五月病からの効果的な抜け出し方を紹介!防ぐ方法についても解説

五月病の概要は理解できても、実際に症状が現れてしまった場合、どのようにすれば抜け出すことができるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、五月病からの抜け出し方と、未然に防ぐための方法を紹介します。

日常生活に取り入れやすいものを中心に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

五月病からの抜け出し方

五月病になってしまった場合、抜け出すには下記の4つの方法が効果的です。

  • 睡眠の質を上げる
  • 食事のバランス・タイミングを意識する
  • 軽い運動を継続する
  • 人と話す

それぞれ解説します。

睡眠の質を上げる

五月病から抜け出すのに最も重要なのが、質の良い睡眠の確保です。

この時期は、新しい環境でのストレスによって自律神経のバランスが崩れやすく、神経が過剰に働いて夜になってもリラックスしにくくなります。

睡眠の質を向上させるためには、就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、間接照明で落ち着ける空間を作るとよいです。

入浴は40度以下のぬるめのお湯に浸かり、就寝の1時間前に済ませれば、体温が下がる過程で自然な眠気を誘えます。

また、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるという規則的な生活リズムを心がけるのも効果的です。

食事のバランス・タイミングを意識する

食事は身体の健康だけでなく、心の状態にも深く関わっています。

気分や感情をコントロールしている脳内の神経伝達物質は、日々の食事から摂取する栄養素から作られているため、バランスのとれた食事を心がければ心の安定につながります。

特に重要なのがタンパク質の摂取です。

肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質は、心のバランスを整えるセロトニンなどの神経伝達物質の材料となります。

また、青魚に含まれるDHAやEPAには気分の落ち込みを和らげる効果があるため、サバ・イワシなどを意識的に取り入れるのがおすすめです。

緑黄色野菜であるにんじんやほうれん草、ブロッコリーなどには、葉酸・ビタミンB群が豊富に含まれており、メンタル面の安定に役立ちます。

さらに、食事のタイミングも重要です。

朝食は、食べることで体内時計がリセットされ、心身のリズムが整います。

そのため、簡単なもので構わないので毎朝同じ時間に食事を摂るのがおすすめです。

夕食は、寝る直前に摂ると胃腸に負担がかかり、睡眠の質の低下につながるため、就寝の2時間前までには済ませておくとよいです。

軽い運動を継続する

運動も、五月病の改善に効果的です。

身体を動かすと、脳内にエンドルフィンやセロトニンといった気分を前向きにする物質が分泌されると言われています。

この場合、激しい運動は必要ありません。

まずは1日10分から15分程度の軽い散歩から始めてみましょう

室内でできるストレッチやヨガ、ラジオ体操なども手軽に始めやすい運動です。

YouTubeなどの動画サイトを活用して、自分の好みや体力に合ったものを見つけて継続してみることが大切です。

日中の運動によって睡眠が深くなり、生活リズムの改善にもつながります。

人と話す

五月病の症状が現れると人との関わりを避けたくなりがちですが、悩みや不安を抱え込むと症状が悪化する要因となります。

誰かと話して心のストレスを外に出すことで、気持ちを軽くできます。

話す相手は、家族や友人など安心できる人が理想的です。

ただし、症状が深刻で日常生活に支障が出ていたり、好きな物事が楽しめない状態が2週間以上続いたりする場合は、専門医への相談を検討することをおすすめします。

五月病を防ぐには

五月病の予防で大切なのは、環境変化に備えて心身の準備を整えておくことです。

日常生活では、まず睡眠時間をしっかりと確保します。

夜は決まった時間にベッドに入り、朝も同じ時間に起床する習慣をつければ、体内時計が整って適応力が高まります。

食事についても、一日三食を規則正しく摂り、特に朝食を抜くことがないよう心がけることが大切です。

メンタル面での準備も欠かせません。

新しい職場や学校では最初から完璧にできなくて当然だと割り切り、小さな成功を積み重ねていく心構えを持ちましょう

周囲の人と比較して落ち込むよりも、昨日の自分より少しでも成長できていれば良しとする考え方が重要です。

また、家族や古くからの友人など、何でも話せる関係性を維持しておけば、困ったときにすぐに支えを求められます。

性格的に責任感が強すぎる人や周囲に気を遣いすぎる傾向がある人は、「NO」と言える勇気を持ち、自分のキャパシティを超えない範囲で活動すると気が楽になります。

まとめ

五月病は新しい環境での適応ストレスが原因となって起こる心身の不調で、誰にでも起こり得るものです。

症状が現れた場合は、睡眠の質の向上、バランスの取れた食事、軽い運動の継続、そして人とのコミュニケーションを通じて改善を図れます。

予防のためには、日頃からストレス管理を意識し、規則正しい生活習慣を維持することが大切です。

完璧を求めすぎず、適度に力を抜いて新しい環境に適応していく姿勢も重要です。 ぜひ、今回の記事を参考に、五月病から抜け出して健康的な日常生活の回復を図りましょう。

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