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2026.01.27

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IRONMAN JAPAN 2025

スタッフブログ

私が変わると、チームが変わる ワンネス経営

2025年9月14日(日)
北海道・函館で開催されたIRONMAN JAPAN SOUTH HOKKAIDOに参加しました。

Swim 3.8Km
Bike 180Km
Run 42Km
合計226Kmという長距離。
おおよそですが東京からだと浜名湖ぐらい。
名古屋からだと姫路の向こう側ぐらいまでの距離です。
この距離を17時間ぐらいの制限時間内でゴールします。

振り返ってみれば、6年前。
2019年、世界が感染症の渦に巻き込まれる直前からトライアスロンを始めました。
そこから何となーく、ちょうど「トレーニング」とは呼んではいけない散歩レベルの運動習慣を身につけ、ポテンシャルだけでレースに出ていました。
「いつかはアイアンマンもね〜」などと、「いつかはクラウン」みたいな憧れのノリで、軽い気持ちで話していました。

が、2023年6月10日のアイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島に出場。
何とか感想はできたものの「この倍??」と想像しただけでも吐き気がしました。
そこでスイッチが入り、ギリギリ、トレーニングと呼んでも良さそうな強度と頻度をスタートさせました。
気持ちだけでもと思い、「アイアンマンを完走する」と明確に目標を立て、周りにも宣言し始めます。
が、しかし!!
元来、そこまで気合が入った性格でもなく!
自分に甘い私が結局そこまで追い込めるわけもなく!!

身長180cm 体重82kg 体脂肪率18%
45歳(男性)獅子座 A型
長距離アスリートというよりは、プロレスラー体型。
が仕上がりました。

それでもこの5年間でミドルディスタンスを2回完走、フルマラソンを5回完走しているので、まあ完走はできるんじゃなかろうか?とタカを括っていました。

そしたら、やっぱり見てるんですよね。
トライアスロンの神様は。

ちょうど大会の1ヶ月前の8月12日に、重度の右ふくらはぎ肉離れ。

松葉杖なしでは全く歩けないほどの歩行困難になりました。
しかもトレーニング中でもない。昼休みに調子に乗ってダッシュしたら。
ブチチチっ!!

過去に、ブチっぐらいの肉離れの経験がありましたからね。
今回のブチチチっがどれぐらいやばいか?は瞬間的に分かりました。
聞こえたもんね神様の「舐めてんじゃねえぞ」っていう声がね。

M R Iも撮って、診断結果は全治1ヶ月。
ちょうど治るんかい。
トレーニングは絶望的。

1ヶ月後に向けて、結構順調に仕上がっていたので、分かりやすく落ち込みました。

報告がてら仲間に電話したら
「プール行くチャンスじゃん!スイムしよ!」
なんて前向きなんだろう。

コーチに電話したら
「最初っから完歩を予定しましょう!それでもいける!」
可能性信じてくれすぎやろ。何だかわからんけど泣けてきました。

そこから1ヶ月、とにかく治すことに専念。
運動不足で体重過多にならないようにだけに気をつけました。
アイアンマンをゴールする。がいつの間にか
アイアンマンのスタートに立つ。がゴールになっていました。
2週間前にようやく荷重の許可。
1週間前にやっとジョグ。

自分に今あるものだけに目を向けて。
スタートに立てるだけで十分だ。そんな気持ちになってきました。

レース編

9月12日金曜日

東京から新函館北斗駅までの道のり。今回は新幹線を選択しました。
過去に何度かバイクの空輸は体験していて、大変さがわかっているので、意図的に新幹線にしました。
結果的には、天候不良により遅延、欠航など大変な思いをされた方が多かったとのことで、幸運でした。

新函館北斗駅近くのレンタカー屋さんで車を借り、アスリートチェックイン会場へ。
滞りなく、手続きを済ませますが、周りを見るとアイアンマン然とした人たちばかり。
私なんぞがここにいていいのだろうか?という弱気になってきます。
一旦、函館といえばラッキーピエロで腹ごしらえ(チキンバーガー)をして、選手説明会に参加。
他のレースの説明会とはちょっと違う、アイアンマン独特の熱気がありました。

