2022.03.03
チームづくり
目次
マネジメントの目的とは「組織の成果の最大化」です。
これはドラッカーさんが言っていますので間違いないと思います。
大きな意味でいうとマネジメント=経営そのものとなりますので、今回は一般的な中間マネジメント(ミドルマネジメント)についてのお話です。[以下マネジメントと表記]
では組織の成果の最大化のために具体的に何をしないといけないんでしょうか。
一言でいうと「すべきことをやらせること」これ以外ないんだと思います。
こういう言い方をすると「いやいや、牛や馬といった家畜じゃないんだから、そんな言い方はないだろう」と思われるかも知れません。(そうか、ここから社畜という言葉が生まれたのかも知れません)
でもこれが真実です。その理由をお伝えします。

大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
マネジメントとは?について理解する上で、まずはリーダーとマネージャーの違いについて確認しておきましょう。
リーダーとマネージャー。
似た意味で使われることが多いですがあなたはこの2つの違いをどう認識しているでしょうか?
「7つの習慣(著:スティーブン・R・コビー、キングベアー出版)」 では、このように紹介されています。
————
ジャングルの中を進む探検チームがあります。チームのメンバーは生い茂る草木を斧で切り開いて前に進んでいきます。
このチームの中で、
リーダーの役割は、全体を見渡せる高い木に登って自分たちが進んでいる方向が目的地にちゃんと向かっているかを確認すること。
マネージャーの役割は、より早くチームが前に進めるようにチームの後ろで斧を研いだり、メンバーの役割分担を変更したりしてチームを効率化させることです。
————
つまり
リーダーの役割は、全体を見渡して進むべき方向を決めること
=どこにいくのか?の意思決定
マネージャーの役割は、リーダーの示す方向に、最短最速で効率よく進むように実際の現場を仕切ったり支援したりする人。
=どうやっていくのか?の立案、実施、検証をする実務者
これがリーダーとマネージャーの役割の違いです。
しかし、マネージャーの役割を勘違いしてしまうことがあります。
特に陥りやすい二大勘違いは
この2つです。
「社長の伝書鳩」とは、 社長が言ったことをただスタッフに伝達するだけの状態。
「労働組合代表」とは、 スタッフたちの不平不満を集めて、社長に対して物申す!というスタッフの気持ちの代弁者的な立場になってしまうことです。
(新人マネージャーで役割が不明確だと、求心力の意味を勘違いしてこの状態になることがあります。)
どちらも「リーダーの示す方向に、効率よく進むように実際の現場を取り仕切る」 というマネージャーの役割とはかけ離れています。
マネージャー、幹部スタッフは 社長(リーダー)が示した方向に向かって スタッフをよりよく動かせるような経営陣とスタッフとの架け橋になることが大切です。
冒頭で、マネジメントとは「すべきことをやらせること」だと書きました。
もう少し踏み込むと「すべきことをやらせ切ること」です。
なぜなら、自分が頑張るのではなく仲間をがんばらせて、その結果に責任を持たなければいけないからです。
(しかも、本来の意味合いからすると、自らの手を動かさずに仲間の成果に責任を持つわけですが、中小企業においてはほぼ無理です。ほとんどの場合が、自身もプレイヤーとして動いて、かつメンバーの成果にも責任を持たないといけません。正しくいうなら、プレイングマネージャーという役割が本質的です。だからさらに大変なんですよね。)
では「すべきことをやらせる」で、すべてがうまくいくか?というと、絶対にそうではありません。やらせる。で全員が思い通りにやってくれたら誰も苦労しないのです。
ずばり、「やりたくない」からです。
え?まじ?となりますよね?
いやいや、うちのメンバーに限ってあり得ない。
いや、本当なんです。
絶対に、やりたいこと、楽なことから着手しています。
その結果、すべきことの優先順位が下がってできていないだけです。
「やらない」は「やりたくない」の意思表示だと思って考えてみる。
そうすると「やらせる」という言い方をやめて 「やりたくなる」をいかに作るか? という発想にたどりつくことが出来ます。
「やらせる」では、やらないから、
「やりたくなる」を作る必要がある。
では、どうしたら相手はやりたくなるのか?
そのためにできることは
・仕組みによる施策
すべきことを簡単にするか、楽しくできるようにする
・関係性による施策
何を言うのか?ではなく誰が言うのか?
