこちら!ワンネス経営®︎公式LINE たった3分の動画で認識を揃えることができます!ワンネス経営®︎公式Youtube https://youtu.be/JMdGhmrIn8A
2023.08.15
デザイン思考を社内で実践するには?3つのポイントと役立つフレームワークを紹介!
チームづくり「デザイン思考」は、デザインの手法をもとにし、商品やサービスにおける本質的な課題をユーザー視点から見つける考え方です。 デザイン思考の導入を検討する場合、「どのように実践すればいいのか」「実践する際に役立つ方法が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。 デザイン思考を社内に浸透させるには、実際に取り組んでみることが重要です。 今回は、デザイン思考を社内で実践するためのポイントとフレームワークを紹介します。 デザイン思考を実践するためのヒントを探している場合、ぜひ参考にしてみてください。 デザイン思考を実践する3つのポイント デザイン思考は、下記の3つのポイントを押さえて実践することで社内に浸透しやすくなります。 デザイン思考の研修を実施する 社内ワークショップを実施する 実践を繰り返し行う それぞれ解説します。 デザイン思考の研修を実施する 近年では、デザイン思考の研修を行うケースが増えています。 この研修では、多くの場合、外部から講師を招いてデザイン思考のプロセスを座学で学びます。 理論的な知識を得ることで、受講者はデザイン思考の基本的なアプローチや手法について理解を深めることが可能です。 また、単なる理論のみで終わらせるのではなく、実践を重視した体験型のグループワーク研修も効果があります。 グループワークを通じて実際にデザイン思考を体験することで、より実践的なスキルが身に付けられます。 社内ワークショップを実施する デザイン思考を社内に浸透させるには、ワークショップを実施するのも効果的です。 社内のメンバーが、それぞれの時間を割いてワークショップを行うことで、デザイン思考をどのように取り入れるべきか実践的に学ぶことができます。 ワークショップは社員同士のコミュニケーションを促進する場でもあり、情報共有の強化や信頼関係の構築に有効です。 また、さまざまなアイデアが交わされる中で、チーム全体の創造性や共感力の向上にも期待できます。 実践を繰り返し行う デザイン思考を取り入れる上でもっとも重要なのが、現場で実践を繰り返し行うことです。 模擬訓練だけでは得られない経験と学びが、多くの実践を通じて得られます。 たとえば、実際のプロジェクトにデザイン思考を取り入れ、従来とは異なるアプローチで問題解決に挑戦すると良いです。 プロジェクトを数多く経験することで、より高い精度のアイデアを生み出せるようになるのはもちろん、プロトタイプを開発するスキルの向上にもつながります。 デザイン思考の実践に役立つフレームワーク デザイン思考の実践には、下記のフレームワークが役立ちます。 共感マップ(エンパシーマップ) 事業環境マップ ジョブマップ それぞれ解説します。 共感マップ(エンパシーマップ) 「共感マップ」は、ユーザーをより深く理解するのに役立つフレームワークです。 「エンパシーマップ」とも呼ばれ、マーケティング手法の一つとして活用されることも多いです。 共感マップでは、次の6つの視点からユーザーの感情や行動を整理し、状況を把握します。 見ているもの 聞いていること 考えていること 発言・行動 痛み・ストレス 望んでいること 各視点の分析・把握によって、真のユーザーニーズを探り出すことが可能です。 事業環境マップ 「事業環境マップ」は、ビジネスを取り巻く状況を理解するためのフレームワークです。 ここでは、下記の4つのカテゴリーに分けて、ビジネスの環境を分析します。 市場 業界 トレンド マクロ経済 それぞれのカテゴリー別に分析することで、時代に適したビジネスモデルの定義が可能になります。 ジョブマップ ユーザーが商品を購入したり、サービスを利用したりする際に、必ず達成したい目的を「ジョブ」と言います。 ユーザーニーズを的確に捉えるには、ジョブを機能的・社会的・感情的の3つの面から分析する「ジョブ理論」を利用します。 また、ジョブ理論の一環として、満たされているジョブと満たされていないジョブの両方を可視化する「ジョブマップ」というフレームワークの利用が効果的です。 これによって、ターゲットとするユーザーを定義し、そのユーザーが求める機能やトレンドなどを明確化することができます。 すでに満たされている点や充実させるべき点の発見にも役立つため、自社の事業内容を改善する際にも活用しやすいのが特徴です。 まとめ デザイン思考は、実際に取り組んでみることで社内に浸透しやすくなります。 その際のポイントとして、デザイン思考の研修や社内ワークショップの実施、そして何より実践を繰り返し行うことが重要です。 また、共感マップや事業環境マップ、ジョブマップといったフレームワークの活用もおすすめです。 ぜひ、今回の記事を参考に、社内へのデザイン思考の浸透に向けて、実践を進めていきましょう。
2021.11.30
優秀さの幻想
