2022.01.04
特集
                株式会社てっぺん二代目代表の和田裕直さんにチームビルディングについてお話を伺いました。
後編の今回はチームを一つにすることについて掘り下げます。
前編の記事はこちら
福:あれだけ逆風のコロナ禍でどのように乗り越えたんですか?
和:やっぱり、改めて大切だなと思ったのは、目標の大切さですね。チームづくりに大切なことは、他にもいろいろあると思うんですが、あれだけの危機というか、緊急事態でしたからね。一つにならないと到底乗り切ることができなかったです。
福:相当早い段階で営業自粛を始めてましたもんね。
和:そうですね。一応、生意気かもしれませんが日本を代表する居酒屋という自負もあって何よりお客様と従業員メンバーの健康のことを考えて営業自粛をしていました。
福:めちゃきつかったですよね。
和:毎日、胃がもげそうでした。
福:でも笑ってましたよね。
和:笑ってましたね。今も笑い続けてます。笑。

福:それは目的があって?
和:はい、やはりリーダーが暗い雰囲気出しちゃったらチームが暗くなります。起きている現実は暗くても明るくても変わらないんで。だったらリーダーは明るくいようと。今月◯◯千万円飛んでったー!って明るく言おうと思いました。笑。
福:真剣になっても深刻になるな。まさに大変な時ほどリーダーの真価が問われるってやつですね。
和:いやそんな大したもんじゃないですよ。でも絶対何とかなるし、何とかするって決めてました。
福:先ほどの目標にもつながる話?
和:そうなんです。チームが一つになった時すごい力を発揮します。そのためには同じ方向を向くことがめちゃくちゃ重要になります。目標は絶対に欠かせません。
例えば、ラグビー日本代表って、普段一緒に練習してるわけじゃないし、ポジションによって役割が全く違うじゃないですか、ですけど、勝利するという目標は一緒です。だからこそ、それぞれが、それぞれの役割に徹して、やることはバラバラだけど勝利という一つの目標に向かっていけるんだと思うんです。
福:なるほど。確かにそうですね。
和:目標があるからこそチームが一つになれるんだと思います。この大変なピンチをどうチャンスにしていくのか。今もチームみんなで取り組んでいます。
福:では最後にこれからのビジョンというか展望を教えてください。
和:てっぺんの理念である「夢とありがとう」は何一つ変わることがありません。そして「日本中を明るく元気に」というビジョンも変わりません。
ただ今後は飲食だけではなく、ここまで蓄積した人育てのノウハウも最大活用してフィットネスや美容といった新しい分野での挑戦もしていきたいと考えています。
福:すごい挑戦が続きますね!
和:バックギアないんで!前にしか進めないんです!
福:さすがです。今日はありがとうございました。
和:こちらこそ!ありがとうございました!

てっぺんの朝礼は怖い。
12年ぐらい前に初めてその存在を知った時、自分はそう思っていた。
大きな声で叫ばされて、気合と根性だ!みたいなノリがとても苦手だった。
しかし、創業代表の大嶋さんや引き継いだ和田さんから、なぜ?それをやっているのか?という背景を聞いていくと、決して気合と根性のマインドコントロール朝礼なんかではなく、科学的で論理的な理由が存在していた。
私を含め人は見たいものだけを見たいように見てしまう生き物だ。
人が本気で自分と向き合う姿を目の当たりにした時、何とも言えない恐怖が襲ってくる。
それを正面から受け止めることができない自分の弱さを棚に上げて「気持ち悪い」と一言で済まそうとしてしまっていた。
しかし、自分と向き合う恐れから一歩踏み出して、初めて朝礼に参加した日。
本当にたまたまだったが和田さんが司会だった。
私は彼のスピーチで涙を流していた。魂が震えた体験だった。
その日から自分自身とてっぺんのことが少し好きになっている自分がいた。
そして今、てっぺんが新しいステージに進もうとしている。
より多くの人に元気と笑顔を届けて、日本中を明るく元気にするために。
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事務局:スズキヒラク

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福永寿徳
大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。
                                2020.02.04
監修記事がリリースされました!
