2025.02.05
チームづくり
目次
企業の成長において、生産性の向上は最重要課題の一つです。
デジタル技術の進化により、企業は急速な変革を迫られ、社員一人ひとりの生産性がこれまで以上に問われています。
このような状況下で、「やる気のない社員」の存在は組織全体にさまざまな影響を及ぼすため、適切な対応をとる必要があります。
そこで今回は、やる気のない社員の特徴を紹介し、職場に及ぼす悪影響や生まれる原因について解説します。
やる気が感じられない社員への対応に悩んでいる担当の方は、ぜひ参考にしてみてください。
やる気のない社員の特徴として挙げられるのは、次の3つです。
それぞれ解説します。
やる気のない社員は、仕事に対する使命感や責任感が著しく低い状態にあります。
特に深刻なのは、自身の役割や業務が組織にどのような価値をもたらすのかという認識が欠如していることです。
このような状態は個人の生産性を低下させるだけでなく、組織全体の活力も損なう可能性があるため、注意が必要です。
作業が粗雑で、同じミスを繰り返すのもやる気のない社員の特徴です。
このような社員は、集中力が続かず、仕事の質が一定水準に達していません。
さらに、失敗から学んで改善しようとする意欲も見られないことが多いです。
このような姿勢は、業務効率の低下と遅延を引き起こす原因となります。
また、同様の問題が継続的に発生するといった悪循環にも陥りやすいです。
品質管理の観点からも見過ごすことができない問題であり、顧客満足度の低下にもつながる可能性があります。
やる気のない社員は指示された業務のみをこなし、積極的な行動が見られません。
周囲への不平不満が多く、問題が発生した際も自身の責任としてとらえようとしないといった傾向も見られます。
さらに、問題解決に向けた建設的な提案が少なく、他者への依存度が高いことも特徴です。
このような態度は、職場の雰囲気を悪化させるだけでなく、イノベーションや業務改善の機会を失うことにもつながります。
やる気のない社員は、職場に対して次のようなさまざまな悪影響を及ぼします。
それぞれ解説します。
やる気のない社員をそのままにしておくと、「そのような態度でも許容される」という認識が職場全体に広がるのが悪影響の一つです。
他の社員の仕事への熱意も徐々に失われて生産性が低下し、組織全体の活力が低下するおそれがあります。
特に、これまで高い意欲を持って業務に取り組んできた社員が失望感を抱くことで、組織の基盤そのものが揺らぐ危険性が高くなります。
やる気のない社員の低いパフォーマンスは、必然的に他の社員への業務負担の偏りを生み出します。
たとえば、真面目な社員ほど、未完了の業務や質の低い仕事の修正を引き受けることになり、過重労働に追い込まれるリスクが高まります。
このような状況は、職場における公平性の欠如とみなされ、強い不満と疲弊感を生み出す原因です。
結果として、チーム内の協力関係が損なわれ、業務効率のさらなる低下を招きやすくなります。
意欲の低下と業務負担の偏りは、特に優秀な人材に大きな影響を与えやすく、より良い労働環境を求めて転職を希望する可能性が高くなります。
人材の流動性が高まっている現代において、有能な社員の離職は、企業の競争力を著しく低下させる重大な問題です。
さらに、優秀な人材の流出は、残された社員の仕事への意欲にも悪影響を及ぼし、組織の持続的な成長を妨げる要因となります。
やる気のない社員が生まれる原因として挙げられるのは、下記の3つです。
それぞれ解説します。
社員がやる気をなくす原因として、仕事内容とスキルのミスマッチや職場環境への違和感、キャリアビジョンとの不一致などが挙げられます。
また、会社の方向性や将来性に対する不安も、仕事への意欲を低下させる要因です。
これらの問題の多くは上司や同僚とのコミュニケーション不足によるもので、適切な対話の機会が失われると状況が悪化する傾向にあります。
評価の不明確さや報酬体系の不透明性も、社員のやる気を低下させます。
特に、努力や成果が正当に評価されていないと感じる場合、仕事への取り組み姿勢が悪化しやすくなります。
また、業務量と給与のバランスが取れていないと感じる状況も、社員の意欲を低下させる要因です。
組織への不信感を生み、長期的な人材の質の低下につながるため、公平で透明性の高い評価制度にすることが重要です。
職場における人間関係のストレスは、社員の帰属意識を低下させ、メンタルヘルスにも深刻な影響を及ぼします。
さらに、家庭内の不和や経済的な問題、健康上の不安など、私生活における課題も仕事への意欲を大きく損なう原因です。
これらの問題は単独で発生するだけでなく、相互に影響し合って複雑化する傾向にあります。
そのため、適切なサポート体制を整備しておくことが大切です。
職場における「やる気のない社員」の存在は、組織全体の生産性と活力に大きな影響を及ぼします。
やる気のない社員には、責任感の欠如や作業品質の低下、消極的な態度といった特徴があり、それによって職場の雰囲気を悪化させ、優秀な人材の流出にもつながりかねません。
このような状況が生まれる背景には、仕事とのミスマッチ、評価制度の不透明さ、職場の人間関係など、複数の要因が絡み合っています。
企業の持続的な成長のためにも、やる気のない社員について理解しておくことが重要です。
この記事を書いた人
泉水 ちか