チームづくり「優秀な人を採用したい!!」 中小企業の経営者なら誰もが一度思ったことがあるのではないでしょうか。 社長の想いや考えを理解してくれて、自分で考えて先回りの行動をして最高の成果を出す人。どこかにいないかな。 いるんですよね。ここではないどこかに。 今回は個人の優秀さとチーム力について考察していきたいと思います。 大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。 投稿一覧へ あなたのチームが全員優秀だったら ドラえもんのひみつ道具に「もしもボックス」というのがあります。 公衆電話ボックスの形をしていて「もしも~だったら」の世界を実現するというものです。 ただ、もうこの「公衆電話ボックス」という表現そのものが伝わらないんじゃないかという恐れがすごい。 同義語に「昔はテレビのチャンネルも電話のダイヤルも回してた」がある。怖い。 さて、では実際にチームの全員が優秀だったら最高のチームとなるのでしょうか? ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前職のトレーニング器具メーカーにいた時のことです。 その器具を使ったトレーニング方法の開発を健康や運動指導のプロ10人ほどに集まってもらいチームで検討したことがありました。 そこに集まっていたのが、大きく分けて2つの職種で「医療従事者」と「トレーナー」でした。 この2つの職種。 対象は違えど同じように運動指導を行うこともあります。 誤解を恐れずにいうと、当時は医療従事者のほうが勉強ができて一般的には優秀な人が多かった。ということ。 (現在は全くそんなことはないし、当時も違ったかもしれませんが、私自身が、両方体験している実践者の主観ということでご容赦ください) 当時、私は駆け出しのトレーナーとしてそのミーティングに参加していました。 その場にいることだけで光栄で恐縮していたのをよく覚えています。 (当時は控え目という言葉を知っていた。今は忘れた。笑) そんな人たちが集まって、ある1つのトレーニングについて検討する際に、とても興味深いことが起きました。 「このトレーニングの効果ってどこに一番効いているのかな?」みたいな疑問が出たときのこと。 医療従事者の人たちは、ほとんど体動かすことなく頭の中で筋肉の構造筋肉の付着部や停止部を理解しイメージでそのメソッドについて検討を始めました。 しかし、トレーナー属性の人たちはとにかくまず自分の身体で試すのです。体を動かして自分が体験、体感し自分の変化を言葉に変えて表現していました。 その光景は本当に特徴的で印象的な場面でした。 当時、トレーナーの私はもちろん「あいつら(医療従事者)実際に体も動かさずに何がわかるってんだ!偉そうに!」と思っていました。 後々の話ですが、私も理学療法士という資格を取得してみて当時を振り返るとなぜ、それぞれの考察の仕方がそうなったのか?が理解できました。 それぞれの仕事の特性や資格取得の過程の違いからくる違いでした。 医療従事者はどちらかと言うとなぜそうなるのか?というエビデンスを求められることが多いため、理論を先行し頭で理解する。 逆にトレーナーはどちらかと言うと自らが実践者としてクライアントに見せて指導するため、動きが先行。とにかく実際にやってみて理解する場面が多い。 実は、この2つの検討の仕方、アプローチの違いによってシナジーが生まれていたのです。 もしも頭でっかちで動かない人ばかりが集まったらどうでしょう。 実務者、実行者がいないので仕事は前に進みません。 もしも考えずに動く人ばかりだったらどうでしょう。 どこかに向かって進むかもしれませんが正解の可能性はすごく低くなります。 理論や論理的思考、戦略的思考で動く前に考える人と、考える前に動くことで経験値を積んで実践力を身に着ける人。 この違いにこそ感謝をすべきで最高の組み合わせであるということを理解しないといけません。 つまり ・優秀な人たちほど行動が少なく議論を先行して考えてしまう。頭で考えるが実証実験が行われない。 ・それに比べてあまり考えない人たちはまず行動を起こす。恐れがないから何でも試してみる実体験から実証を得ていく。 この2種類の違う観点のアプローチが最高の成果を生み出すといえます。 私たちには「違い」が存在する 私たちのチームが全員優秀な人間が揃っていれば最高の成果が出るのだろうか? その仮説はどうやら間違っているようです。 ついさっきまで、 「もう一人自分と同じクローンがいたらなんて楽だろう」とか。 そんなことを考えちゃっていたあなたにお伝えしたいことがあります。 心理学の世界には、 あなたと全く同じ人が目の間にいたらどっちかが必要ない人。 という格言があったりなかったりするのです。 私たちには違いがあるからそれぞれが必要なのです。この違いこそが私たちの個性であり魅力。 「人と人との違いに感謝をして積極的に助けを求めることができること」 これがリーダーシップに必要な力です。 今のメンバーに不満を言ったり嘆いたりすることは誰にでもできます。 どのメンバーが集まっても成果を出すのはそのチームのルールや風土であり、それを決めることができるのはリーダーのあなたしかいないことを今一度思い出してほしいのです。 私たちは最高のパフォーマンスを生み出すためにリーダーシップを磨き、ルールや風土を醸成していかないといけません。 自戒を込めて記しておきます。 皆さんのチーム作りのお役に立てれば幸いです。 違いを個性としてチームで生かすために 個人の能力や特性の違いをチームビルディングに活かすことができると、最高のチームを目指せます。チームビルディングは日々の業務中のコミュニケーションなど、ちょっとしたことの意識から違いを生んでいきます。 ワンネス経営®︎の公式ラインでは知っていればすぐにできるチームづくりのポイントを配信しています。皆さんのチームビルディングのヒントにワンネス経営®︎をご活用ください! 事務局:スズキヒラク LINE友達追加はこちら!ワンネス経営®︎公式LINE https://flapsplan.co.jp/blog0037/ https://flapsplan.co.jp/blog0032/
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