仕組みによる施策は、他の記事でも多く語られていますので、ここでは関係性による施策についてお伝えします。
たとえば「ここ汚れているから掃除してもらっていい?」 という何気ないお願いでも、 いつも相談に乗ってくれる頼もしい上司から言われるのと、いつも理不尽な絡み方をしてくるうっとうしい上司から言われるのでは受け取り方が全然違いますよね。
簡単に言うと、好きな人に言われたらがんばるし、嫌いな人に言われたらがんばれない。
あなたは違います。ゴールに向かってすべきことをする人ですから。
でも、多くの人は好きと嫌いがものすごく行動に影響を与えるのです。
人が動く時には「何を言われるか」よりも「誰から言われるか」が重要視されるということです。
そう思われる人とはきっと「私の人生の味方」をしてくれる人です。
具体的にいうなら「自分の理解者であり、夢や目標の応援をする人」。
応援するとは、直接的にその人の夢が叶うように手助けするということだけではありません。話を聴いてもらって承認されるだけでも人は嬉しいものです。
例えば、男性社員から 「マイホームが持ちたいんです」と言われても社長から「じゃあ、俺と一緒にモデルハウス行こう」 なんて言ってほしいわけがないのです。
きっと(いや、そういうの大丈夫なんで給料もっとください)となります。
本人が本来やる業務において、仕事そのものの充実感を感じられる環境を作ること。それを、個人の所得やプライベートの時間につなげていくこと。それが会社が社員を応援することの本質だと思います。
大切なのは相手の話をしっかり聴いて承認すること。そしてそれ以前に、周りから尊敬される自分であること。つまり、信頼関係を構築できているかどうか。
これがマネジメントにおいてとても重要なことではないでしょうか。
人は1人では生きていけません。
同じように、多くの人は1人ではやり切れません。
人間はついつい自分に甘くなります。
楽な方に逃げようとします。
1人で全てやりきれる強い人ならば、上司は必要ありません。
ただ、その人はきっと会社には属しません。
(自分はセルフマネジメントできる!と勘違いをした愛すべきバカたちが独立しています。私も含めて)
だからこそ、人にマネジメントしてもらうというのは、あなたができるように応援してもらう。ということです。
マネジメントと聞くと管理という言葉が浮かんで嫌悪感を感じる人がいます。
これからは応援と読むといいかも知れません。
生産性の高い強いチームを作るヒントになれば幸いです。
人材育成や採用・離職に関する課題は簡単に解決できるものではありません。ただ社員の不満を埋めればいいということではなく、企業と社員がお互いを理解し協力し合える関係性が必要になります。
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事務局:スズキヒラク
この記事を書いた人
福永寿徳
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
2024.08.24
心理的安全性を高める方法とは?注意点も紹介
チームづくり心理的安全性を高めることで誰もが安心して行動を起こせるようになり、活発な情報交換やイノベーションの促進が見込めます。 しかし、心理的安全性を高めるにはどのようにしたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、心理的安全性を高める具体的な方法を解説し、その際の注意点についても紹介します。 ぜひ、参考にしてみて下さい。 心理的安全性を高めるための方法 心理的安全性を高めるには、下記の5つの方法が効果的です。 関係性を構築する 発言機会を確保する 相手を尊重する姿勢を示す 成功体験を積み重ねる サポート体制を充実させる それぞれ解説します。 関係性を構築する オープンなコミュニケーションを促進し、質問や相談がしやすい環境を整えることが重要です。 上司や同僚が積極的に声をかけ、必要な時に助け合える関係性を築きます。 同時に、業務マニュアルの整備を進め、基本的な業務は自立して行える体制を整えます。 また、食事会や飲み会など、業務外での交流の機会を設けることで、より深い人間関係の構築が可能です。 その場合、参加を強制せず、多様性を尊重しながら個々のニーズに配慮した接し方を心がけます。 たとえば、少人数でのランチ会やオンラインでの交流もおすすめです。 