2022.10.27
チームづくり
目次
チームづくり、チームビルディングに興味がある方へ
とにかく情報が多いこの時代にこのブログに辿り着いていただきありがとうございます。
めちゃくちゃ勉強になった〜とか、役に立った!とか言ってもらえるかはわかりませんが、読んで損した〜、とか読むんじゃなかった〜とは絶対にならないのでぜひ最後までお付き合いください。

大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
茶道、華道、柔道、弓道…
あらゆる求道の世界には初心者が学ぶべき「お作法」があります。
それはきっと終わりのない探求の旅に出るというハードルを少しでも下げるための手順なのではないでしょうか。
同様にチームビルディングという終わりのない種目にもお作法があります。
それは人と人とが関わり合い相互に協力し成果を出す。
改めて考えてみれば、かなり難易度の高いことです。
しかも、もうあるチームを活性化するのか、新たに人が加わるのか、スタートアップのように全員が初めましてなのか。
一口にチームビルディングと言っても、その置かれている状況によって全く違うアプローチが必要だったりします。
このように終わりも正解もないわけで、ある意味「道」的ともいえます。
ゆえに外してはいけない手順が存在するわけです。
それがこちら
今回は「とある会社の営業部」を例に各項目について解説していきます。
これは採用の段階と言えます。
ある意味、一番重要なのかもしれません。
どんな人でもどんとこい!という業務のシステム化がされていたり、教育体制が整っていれば問題ないのですが、そんなチームはあまり存在しません。
例えばチームで大事にしているのは「協力」と言っているのに人と協力するのが絶対に嫌いな人が入ってくると双方にとって不利益だったりします。
具体的な取り組みとして
この二つがチームに参加させるかどうか?の段階で約束し、実践できるかがとても大切です。
次に取り組むことは、新しく入った人に業務の中でスキル系の教育です。
一部分であろうが、少しであろうが業務の一端を任せられる状態を先に作ります。この段階での、あり方であったり、仕事への取り組む姿勢であったりというのは最低限で構いません。
なぜなら、まずは本人が「他者の役に立つ」感覚を持てること、そして周囲からもそのように認識されることがとても大切です。
なぜなら、仮に誰よりも早く出社して、みんなのデスクを拭くといった貢献活動をしていても、実際の責任業務の中で自分が役に立てている感覚が持てないとそのチームの中での自己重要感が持てないからです。
そして、いよいよ心の成長が求められます。
もちろんスキルアップと同時でも構いません。
しかしながら、ここが人材育成の最大の関門と言えます。この方法がわからない、できないことによって、社内教育の限界を感じ外部研修などを活用していくことになります。
もちろん、採用の失敗は教育では取り返せないという言葉の通り、採用で半分は決まっている部分もあるでしょう。しかし、教育によってこの壁を突破した事例は無数に存在します。
個人のマインド、心の成長にどのように取り組むかが、これからの時代の経営において最重要課題となるのではないかと予想しています。

自分を知り、他者を知る段階です。
価値観の違いを認め合い、同じ方向に向かう仲間として認識を新たにしていきます。
ただの仲良しグループではなく、高い成果を目指すプロ同士としてのコミュニケーションを取るための準備段階です。
前段階を経て、相手に対して本当に大切な情報を伝えることができるようになる必要性があります。
フィードバックとは、事実について感想を伝えること。
アドバイスとは、個人的な体験に基づき行動変容を促すこと。
リクエストとは、もっとこうなって欲しいとニーズを伝えること。
例えば、同じチームの先輩に対して「いいことだと思う」というフィードバックは誰でもできますが、「それは悪いことだと思う」ということをまっすぐ伝えられる後輩はなかなかいません。しかし、それこそが強いチームに必要な関係性です。
多くの人が「いい人」でありたいので、意見をまっすぐ伝えられない。という病にかかっています。そして、伝える勇気のない自分のことは棚に上げて、「ストレス」と呼び換えているのです。ここのフェーズはとても大切です。
特にリーダーとなる人は目指す必要性があります。
経営者の熱量100が末端スタッフに100として届くことはありません。
だから経営者は200とか300の熱量で話すのですが、それでも限界があります。
そのために、途中でその熱量を中継してくれるスピーカーが必要なのです。
これこそが中間管理職の真の役割と言えます。

人間は忘れる生き物です。
信じられないぐらい忘れます。昨日の昼ごはんすら覚えているか怪しいものです。
私は1週間前に履いていた靴下の色なんて確実に覚えていません。
ですから、常に意識させる必要性があります。
日常の中でいかに共通言語を使っていくか。学びで得たノウハウを活用するか。
そっくりそのまま継続力という言葉につながり、学びの日常的な活用度合いこそが長期的成果につながる重要指標とも言えます。
だからこそ定期的なM T Gや復習など仲間同士の時間の共有が大切になるのです。

いかがだったでしょうか?