ホテルに戻り、バイクの組み立て。
夜ごはんは函館駅付近まで出て行って居酒屋さんで食事、塩&カーボの補給のため締めに塩ラーメンまでいただきました。もちろんノンアルコール。
23時就寝

9月13日土曜日
6時起床 函館五稜郭周りを軽くジョグ。

8時30分にホテルで朝食、明日の排便のためにもごぼうを多めに摂取。
バイクの最終調整をして、トランジッション会場へ移動。
午後から低気圧の影響で急に台風ばりの悪天候に。
横殴りの雨の中バイクやアスリートバッグをセッティング。
本当に明日これレースできるのか?と不安になるほどでした。
しかし、会場を作っているボランティアさんたちが開催を信じて作業をどんどん進めていて、その情熱にエネルギーをもらったし感謝の気持ちが湧いてきました。

車でバイクコースを下見しつつ、バイク→ランのトランジッションエリアへ。
豪雨の中、バッグのセッティング完了。
明日、自分はここに辿り着けるんだろうか。
180Kmなんて漕いだことがない。
今さらながら練習不足が不安となって襲ってきます。

14時ごろ回転寿司でお寿司10皿(20貫)うしお汁。
さすが函館、回転寿司で十分美味しかった!

18時30分
サイゼリアでパスタを1.5人前と野菜サラダ。
21時に就寝

9月14日日曜日
レース当日
予定通り3:00に起床。
バナナ、もちむぎごはん、大福を食べる。
💩が出てから出発したかったが、出ず。
4時45分に出発。
5時20分ごろ会場着。
💩が出ずにレース出たことないから気持ちが落ち着かない。
直前にアミノバイタルゼリーを飲む。

6時から試泳。
信じられないぐらい海が荒れている。
太平洋側の外海、サーフィンのメッカみたいな波。
試泳に向かうトライアスリートのみなさんは、やっぱりちょっとおかしいので、みんな笑っていました。気がつけば私も笑っていました。

一旦、仲間の元に戻り、最高にひきつった笑顔で挨拶。

6時25分 スタート5分前
「あと5分でスタート!」
と会場にアナウンスが流れる
アイアンマン独特のスタート前のB G M。
自然と気分が高揚してくる。
1ヶ月前、絶望した自分がスタートラインに立てている。
ケガの前にやれることは、あんまりやってなかったくせに。
ケガの後はやれることは全部やった。
スタートに立つというゴールを果たした。
もう、何にも失わない。
開き直れた瞬間が明確にあった。

6時30分スイムスタート
今からサーフィンしに行くのかな?という波に対してドルフィンスルーで潜り抜ける。
サーフィンやったことあってよかった。
遠浅が特徴という海。
スタート直後、バトルとかで心拍数もフォームもバラバラになりがちだが、
今回はかなり落ち着いていた。
しばらくすると、さっきまでの高い波が嘘のように穏やかに。
だんだん気持ちが落ち着いてくる。
が!
一つ目のイエローブイをターンしてしばらくいくと、次の目標のはずのレッドブイがない。
ん?ジェットスキーで引っ張られてる?なんだ??と思いながら、それでも事前説明通りのレッドブイを追いかける。途中で完全に見失う。
そしてなぜかこっちに向かって泳いでくる人がいる!笑。
おかしい!!!立ち泳ぎで周囲を見渡すとライフセーバーが「ネクストイエロー!!」と叫んでいる。何―!?スタート後にコースが変わった?どういうこと??
と、一気に心の中にストレスフルな感情が湧いてくる。
しかし、先人たちは言っていました。
「アイアンマンはね、何かあるから、なぜか何か起きるから」
なんなんだ!その呪文みたいなやつは。と思っていたが、ああ、こういうことか。と。
妙に納得して心穏やかに泳ぎ続けました。
2週目も見事に迷子になりましたけどね。

何とか予定通りぐらいでスイムアップ。
昨日、設営スタッフの皆さんが頑張ってセットしてくれた足洗いプールのベンチに15センチほど端っこに空きがあったのでちょこんと座らせてもらって、足洗ってバイクの準備。