発言機会を確保する 会議などでは、全員が均等に発言できる仕組みを作ります。 司会者が意図的に発言を促したり、感想を述べる時間を設けたりすることで、特定の人だけが発言する状況を避けることがポイントです。 新入社員や経験の浅い社員に対しては、積極的に話しかけ、発言することの楽しさを体験してもらうとよいです。 これによって多様な意見を引き出し、創造性を高められます。 また、組織全体で共通の目標を持つと、個々の発言や貢献の意義が明確になります。 自発的な参加意識が生まれ、一体化しやすいのがメリットです。 相手を尊重する姿勢を示す 日常的に感謝の気持ちを表現し、相手を尊重する姿勢を示すことが大切です。 ちょっとした心遣いや丁寧な対応が、社員の満足度を高め、組織への帰属意識を強めます。 たとえば、あいさつを必ず行ったり、しっかり目を見て感謝の言葉を伝えたりすると職場全体の雰囲気も明るくなります。 成功体験を積み重ねる 小さな成功体験を通じて、一人ひとりの自信を育てることも重要です。 具体的には、意思決定の機会を与え、その結果に対するポジティブなフィードバックを提供します。 少しずつ発言への恐怖心を減らし、積極的な参加を促すのがポイントです。 同時に、適切な評価システムを構築し、公平で透明性のある評価を行うことで、安心感を高めていきます。 サポート体制を充実させる 「メンター制度」や「1on1面談」を活用し、個々に寄り添ったサポートを提供します。 特に、新入社員のメンタルケアに注力し、孤立感を解消することが大切です。 また、社員同士でポイントを贈りあう「ポイント制賞与制度」などの仕組みを導入すれば、お互いを認め合い、学び合える環境が整います。 組織全体の成長と結束力の強化を図るためにも、自社に適した制度の導入をおすすめします。 心理的安全性を作る時の注意点 心理的安全性を構築する際は、下記の4点に注意が必要です。 適切な距離感を保つ 責任感と向上心を忘れない 全員の真の感情を把握する 適切なフィードバックを行う それぞれ解説します。 適切な距離感を保つ 心理的安全性の高い環境では、社員間の関係性が良好になります。 しかし、業務とプライベートの境界を明確にし、プロフェッショナルな関係性を保つことが重要です。 和やかな雰囲気を大切にしながらも、上下関係や社会人としての常識を忘れず、適度な緊張感を持って仕事に取り組む環境を作ることが求められます。 責任感と向上心を忘れない 心理的安全性が高まることで、失敗を恐れずに挑戦できる環境が整います。 しかしこれは、手抜きや責任回避を許容するものではありません。 安心して仕事に取り組める分、より高い成果を目指すべきです。 定期的な面談や業務環境の変化を通じて、一人ひとりの意識を高め、常に向上心を持って仕事に臨む姿勢を育むことが大切です。 全員の真の感情を把握する チームの雰囲気が良くなったように見えても、全員の本当の気持ちを反映しているとは限りません。 表面的な和やかさの裏に、言い出せない不満や遠慮が隠れている可能性があります。 リーダーは自己満足に陥らず、それぞれの本音を丁寧に聞き取る努力が必要です。 全員が同じようにポジティブな感情を持てているかどうかを時間をかけて確認し、必要に応じて個別のサポートを行いましょう。 適切なフィードバックを行う 心理的安全性を高めるだけでなく、適切な指導やフィードバックを行うことも重要です。 建設的な批判や的確なアドバイスは、個人と組織の成長に不可欠です。 褒めるべき時には心から褒め、改善が必要な時には具体的な指摘を行う、このバランスを取ることで、真の意味で安心して仕事ができる環境が整います。 また、リーダーには、コミュニケーション能力を磨き、部下の成長を促す効果的なフィードバック方法を身につけることが求められます。 まとめ 心理的安全性の向上は、組織の成長と革新に不可欠です。 これを実現するには、オープンなコミュニケーション、公平な発言機会、相手を尊重する姿勢、成功体験の蓄積、そして堅固なサポート体制が重要です。 同時に、適切な距離感の維持、責任感の育成、全員の真の感情の把握、効果的なフィードバックにも注意を払う必要があります。 心理的安全性の構築には時間がかかりますが、継続的な取り組みにより、より強固で創造的な組織文化を育むことができるでしょう。
2022.11.24
自己成長とチームワークはどっちが先なのか?