東京都在住のWEBライター。フリーランスで様々なジャンルのライティングをこなす。人のこころに興味があり、心理学・カウンセリングの資格を多数取得。マーケティングにも活かすべく奮闘中。趣味は映画鑑賞(ホラーやアクション!)と温泉・銭湯めぐり。長年、放送業界にいたため音楽に詳しい。運動嫌いのインドア派だが夏フェスは好き。ラーメンと寿司と焼肉があれば大丈夫。
2022.02.24
やらされ仕事からの脱出 〜モチベーションってなんだ?〜
チームづくりそもそも、スタッフのモチベーションのために上司が働きかけるべきか? この問いに対しての私の答えはノーであり、イエス。 上司が部下のモチベーションを管理する必要はない。 という広告はセンセーショナルだし、やらないといけないと思っていた「面倒臭いこと」をしなくていいんだ。と思える求心力のあるメッセージです。 確かに、自立心と主体性の高い優秀な人たちの集まりであれば、ルールと規則、セルフマネジメントでなんとかしろよ。という話で終わります。この場合は、前述の回答はノーです。 しかし、現実的にはそう都合よくいかない場面がたくさんあります。 というわけで、多くの場合、上司が部下のモチベーションを管理する必要性があると思います。 ただし。ここからが一番重要です。 私はモチベーションは上がるものでも下がるものでもないし、ましてや他人が上げたり、与えるものでもないという考えです。 え?っと思うかもしれません。 そもそも、モチベーション=動機づけ ですから、動機づけが上がったとか下がったって変な言葉なんですよ。 できることは、本人がモチベーション「される」=やりたくなる環境を整えることだけです。 では、どのようにしたらモチベーションされる環境を作ることができるのでしょうか。 今回は、スタッフのモチベーションの秘密に迫ります。 大学卒業後、ヘルスケア業界で1000名以上のトレーナーを育成。 セールス下手でも日本の隅々にまで展開することに成功。 好きで得意なことで役に立つと自分も周りも幸せだ。と確信する。 その後、独立起業。インナーブランディングの専門家として活動中。 趣味はトライアスロンだが走るのは嫌い。サウナとバスケ観戦が好き。 焼肉の部位はハラミ。フラップスプランの代表。 投稿一覧へ モチベーションとは? 前述の通り、 モチベーション=やる気 とよく勘違いされますが、正しくは モチベーション=動機付け です。 その動機付けには2種類あり、それを混同して考えるからよくわからなくなります。 まずは、ここから整理します。 動機付け ・外発的動機付け:ご褒美や罰。外的要因による刺激。・内発的動機付け:自分自身の興味や好奇心。内側から湧いてくる力。 外的動機付けは、ニンジンをぶら下げるというやつです。一時的な効果があるかも知れませんが、これをやっていると自分の力でがんばれない人材になってしまうから、冒頭の管理職はモチベーションを管理するべきではない。ということになります。私も全くの同意見です。 しかし、内発的動機付けは本人の興味関心による無限のエネルギーです。これを自らが感じられるような環境づくりはするべきだと考えています。 シンプルに仕事の総量の内訳がやりたい得意なこと>やりたくない苦手なことだと、モチベーションされます。 前向きに取り組みたくなる状態です。 逆にやりたい得意なこと<やりたくない苦手なことだと、モチベーションはされません。 できるなら取り掛かりたくない状態です。 このような配置、役割分担そのものが本質的なモチベーション管理です。 もちろん、全てが自分のやりたい得意な仕事になるわけはありません。 各自に苦手なことが20%ほどに分配されている状況が健全な状況とされています。 しかし、スタッフの中には仕事の全てがやらされているものであり、つまらない、面白くないと考えてしまう人がいます。 仕事をもっとたのしくおもしろくするには、どんな気づきが必要なのでしょうか? スタッフのモチベーションがいまいちな理由 「あなたの仕事はなんですか?」 この質問になんと答えるかで、 その人が仕事をどのように捉えているか?が分かります。 仕事が楽しくならない理由は その仕事をなんのためにやっているのか 仕事を頑張るとどうなるのかが見えていないから。 いわゆる、仕事をやらされているからです。 やらされ仕事は楽しくない。 当たり前ですよね。 このやらされ仕事をやりたい仕事に変えるポイントが 「目的」と「出口」です。 「目的」:なんのためにやるのか「出口」:どこに向かって最後にどんないいことがあるのか? これが仕事を楽しむためのポイントです。 すべきことを楽しいと感じさせること。 このマインドの変革を起こせるかどうか?が管理職として、かなり重要な職務になっていることが多いと思います。 では、どのようにしたらやらされ仕事だと思っている考え方を、やりたい仕事、楽しい仕事に変えていくことができるのでしょうか? 仕事を楽しめる人と楽しめない人の違い こんなお話があります。 ==================== ある旅人が町を歩いていると、1人の男が道の脇で難しそうな顔をしながらレンガを積んでいました。 旅人は、その男のそばに立ち止まってたずねました。 「ここでいったい何をしているのですか?」 すると、男はこう答えました。 