ご自身のチームはどの段階でしょうか?
人間は感情の動物です。
メンバーとの距離が近すぎて客観的視点で見れないこともしばしばあるでしょう。
「自分はできてるのにメンバーの能力が低いせいでうまくいかない」
「自分はちゃんと伝えているのにメンバーが受け取らない」
まずはそこを認めて、感情と事実を分けて考えてみてください。
現状を正しく認めることができれば、必ず前に進めます。
チームビルディングの手順を大切にして最強で最高のチームを作っていきましょう!


この記事を書いた人
福永寿徳
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
2021.08.17
「苦しい疲れたもうやめたでは人の命は救えない」
チームづくり苦しい疲れたもうやめたでは人の命は救えない 「苦しい疲れたもうやめたでは人の命は救えない」 この言葉をご存知でしょうか? 海上保安庁の特救隊に代々受け継がれている〝心意気〟です。 この言葉の起源は、なんと、サッカー元日本代表の本田圭佑選手の大叔父である本田大三郎氏。 横浜市消防訓練センターの初代体育訓練担当教官を務められた本田氏が訓練性を鼓舞した言葉から特救隊風にアレンジしたものだそうです。 参考:https://blog.canpan.info/kaiho-shinbun/archive/254 大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。 投稿一覧へ 私たちは決して人命救助をしているわけではありません。ワンネス経営®︎を通じてインナーブランディングのサポートを行なっています。 ワンネス経営とは?↓ https://oneness-mgmt.jp/about でも、お客様の苦しみと向き合ったとき、この言葉が浮かびます。 実は、私の父親が消防士だったんです。退官後、瑞宝単光章をいただくほど勤勉な人でした。そして、母は看護師でした。 【瑞宝単光章とは】公共的な職務の複雑度、困難度、責任の程度などを評価し、 職務をはたし成績をあげた人に対して贈られる賞だそうです。 私の中にどこかで人命を救うという職業に憧れがあったのか、今もレスキューとか救命24時みたいなTVを見ると胸が熱くなります。 私の仕事のやりがいの源泉に「人を助ける」ということが間違いなくありそうです。 だからこそ、人の問題で悩む経営者を助けたいと思いました。 本来、前進するためのエネルギーを人の問題で後ろ向きに使わないといけない。そんな非効率的なことはありません。 エネルギー高く、強いリーダーが困っている。そんな人を助けることで、そこで働く多くの人を助けることにつながると信じています。 屠龍の技 そしてもう一つ。 私自身が仕事に取り組む姿勢について学んだ体験をお伝えします。 一般財団法人日本コアコンディショニング協会会長・日本ペップトーク普及協会会長の岩崎由純先生から教えていただいた、消防機動隊の言葉に、 「屠龍技」(とりょうのぎ) という言葉があります。 ここからは岩崎先生のブログ引用 ===================== それは荘子の物語から 昔、中国の山奥で龍が暴れていた。一人の青年が、その龍を退治すべく「屠龍技」=(龍を倒す技)を身につけるために精進する。 しかし、その後、龍はその村に二度と姿を現さなかったが、その者は、一生精進し続けた…。「屠龍技」を磨き続けるために…。 さて、辞書では、 (苦労して竜を殺す技を学んだが、竜が存在しないので、その技を用いることがなかった、という故事から)学んでも実際には役立たない技術【広辞苑】 と書いてあります。 何だかネガティブなニュアンスですよね。 ところが、機動部隊ではあえてこの言葉を念頭に精進しておられるのです。 「龍の出現の有無に拘らず屠龍の技を磨く。 但し現れたなら一撃のもとにこれを屠る。 我々の目指す所である。 災害に備えて常に訓練を重ねる。 何もないことと、何もないようにしたこととは天と地の差がある。 これが、私達消防そして六本部機動隊の心得である。」 ===================== 引用元:ペップトーカー岩﨑由純 ハイパーレスキュー(続き) もうやばいですね。 