8時30分バイクスタート
スタートしながらエネ餅一個摂取。
自動車専用道路に乗ったとたん、恐怖を感じる。
(あ、、横風やばい)
大袈裟じゃなく、大クラッシュを想像するほど。
谷にかかる橋で横滑りするほどでした。
エアロポジションで突っ込む勇気は最後まで出ませんでした。

1周目のエイドで💩が出まして。ようやく安心。
今回の目標は時速25kmを維持して7時間ぐらいでバイクフィニッシュを狙う。
そのためにも、補給を徹底しようと決めていました。
50分に一度、食べたいとか食べたくないとか、食べられるとか、食べられないとか、一切感情を抜きにして、機械のようにエネルギーを摂取しました。
合計でゼリー、餅類8本、パラチノース2ℓ、エイドで水とアクエリアスも少し追加。
何よりスペシャルニーズに入れておいた胃薬。これがめちゃくちゃ効いた。

バイクのハイライトは2周目のエイドでトイレに行こうとバイクラックにかけたらその瞬間、前のおじさんがよろけて、バルブを踏んづけて折れてパンクしたこと。
このエピソードはこちらをどうぞ。
https://note.com/innerbranding/n/nc9c44e9f5289

16時ランスタート
14Kmの3周回コース。
バイク→ランのトランジッションに仲間の姿があって本当に安心しました。
ここが今回の見せ場。フル完歩。
走らない。走れない。
1kmを9分で歩けば、ゴールできる。
なんて、考えていたら、なんと。
想像以上のことが起きますね。
覚えていますか?そうです。

「アイアンマンはね、何かあるから、なぜか何か起きるから」

右ふくらはぎの肉離れをかばい続けた結果、右足の小指側の甲に激痛が走るようになりました。まさかの1周目で“歩けない”です。

これは想像していなかった。
後日、検査してみると骨挫傷という骨折の一歩手前の状態でした。
一瞬、やめるか?と脳裏によぎります。
いや、歩くだけだ。あと歩くだけで終わるんだ。
いやいや、後遺症が残るほどのケガになったらどうする?
いやいやいや、それでも構わない、この一瞬に全てをかけるんだ。
いやいやいや、、、
この葛藤が続きます。

1周目で歩いている人はほとんどいなかった。
私だって走りたい。ん??走りたいだと?
あれだけマラソン苦手って言ってた自分が?

こんなにも走りたいと思った42kmは初めてでした。
みんなががんばってるのに、ふくらはぎも何ともないのに。
本当に皆さんには申し訳ないが、内臓のダメージもほぼないぞ。
ただ、右足の甲が痛いだけで歩いている自分が何だか情けなくなってきました。

何とか、歩き方の工夫で体重がかからないようにできないか?
と、工夫し続けた結果。衝撃の事実に辿り着きます。

軽く走った方が痛くない。
ファ?

なんで?ぬんで?

右ふくらはぎに負担をかけぬよう、小指側に体重をかけた歩き方を1ヶ月繰り返したことで起きていた骨挫傷でした。
ふくらはぎの痛みが怖くてずっとその歩き方をしていた代償でした。
今回、ダメになっていいとしたら肉だ。肉を切らせて骨を断つ。の逆。
肉が切れても骨は守る作戦。
ちょっと走って、はちょっと歩く。を繰り返しました。

太陽も沈み、2周目、3周目ともなると、人もまばら。
ヘッドライトを持参していないと、本当に道がわかりません。
たまに人の群れを見つけます。
生気の失われた表情で、ただ一方向に向かって歩き続ける。
自分もその一味ですが、あれはゾンビです。笑

それでも、エイドで待っていてくださるボランティアの方、交通誘導の警備の方。
沿道で応援してくださっている方。

そして、このレースが本当に周回コースでよかった。
一周終えるたびに駆け寄ってくれる仲間。

皆さんからエネルギーをもらいました。
そして、こんな私でも思いました。
ありがてえええええええ。
感謝の気持ちが心から湧いてきました。
色々悔い改めたい気持ちになりました。

そして万感の思いでその時を迎えます。

23:00ゴール!

アイアンマンは制限時間が長い分「気合と根性」で何とかなります。
しかし、次回こそは「練習と努力」でレースを楽しみたいと決意しました。

これから目指す人は、私を反面教師にしてください!
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

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福永寿徳

大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。

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