「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日、雨の日も強い風の日も、暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか、まったくついてない」 旅人は、その男に「大変ですね」となぐさめの言葉を残して歩き続けました。 しばらく行くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。 しかし、その男は、先ほどの男ほどつらそうには見えません。 そこで、また旅人はたずねました。 「ここでいったい何をしているのですか?」 すると、男はこう答えました。 「オレはね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね」 旅人は「それは大変ですね」と、いたわりの言葉をかけました。 すると、意外な言葉が返ってきました。 「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから、大変だなんて言ったらバチが当たるよ」 旅人は、その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。 さらにもう少し歩くと、別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでいました。 旅人は興味深くたずねました。 「ここでいったい何をしているのですか?」 すると、男は目を輝かせてこう答えました。 「ああ、オレたちのことかい? オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ」 旅人は「それは大変ですね」と、いたわりの言葉をかけました。 すると男は、楽しそうにこう返してきました。 「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ! 素晴らしいだろう!」 旅人は、その男にお礼の言葉を残して、元気いっぱいに歩き始めました。 引用:イソップ童話==================== さて、この三人の違いはなんでしょうか? 一人目は、やらされ仕事で不満が多く二人目は、家族のために目の前の仕事をがんばり三人目は、未来の人々が喜んでいる姿を目指して頑張っています。 言い換えると 一人目は、目的も出口もわからない二人目は、「家族を養う」という目的はあるけど出口はない三人目は、「たくさんの人を喜ばせる」という目的と「大聖堂を作る」という出口がはっきりしています。 三人目の職人は目的と出口が明確だったからこそ仕事を楽しむことができていたのです。 目的と出口を定めると仕事が楽しくなる この三人のレンガ職人の話を踏まえて 「あなたの仕事はなんですか?」 と聞かれたら、なんと答えたいでしょうか? 先日、清掃業をされている企業で研修をさせていただいた際のこと。 Aさん:私の仕事は道路掃除です。 Bさん:私の仕事は、街をきれいにして次世代の子どもたちに美しい地球を残すことです。 どちらの方が楽しんで仕事ができるでしょうか? 目の前の仕事だけでなく、 その仕事の効果や成果の未来のことまで考えている Bさんの方が楽しく仕事ができそうですよね。 自分たちがやっていることはなんのためにやっているのか? それを頑張るとどうなるのか? 「目的」と「出口」を意識すると 今目の前にある仕事が とても楽しくて、やりたいことに変わっていくのです。 まとめ やらされ仕事を抜け出すためには「目的」と「出口」が大切です。 だからこそ、まずは経営者、管理職であるあなた自身が、この仕事の目的と出口をしっかり理解し、伝えることがとても重要なのです。 ミッション、ビジョン、バリューを作って終わりにしていませんか? 日々の業務が誰を喜ばせているか?を伝えていますか? ちゃんと伝えること、そして伝えられる力を養うこと。 それが、内発的動機付けのきっかけを与えられる人です。 スタッフを育てる立場にいる人こそ、 自分たちの仕事は 「なんのためにしているのか?」 「これを頑張るとどうなるのか?」 ぜひこの2つをスタッフに共有してほしいと思います。 強いチームづくりの参考になれば幸いです。 コミュニケーション課題の解決方法を配信中! まだ仕事の「目的」と「出口」が明確になっていない部下の方には、ぜひ今回の内容をお伝えください! 三人のレンガ職人のような視座の違いだけでなく、他にも立場や経験が異なることで、コミュニケーションが複雑になってしまうことは起こりがちな問題です。 ワンネス経営®︎の公式ラインではそんなコミュニケーション課題を解決する指導方法などそのまま使える学びを配信しています。 是非、下のボタンからLINEを追加し配信をお受け取りください! 事務局:スズキヒラク ワンネス経営®︎公式LINEを追加! ワンネス経営研修はこんなお悩みを解決します! 社員のためを思っていろいろやっても定期的な離職が止まらず組織が成長しない実力のある社員なのに会社への想いが弱く、実力があるだけに強く言えないビジョンなどを熱意をもって伝えているが会社の陰口を言う社員が常にいて悩んでいるそれでも社員と良い関係を築き、社員同士も良い関係を築いてみんなで会社の業績を上げていきたい 当てはまるかも?と思われましたら是非ご検討ください! 資料【5分で分かるワンネス経営研修】を無料配布中! ダウンロードはこちら!