チームづくり強いチームを作るということにエネルギーを注ぎ始めて約3年が経ちます。 学術的なものから体感的なものまで様々な理論やメソッドなどを学び、試行錯誤しながら提供してきました。 その中で、私たちが実施しているワンネス経営という研修アプローチが効果的であったことが大半ですが、残念ながら明らかに効果が低かったという体験もしています。 もちろん、私たちの力不足もあるのですが、受ける側のレベルも相当に関係性が深いと感じています。 今回は、強いチームづくりにおいて研修が効果を発揮する実施タイミングについてお伝えします。 大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。 投稿一覧へ タックマンモデルは本当なのか? チームビルディングといえば、タックマンモデルの5つのステージというぐらいよく出てきますが、中小企業においてのチームづくりは本当にこの成長モデルに当てはまるのか?と疑問でした。 そもそもタックマンモデルってなに?という方のために簡単に解説します。 1.形成期 チームが形成される お互いに理解もなく探り探りの状態。目的目標も不明確。 2.混乱期 ぶつかり合う チームの目標や各自の役割・責任について混乱や意見の対立が起こる。 これを避けるといいチームにならないと言われている。 3.統一期 同じ方向を向く 共通の規範が形成される。相互理解が行われる。 4.機能期 成果を出す お互いに機能してチームとして成果を出す。 5.散会期 チームの終結 目標達成やプロジェクト完了によってチームが解散する。 という流れです。 一見すると、ほうほう、なるほど、確かに。とうなづいてしまいます。 さすが、よく考えられているな。と。 確かに1965年に確立された理論ですから、本質を突いて汎用性が高いからずっと用いられるんだ。と受け取ることができます。 しかし、いや、いつまで旧時代の理論に合わせていくのよ。という見方もできます。 私はどちらかというと後者です。 というか、そもそも、中小企業でこんな風に「チーム作りましょう!」さあプロジェクトスタート!で、よし!完了!みんなお疲れ様、解散!みたいなことある?って話です。 本当はどうなの? イベント屋さんとか制作系の仕事をしていると確かにそのような仕事の進め方がありますが、それでいちいち混乱期にみんながぶつかり合い、、みたいなことやってたら何にも進みません。 実際は、部署部門という数人の集団があって、そこに新人が来るなり、異動した人が来るなり、そこからどう馴染むか?みたいな話であって、都度このフェーズを追っていくわけではないと思うのです。 どちらかというと、日々それなりに機能はしている。 しかし、何かモヤモヤした感情がある。 それは遠慮したり、どこまで踏み込んで言っていいものか分からなかったり、相手にも事情があるだろうと察してみたり。 結果、効果と効率をまっすぐ追いかけるのではなく、どこかで人間関係を壊さないようにということが最優先事項になっていて、仕事そのものに面白みは感じない、だからこそ、仕事に生活費を稼ぐ以上のことはそこまで望まない。 みたいなことになるのです。 それなのに経営者は、「ここで働いてよかった」と思って欲しいとか、「どうせ働くなら生き生きと働いてほしい」という欲求があり、チームワークを良くしたい!と思ってしまう。 そこで、気づかないといけないのは 自己成長のないチームビルディングは無に等しい。 ということです。 野球で例えると、どれだけダブルプレーの動きを互いに練習しても、肩が弱くてボールが届かなかったらなんの意味もないということです。 あらゆる仕事で同じことが言えます。 個人の自己成長を抜きにして、お互いの理解を深めてもなんの意味もありません。 まずは自己成長、自己鍛錬にフォーカスして、まっすぐ仕事に向き合う状態になってからチームビルディングしていくことが大切です。 まとめ このプロ意識と心理的安全性のマトリックスはわかりやすく重宝しています。 負け犬グループは問題外だとして、まずはきついチームになって、そこで研修などで互いの理解が深まることが企業の成長としては健全であり強いチームになっていく可能性が高いと言えます。 逆に今、仲良しグループの場合は各人に個々の成長を求める必要があります。 ここで高い確率で混乱期を迎えることでしょう。 ここを乗り切るために事前の研修は有効だと思います。 ただし、痛みは伴うので相応の覚悟が必要だと言えます。 現在の自社のチームがどの状態にあるのか?をしっかりと見極め適切なアプローチを選択していきましょう。
2022.12.13
コンプライアンス研修の準備方法|実施までの流れをわかりやすく解説!