たぶん87回ぐらい聞いていますが(2021年現在)、コピペしただけで泣きそうになりました。笑。 私たちはお客様のチームが生き生きと成果を出すために、もっとたのしくおもしろく働ける職場づくりのサポートをしています。 たのしさは緩さや甘さとは違います。おもしろくは好奇心が止まらない状態です。 だからこそ、時に厳しいことを伝えないといけない局面があります。相手のために正面からぶつからないといけない局面があります。 決して私たちが妥協したりあきらめたり、迎合してはいけないのです。 私たちは熱く爽やかにとことんまで寄り添います。 そして、いついかなる状況に対しても対応できるよう、私たち自身の心身のトレーニングを怠らず日々精進してまいります。 きっと、この文章を読んでいらっしゃるあなたも、 あなた自身の夢や目標に対して挫折しそうになることがあると思います。 そして、仲間の夢を応援したり、サポートしたりすることがあると思います。 そんな時はこの言葉を思い出してください。 「苦しい、疲れた、もうやめたでは人のビジョンは叶わない」 岩崎由純先生のHP http://www.trainers-s.jp/ 岩崎先生が語る屠龍の技 ブログ http://s.webry.info/sp/oyaji-nikki.at.webry.info/201107/article_10.htmla コミュニケーション課題を解決するワンネス経営®︎ ワンネス経営®では公式LINEやYoutubeチャンネルでチームづくりのコツやコミュニケーションのポイントをお伝えしています。 具体的な行動方法まで詳しくお伝えしているため、知らなかった状態から→知っていて学びを活かせる状態になる事が可能です! 職場のコミュニケーションのズレを解消し、チームの生産性が上がると結果として売上も上がっていきます! 事務局:スズキヒラク LINE友達追加はこちら!ワンネス経営®︎公式LINE Youtubeはこちら!チャンネル登録お願いします!ワンネス経営®︎公式Youtube
2025.02.27
業務効率化を行うには?具体的なアイデアを紹介!ステップやポイントも解説
チームづくり業務プロセスの「無理」「無駄」「ムラ」を見直して時間とコストの削減を図る「業務効率化」は、企業に求められる課題の一つです。 しかし、業務効率化を図りたいものの、具体的にどうしたらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、業務効率化のステップや具体的なアイデア、アイデアを取り入れるポイントについて紹介します。 業務効率化のアイデアを知りたい担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。 業務効率化のステップ 業務効率化を成功に導くためには、体系的なアプローチと計画的な実行が必要です。 効率化のプロセスは下記の5つのステップで行うのがおすすめです。 現状の業務をリストアップする 現場レベルでの課題を洗い出す 改善策とスケジュールを具体化する 計画に基づいた施策を実行する 効果測定と改善策の立案を行う それぞれ解説します。 現状の業務をリストアップする 日常的な定型業務から特殊なケースまで、すべての業務フローをリストアップして可視化します。 各タスクの所要時間や担当者、関連部署との連携状況を明確にし、効率化の対象となる業務を特定するための基盤を整えることが重要です。 現場レベルでの課題を洗い出す 実務を担当する従業員からの直接的なフィードバックを収集します。 現場の声を活かすことで、より実効性の高い改善策の立案が可能になります。 改善策とスケジュールを具体化する 部門間の調整や必要なリソースの確保も含めた実現可能な計画を立案します。 プロジェクト管理ツールを活用し、各施策の実施時期と期間を明確に設定するのがおすすめです。 計画に基づいた施策を実行する 計画に基づき、施策を実行します。 その際、定期的な進捗を確認しながら、必要に応じて計画の微調整を行うことが重要です。 想定外の問題が発生した場合も、迅速な対応と柔軟な計画の修正により、効率化の取り組みを着実に進めます。 