「社員が楽しみながらチームビルディングできる方法を知りたい」
「ゲーム性のあるワークショップを取り入れてみたい」
少し難しい印象の「チームビルディング」ですが、ゲームのように楽しみながら行いたいと思っている方も多いかもしれません。
本記事では、「ゲーム性のあるワークショップ」を4つ取り上げてその特徴などを紹介するとともに、行う際に気を付けるべきことも解説していきます。
そもそもチームビルディングの目的とは?
チームビルディングとは、個人のスキルや経験などを生かしながら、チームで目標達成するための取り組みのことです。
チームビルディングの目的としては、主に以下の3つがあります。
- 高いパフォーマンスを上げる
- チームの関係性を強化する
- 目標を明確化して浸透させる
円滑なコミュニケーションや的確な役割分担を行うためには、とくにチームの関係性の強化が不可欠です。
ゲーム性のあるワークショップでも、チームビルディングの目的の一つ、「チームの関係性を強化する」ことに期待ができると言えます。
ゲーム性のあるチームビルディングのワークショップ
ゲーム性のあるチームビルディングのワークショップの中でも、多くの企業で取り入れられているワークをご紹介します。
ゲーム性のあるワークショップとして有名なものは以下の4つです。
- ワールドカフェ
- NASAゲーム(コンセンサスゲーム)
- オープンスペーステクノロジー
- ブラインドサッカー
それぞれ以下で詳しく解説していきます。
ワールドカフェの特徴
カフェで会話を楽しむように、役職や立場にとらわれずフラットに意見を交換するワークショップです。
ここでは、お互いの認識を深めて理解することを目的としています。
議論を戦わせて答えを見つけるのではなく、「楽しく対話すること」がポイントです。
やり方としてはまず、リラックスできる場所で4〜5人のグループを作り、1つのテーマについて話し合います。
その後、それぞれ他のグループに移動して前のグループで話し合った内容を共有しながら話し合いを続けていきます。
いろいろな意見がミックスされ、最後は全体で意見が共有されるしくみになります。
一人ひとりの意見が全体に伝わり、参加意識が高まることやメンバー同士を理解できることがこのゲームの特徴です。
NASAゲーム(コンセンサスゲーム)の特徴
チームメンバーとの合意形成(コンセンサス)が必要なゲームを「コンセンサスゲーム」と言います。
NASAゲームもコンセンサスゲームの一つで、「月面に不時着した宇宙飛行士たち」という設定で実施します。
グループに分かれて、母船にたどり着くために必要なアイテムを決めていき、NASAによる模範解答に最も近いチームが勝利となります。
まず自分で考えて意見を提示し、チームで話し合いながら全員で結論を導いていく流れです。
このゲームでは合意形成の難しさを実感した上で、チームで考えるメリットを理解できることが特徴です。
ワンネス経営研修でもNASAゲームを実際に行っており、それぞれのコミュニケーションスキルの把握に役立つため、おすすめのゲームになります。
オープンスペーステクノロジーの特徴
チームの全員が一同に集まり、話し合うことで、意思決定やアクションプランを生成する方法論を「ホールシステム・アプローチ」と言います。
オープンスペーステクノロジーは、ホールシステム・アプローチの代表的な技法であり、参加者一人ひとりが関心を持つすべての課題を取り上げて全員で話し合っていくしくみです。
参加に強制はなく、人数や対象者の限定もありません。
参加メンバーの主体性を尊重する、自己組織化のプロセスを取るところがポイントです。
大まかなテーマを提示するだけで開始され、アジェンダの透明性の高さも特徴となっています。
ブラインドサッカーの特徴
ブラインドサッカーは、プレーヤー4人とゴールキーパー1人の5人、補助スタッフ2人が1チームとなってフットサルコートで対戦する「見えないサッカー」です。
ゴールキーパー以外のプレーヤーはアイマスクを装着して、シャカシャカと音が出るボールを用いてプレーをします。
声を出して指示するスタッフはプレーヤーを思いやり、プレーヤーはその声を信じてプレーをするという特性から、お互いの「思いやり」と「信頼」が重要なゲームだと言えるでしょう。
見えないスポーツを体験することで、多様性適応力の向上や組織コミュニケーションの改善が図られることが特徴です。
ワークショップを実施するときに気を付けること
ワークショップを行う際は、目的意識を明確にする必要があります。
相互理解が深まることで、自身の成長と他者への貢献を大切にする魅力的なチーム作りが可能になります。
ワークショップをただのゲームとして楽しむだけではこのようなチーム作りの目的からかけ離れてしまうため、気を付けることが大切です。
また、メンバー全員がワークショップを楽しめるよう、快適な環境やリラックスできる雰囲気を用意することも重要です。
とくに室内でのワークショップの場合、空調や騒音などに気を配ると良いでしょう。
まとめ
今回は、楽しく取り組めるチームビルディングとして、主なワークショップ4つを解説しました。
ワークショップを行う際、目に見えない感情の問題を言語化できると相互理解がさらにスムーズになります。
ワンネス経営では「私が変わるとチームが変わる」をモットーとし、コミュニケーション課題を解決するための共通言語を学びます。
お互いに相手を深く理解し、チームを強靭なものにしていきましょう。
他にもチームビルディング実践方法をご紹介!
チームビルディングは日常的なコミュニケーションから意識をしていくことが効果を出すポイントです!
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事務局:スズキヒラク