特集リーダーとマネージャーの違いとは? 大人が人生を豊かにするための情報メディア 『ボクノメディア』 こちらの記事を弊社代表の福永が監修させていただきました。 ぜひご覧ください。 https://bokunomedia.net/leadership/
                                2021.11.01
てっぺん創業代表 大嶋啓介氏に聞く 会社が「人材」を「人財」に育てる方法#3
特集人材を人財にする日本一! 大嶋啓介さんにインタビュー!させていただきました! 第3回の今回はチームの力を引き出すことについてフォーカスしてお伺いしていきます。 前回の記事を読んでない方はこちらから↓ https://flapsplan.co.jp/blog0030/ https://flapsplan.co.jp/blog0035/ チームワークを機能させるために最も大切なこと 大嶋さん:それは「チームの目標を明確にする」こと。 チーム全体の目標が明確になっていないと、それぞれのメンバーが、どの方向を軸にして協力すべきかがわから無いから、そもそもチームワークが生じない。 福永:なるほど。 大:チームや社風を活性化するには、社員に自信や達成感を与えることが重要だと思う。 チームにどれだけ負荷を与えるか。その負荷に対して、どれだけこたえられるだけの能力を持っているか。この見極めがとても難しいと思ってます。 目的と意味を知れば、モチベーションは必ず向上する。そして、目的や意味を理解しないことが、成長しない最も大きな理由なんだよね。 会社や職を選んだ時は、きっと何らかの意味づけをしたはず。その初心を保ち続けられる人は、意味をもっと深化させることができるひと。 この意味を見失うから、簡単に退職したり、安易な転職をしてしまうことになる。 結果的に自分の持っている能力を埋もれさせてしまっているんだよね。 目的や意味づけをしっかり理解することが、非常に重要なことだと思います。 福:最後にこれだけは大事にしたほうがいいっていうことを教えてください。 大:これだけは?2つでもいい?笑 「肯定的に物事を解釈する能力」と「プラス思考」かな。 事実をどう解釈するかで、自分の人生は決まるから。人生はすべて自分がつくった結果、選んだ結果。プラスに解釈すれば、肯定的な考え方が生まれる。 物事のすべてが前向きになってくるから、マイナスをプラスに考える力。 ここが重要だと思う。人間は脳が瞬間的に「嫌なものは嫌」と感じるから。 でも、そこから時間をかけて、自分と葛藤しながら、物事を肯定的に解釈していく。 こういう能力さえ身につければ、物事はすべてうまくと思う。 「人財」育成の重要ポイントは、この一つのみで良いといっても言い過ぎじゃない。 その事実をどう解釈するかで苦しんだりプラスに転化したりするから、この解釈能力さえ身につければ、どんな人も、自らの個性を発揮して意味のある人生を送れます。 福:ありがとうございました! 大:ありがとうございました! 【インタビュー後記】 久しぶりにお会いしましたが、やっぱり元気。笑。 元気というか、会うとこっちが元気になる。 あまり知らない人はただ元気でエネルギーの高い人って感じるかもしれませんが、(そんなことなかったらごめんなさい。笑) 大嶋さんってものすごく考えてる人だなといつも思います。 本当に色々なことを学ばれていて、いつもたくさん教えてもらっています。 大嶋さんと会うと人材という字を人財と書きたくなるから不思議です。 今までは刺激をもらってばかりだったけど、これからはこちらからも。 大嶋啓介さん、本当にお忙しい中ありがとうございました。 福永寿徳 大嶋啓介さんへの講演依頼などご連絡はこちら 人が育ち、自走するチームをつくるために マネジメントやチームづくりについてワンネス経営®︎では登録者限定に即活用できるお役立ち情報を配信しています。 目標達成や時間管理、チームの生産性を向上させる為のヒントが満載です! メンバーに仕事を楽しみながら成果を出してもらうコツは何か?主体的に取り組んでもらう為のポイントはどんなものか?などお悩みの経営者・管理職の皆さん是非ご登録下さい! 事務局:スズキヒラク ワンネス経営®︎公式LINEを追加!