効果測定と改善策の立案を行う 施策実施後は、定量・定性的な評価を実施し、目標達成度を確認します。 効果が十分でない場合は原因を分析し、さらなる改善策を検討する必要があります。 業務効率化の具体的なアイデア 業務効率化を実現するには、個人やチームレベルで実施できる効率化の方法を把握しておくとよいです。 具体的な6つのアイデアを下記で紹介します。 業務の可視化とリスト化 日々の業務内容を具体的にリスト化し、タスクの全体像を把握します。 これにより、重要度や緊急度に基づいた優先順位付けができ、時間配分の効率化が可能です。 また、完了したタスクを確認することで、進捗状況の管理もしやすくなるのがポイントです。 タイムマネジメントの徹底 各業務に適切な期限を設定し、時間を意識した仕事の進め方を心がけます。 特に、メールチェックなどの定期的な作業は、特定の時間帯を決めて集中的に行うことで効率化が図れます。 デジタルツールの活用 テンプレート機能や自動化ツールの積極的な活用によって、繰り返しの作業を効率的に行えます。 定型文書の作成やデータ入力などの定型業務は、適切なツールを使用すれば大幅な時間短縮が可能です。 情報管理の最適化 デスク周りやデジタルファイルの整理整頓を徹底し、必要な情報にすぐにアクセスできる環境を整えます。 また、情報検索の時間を最小限に抑えるには、メールのフォルダ分けや文書のファイリングシステムを確立することが重要です。 コミュニケーションの効率化 報告・連絡・相談を適切に行い、チーム内の情報共有を円滑にします。 加えて、オンラインツールを活用すれば、時間や場所に縛られない効率的なコミュニケーションが可能になります。 業務プロセスの標準化 作業手順のマニュアル化やフォーマットの統一により、業務の品質と効率を向上させます。 標準化されたプロセスの導入で、個人差による作業のばらつきを減らし、チーム全体の生産性を高めることが可能です。 業務効率化のアイデアを取り入れるポイント 業務効率化のアイデアを取り入れる際は、次の3つのポイントを押さえておくとよいです。 明確な目的設定 現状分析と優先順位付け 段階的な実施と改善 それぞれ解説します。 明確な目的設定 業務効率化の取り組みを始める前に、「なぜ効率化が必要か」という目的を明確にします。 残業時間の削減や生産性の向上など具体的な目的を設定しておけば、チーム全体の方向性が定まり、効率化への意欲も高まります。 この場合、できるだけ数値化できるものを選び、達成度を測れるようにすることが重要です。 現状分析と優先順位付け すべての業務を一度に効率化することは困難です。 まずは現状の業務を詳細に洗い出し、重複している作業や統合可能なプロセスを特定します。 その上で、効果が高く実施しやすい業務から優先的に取り組むことが大切です。 段階的な実施と改善 効率化の施策は、段階的な実施が成功のカギとなります。 小規模な取り組みから始めて効果を確認し、問題点があれば修正を加えながら徐々に範囲を広げていきます。 定期的な効果測定とフィードバックを通じて、持続的な改善を図るのがポイントです。 まとめ 業務効率化は、5つのステップに沿って体系的に進め、具体的なアイデアを基に適切に実施することで大きな成果につながります。 特に重要なのは、明確な目的設定、現状分析、そして段階的な実施です。 ぜひ、今回の記事を参考に、業務効率化に取り組んでみてはいかがでしょうか。
2024.06.13
VUCAの時代とは?対応できる企業になるためのポイントを解説
チームづくり我々を取り巻く環境は、新たな感染症の脅威や自然災害、急速なテクノロジーの進歩により、先行きを見通すことが非常に難しくなっています。 近年、このような予測困難な状況を表す言葉として「VUCA(ブーカ)」という言葉が用いられることが増えてきました。 今回は、VUCAについて解説するとともに、VUCAの時代に対応できる企業になるためのポイントを解説します。 VUCAの時代に対応できる企業について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 VUCAについて VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったものです。 