チームづくり「コンプライアンス研修をやることになったけど、まず何からしたらいいのだろうか」と悩んでいる方も多いかもしれません。 研修をスムーズに進めるためには、あらかじめしっかり準備をしておくことが重要です。 コンプライアンス研修を実施する場合、どのような準備が必要なのでしょうか。 今回は、コンプライアンス研修を実施するまでの準備について、その流れをわかりやすく解説します。 コンプライアンス研修の準備の流れ コンプライアンス研修を準備する際の流れは下記の通りです。 研修の目的を決める テーマ・内容を決める 対象者を決める 研修形式を決める それぞれの段階で行うことについて説明します。 研修の目的を決める はじめに、コンプライアンス研修を行う目的を明確にしておきましょう。 目的が曖昧なまま準備を進めてしてしまうと、この後に決めるテーマや内容のポイントがブレてしまいます。 前回の記事でも紹介しましたが、研修の目的には主に下記の3つがあります。 コンプライアンス知識の理解 コンプライアンス違反へのリスクヘッジ 企業の価値向上 新入社員に基本的なルールを教えるためなのか、コンプライアンス違反が起こった後の対応を教えるためなのか、といった実施目的を定めておくことが重要です。 テーマ・内容を決める 目的を明確にしたら、研修のテーマと内容を決めていきます。 テーマを決める時のポイントとして、さまざまなコンプライアンス違反の事例を参考にすることが挙げられます。 その際は、事例を紹介するだけでなく、実際の業務の際に起こり得るコンプライアンス違反を研修に反映させると良いです。 また、社会的に話題性のあるテーマを取り上げれば、研修に対して興味・関心を持ちやすくなります。 そして研修内容を決める時は、業務や分野ごとにまとめながら行うのがおすすめです。 研修資料も、情報をまとめるように意識して作成すれば、受講者の予習や復習に大いに役立ちます。 対象者を決める 次に、研修テーマごとの受講対象者を決めます。 同じテーマの研修を全社員が受ける必要はありません。 経歴や役職、業務内容によって最適な研修は異なるため、テーマごとに受講すべき社員カテゴリーを選択します。 例えば、コンプライアンスの基本や社会のルールがテーマなら新入社員を対象に、またコンプライアンス違反が起きた時の対処法などがテーマなら管理職を対象にするといった具合です。 研修形式を決める テーマと内容が決まったら、研修の形式を決めていきます。 コンプライアンス研修の形式には、以下の4つがあります。 社内で行う 講師を呼んで行う オンラインで行う 社外研修への参加 それぞれについて説明します。 社内で行う コンプライアンス研修の一般的な形式として、社内での集合研修があります。 ほとんどの場合、総務や人事の担当者が講師として行うことになり、内容を練ったり、資料を作成したりなどの入念な準備が必要です。 担当者に大きな負担がかかる一方、コストや受講者の手間がかからないといったメリットもあります。 また、社内での集合研修は説明だけのインプット型になりがちですが、アウトプットを適度に取り入れるとスムーズな知識習得が可能になります。 特におすすめなのが、少人数グループで行う、コンプライアンスをテーマとしたディスカッションです。 こういった時間を取り入れることで、研修が活発化するのはもちろん、社員同士のコミュニケーションも図れます。 講師を呼んで行う 社内でコンプライアンス研修を実施する場合、専門の講師を呼んで行う形式もあります。 リスクマネジメントに精通した専門家や弁護士などに研修を行ってもらうことで、具体的な経験に基づいたより深い知識が身につきます。 研修全体ではなく、一部の時間を使って話してもらうのもおすすめです。 コストはかかりますが、新鮮かつメリハリのある研修を目指すなら検討の余地があります。 オンラインで行う オンラインで行うことで、場所や時間を問わずにコンプライアンス研修の実施が可能です。 リモートワークが定着した現在では、オンライン研修やeラーニング研修も一般的になっています。 コンプライアンス研修が可能なシステムやツールを上手に選んで活用すると良いです。 社外研修への参加 社外で開催されている研修やセミナーに参加する形式もあります。 社外の人たちとの交流が図れたり、一般的な常識を得やすかったりといったメリットがある反面、自社や担当業務への活用が難しいといったデメリットもあります。 社外でのコンプライアンス研修に参加する際は、活用可能な内容なのかしっかり検討することが大切です。 まとめ コンプライアンス研修を準備する際は、目的を明確にしてからテーマ・内容を決め、対象社員と研修形式を決めていくという流れになります。 コンプライアンス研修にはさまざまなテーマや内容があるため、はじめに行う「目的の明確化」が最も重要と言えます。 最後に決めるべき研修形式も、自社に合ったものを選択すると良いでしょう。 何を準備すればいいのか迷っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
ワンネス経営®プログラムは、インナーブランディング強化というアプローチを通して、 お客様企業が求める成果を達成していくという「新しいチームビルディングのプログラム」です。 イメージが持ちづらい点があるかもしれませんが、どうぞお気軽にご質問、ご相談ください。