                                2021.10.05
てっぺん創業代表 大嶋啓介氏に聞く 会社が「人材」を「人財」に育てる方法#1
特集「人材から人財へ」 これ系の表現はただの言葉遊びのようで、あまり好きではない。 特に仕事→志事とか、がんばる→顔晴るとかの表現はいまだに苦手だ。 しかし、少しずつ経営について、特に会計の資産についての理解が深まると、 人材だけは人財じゃないとだめだよな。 って思えるようになってくるから不思議だ。 人は資産計上されない。しかし実際には採用費がかかり、教育費がかかり、福利厚生費がかかっている。 これら人件費という投資に対して効果(利益)を生み出しているわけで、大きい視点で見れば資産でしかない。 ※単純に投資金額より高い価値で評価できれば含み益が存在している。 となると「人材」を「人財」と呼んでも不自然ではないよな。という考えに至った。 人材を人財に、といえば! 私の中で日本一は大嶋啓介さん。 元々大変お世話になっている関係だが、改めて人財育成についてインタビューさせていただいた。 大嶋啓介(おおしまけいすけ)氏◯株式会社てっぺん 創業者◯NPO法人居酒屋甲子園 初代理事長 ■著書◯『予祝のススメ 前祝いの法則』(共著:ひすいこたろう氏)◯『すごい朝礼 たった15分で人生が変わる』 2004年、居酒屋から日本を元気にすることを目的に居酒屋「てっぺん」を設立。2007年には外食産業に最も影響を与えた人に贈られる「外食アワード」を受賞した。「日本中に夢を広めたい」という熱い念いから、企業・学校・部活動へと活動の場を広げ、「夢を大切にする生き方」「人を惹きつける魅力的なリーダーの在り方」などのテーマで全国各地で講演を行っており、2018年6月に出版した「予祝のススメ 前祝いの法則」は7万部を突破! ▷大嶋啓介オフィシャルHP インタビュアー:福永寿徳 (フラップスプラン株式会社の代表取締役。愛知県出身) 人材から人財へ インタビュアー福永:大嶋さん、改めてですが「人財」ってなんですか? 大嶋さん:おお直球だね~! 「人材」が会社にとっての宝である「人財」に成長するには、4つの条件があると思ってて。 1.ピンとくる感性の力 2.深く考え抜く思考力 3.迅速に行動する力 4.結果を創る力 ピンとくる力は情報キャッチ能力。マイナスの出来事を察知するだけでなく、良い考え方を出すためにもあらゆる方向にアンテナを貼って情報を受け取ることがとても大事だと思う。 次にとことん考え抜く力、思考力が必要。 福:ピンとくる力は感性、考え抜く力は論理ですね。 大:そうなんだよね。考えるということは人間の特権だから、感じてみてわからないことは、深く突っ込んで考えることが大事だと思う。 だから、三つ目の迅速に行動する力は、ピンとくる力と考える力を統合する大切な力なんだよね。 つまり、ピンときて、考え抜いたら、次はすぐに実行に移し、その結果を受けて、さらに考えを深めるという習慣を身につけるということ。 福:なるほど。特に今の時代はスピード命ですもんね。 大:そう。ピンとくると同時に深く考えて、すぐに行動に移す。すぐやる、サッとやる、素早くやることが重要だよね。 そして、四つ目にここまでの能力を駆使して結果を創り出す力。 あらゆる力を駆使して、仕事に臨んだとしても、結果を創らなければ誰も認めてくれない。結果を創っている「人財」は、間違いなくPDCAサイクルを高速で回している。 試行錯誤を止めないことが大事だと思います。 福:とても整理されてますね。 大:人に光を当てる経営って、 「人材」に自主性や個人の尊厳性を認めるその人に「場」を与え、自らが立てた計画にそって実行するその能力を引き出し、結果を創る「人財」にすること だと思う。 福:めちゃくちゃ同感です。 具体的にはどこから始めるといいのでしょうか? 企業の理念ビジョンが重要になる 大:人財育成には経営理念やビジョンなど会社の基本的な考え方を明確にすることから。 あと明確な教育指針や年度方針など、きちんとしたツールや基盤を整備することが大事。 福:え、意外。気合と根性じゃないんですね。笑 大:誤解されがちだけど。笑。でも最終的には部下に対する深い念いが大事だと思ってるよ。 最後には「人財」で決まると信じて、部下が育つまで待つ姿勢が必要だと思う。待ちながら、きちんと「人財」の必要性を訴えていくことを続けることだよね。 福:ついつい本質を磨くことを忘れ、表面的な能力ばかりを身につけようとしちゃいますもんね。 大:教育の基本は人間学であり、その次に必要な能力を磨くべきだよね。 人財=継続×投入量×念い 人財育成は勉強の投入量も抜群に多く、社長の念いや継続性の高さも必要になる。 だから、人間に光を当てる経営とは、ルールだけで縛るのではなく、人間を心から愛し、愛するもののために苦悩し、お互いが学び合う姿勢でなければいけないと思う。 そういう深い愛情に基づいて、その上での評価や制度やシステムは存在するべきだと思う。 福:めちゃ熱い。最高。具体的なポイントってありますか? 大:だから「人財」育成の大きなポイントはまず… 続きは#2 こちらから↓ https://flapsplan.co.jp/blog0035/ 自走するチームづくりを行うために マネジメントやチームづくりは、いきなりできるものではありません。 社員やメンバーに仕事を楽しみながら成果を出してもらうコツは何か?主体的に取り組んでもらう為のポイントはどんなものか?など経営者と管理職の方向けに情報発信をしています。 自走するチームづくりの参考に是非ご登録下さい! 事務局:スズキヒラク ワンネス経営®︎公式LINEを追加!
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