これらの要素を組み合わせることで、現代のビジネス環境が予測困難で、絶えず変化し続ける状況を表現しています。 それぞれの言葉について解説します。 変動性(Volatility) 変化のスピードが速く、その変化の幅が大きいことを表す言葉です。 技術革新や消費者の嗜好の変化、経済情勢の変動などにより、現代のビジネス環境は短期間で大きく変化します。 企業は、この変動性に素早く適応し、柔軟に対応することが重要です。 不確実性(Uncertainty) 将来の予測が困難であることです。 過去のデータや経験則が通用しない状況下では、先行きを見通すことが難しくなります。 近年では、地球全体の気候変動や新型コロナウイルスの感染拡大といった状況が挙げられます。 不確実性に対処するためには、適切なリスク管理などが欠かせません。 複雑性(Complexity) ビジネスを取り巻く要因が多岐にわたり、それらが複雑に絡み合っていることを指します。 特にグローバル化の進展により、企業は国際的な競争にさらされ、製品やサービスが販売に至るまでの流れも複雑化しています。 日本で通用していた成功例が海外では通用しないなど、複雑化によってさまざまな課題が現れがちです。 曖昧性(Ambiguity) 物事の因果関係が不明確で、解釈が難しいことを表します。 従来の常識や規範が通用しない状況下では、意思決定の基準が曖昧になります。 曖昧性に対処するには、多様な視点を取り入れ、柔軟な思考を持つことが大切です。 VUCAの時代に対応できる企業になるためのポイント VUCAの時代に対応できる企業になるには、下記の3つのポイントを押さえておくことが重要です。 明確なビジョンで進むべき方向を示す イノベーションで新たな価値を生み出す 人材の多様性を活かした組織づくり それぞれ解説します。 明確なビジョンで進むべき方向を示す VUCAの時代においては先行きを予測することが難しく、常に変化に適応していく必要があります。 そのため、明確なビジョンを掲げて一貫性のある対応を取り、その場しのぎにならないようにすることが重要です。 まずは組織として目指すべき方向性を示し、それをもとに個人レベルで達成すべき目標を明確に定めていくとよいです。 ビジョンを設けることで、変化の激しい時代にあってもブレることなく前進できます。 イノベーションで新たな価値を生み出す 変化が激しく予測困難なVUCA時代では、固定観念や過去の成功例に縛られていると業績悪化を招きかねません。 VUCA時代で企業が生き残るには、革新的な技術を取り入れ、新しい価値を生み出すイノベーションが必要です。 例えば、異業種企業や大学、研究機関などと連携するオープンイノベーションも有効です。 多様な視点やアイデアを結集することで、画期的な商品やサービスが生まれる可能性が高まります。 また、イノベーションを促進するには、さまざまな人材が活躍できる職場環境の整備が欠かせません。 テレワークなどの新しい働き方を取り入れたり、失敗を恐れずに挑戦できる組織文化を養ったりすることが変化の時代を勝ち抜くカギとなります。 人材の多様性を活かした組織づくり VUCAの時代においては、多様なバックグラウンドを持つ人材をその能力に応じて採用することが重要です。 経験やスキル、考え方の異なる人材を集めることで、激しい変化にも柔軟に対応できる組織づくりが可能になります。 さまざまな人々が共存し、それぞれの強みを発揮できる環境を整えることは、雇用対策としてだけでなく、企業の競争力向上にも役立ちます。 まとめ VUCAの時代に対応するには、明確なビジョンを掲げてイノベーションを推進し、多様な人材を活かすことが重要です。 変化に適応しながら新たな価値を生み出し、柔軟な組織づくりを行うことで、企業は激動の時代を乗り越えることができます。 今回の記事を参考に、VUCAの時代に対応できる企業を目指しましょう。
ワンネス経営®プログラムは、インナーブランディング強化というアプローチを通して、 お客様企業が求める成果を達成していくという「新しいチームビルディングのプログラム」です。 イメージが持ちづらい点があるかもしれませんが、どうぞお気軽にご質問、ご相談ください。