2025.07.02
「レディネス」とは?意味や注目される背景、取り入れるメリットについて解説
チームづくり現代のビジネス環境において、人材育成の効果を最大化するために注目されているのが「レディネス」という概念です。 多くの企業が研修や教育に注力しているにもかかわらず、期待した成果が得られないという課題を抱えています。 その原因の一つが、受講者のレディネスが十分に形成されていないことにあります。 今回の記事では、レディネスの意味から、なぜ現在注目されているのか、そして企業が取り入れることで得られる具体的なメリットまで解説します。 ぜひ、参考にしてみてください。 レディネスの意味 レディネス(Readiness)とは、心理学用語で学習を効果的に行うために必要な「準備が整った状態」を指します。 具体的には、新しい学習の前提となる知識や経験、そして学習に向かう心身の準備性が備わっていることを意味し、この状態が整っていなければ新しい内容を習得することは困難になります。 身近な例として、子どもが文字を書けるようになるには、まず話し言葉が十分に発達していることが必要です。 この場合、話し言葉の能力が書き言葉を学ぶためのレディネスとなります。 レディネスが備わっている学習者は積極的に学習を進められる一方、不足している場合は学習効果を上げることが困難とされています。 この概念の重要性は、アメリカの心理学者ゲゼルの一卵性双生児を用いた階段登り実験で実証されました。 早期から訓練した双子より、適切な時期から始めた双子の方が短時間で習得できたという結果は、早期教育よりもレディネス形成の重要性を示しています。 ビジネス研修においても、事前学習の提供やオリエンテーションでの目的説明など、受講者のレディネス作りが重要な取り組みとして行われています。 レディネスが注目される背景 現代の教育現場やビジネス環境でレディネスへの関心が高まっている背景には、次のようなものが挙げられます。 基礎的な能力の必要性 人材の定着率改善 変化する社会への対応力強化 それぞれ解説します。 基礎的な能力の必要性 社会人には、職場や地域で多様な人々と協働するための基礎的な能力が求められています。 経済産業省が2006年に提唱した「社会人基礎力」では、この能力を「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの要素で構成しています。 基礎力の重要性はますます増大しており、個人が自らのキャリアを主体的に築いていくためには、継続的な自己振り返りを通じてレディネスを形成していくことが必要です。 人材の定着率改善 早期離職増加の背景には、長期的で安定した雇用システムが整備されていない業界の存在が指摘されています。 従業員が企業内の変化に適応できない状況が続くと、仕事に対するレディネスが低下し、結果として早期離職のリスクが高まります。 転職が一般化した現代の労働市場において、優秀な人材の流出を防ぐためには、従業員一人ひとりのレディネスを継続的に高める取り組みが重要です。 変化する社会への対応力強化 経済社会の活性化と産業競争力の向上には、既存の枠組みにとらわれない革新的なアイデアやビジネスモデルを生み出せる「競争力人材」の確保が必要です。 このような人材を育成・活用するためには、現在の社会情勢の変化を正確に把握し、一人ひとりのレディネスの状況に応じて適切な関係性を構築しなければいけません。 レディネスを取り入れるメリット レディネスを取り入れるメリットとして挙げられるのは、主に次の3点です。 優秀な人材の定着促進 労働生産性の大幅改善 企業ブランド価値の向上 それぞれ解説します。 優秀な人材の定着促進 効果的な研修プログラムを通じたレディネス向上で、従業員の離職を大幅に減少させることが可能です。 特に若手従業員の早期退職は多くの企業が直面している深刻な問題であり、持続可能な人材定着策の構築が急務となっています。 業務に必要な基礎知識や経験を習得できる環境を整備することで、レディネスが従業員の内的なモチベーション向上の原動力となり、結果的に長期的な雇用関係の構築につながります。 労働生産性の大幅改善 企業の経営資源である「人材」「設備」「資金」の中でも、IT技術の進歩とともに「人材」の価値がより一層重要視されています。 従来は入社時点での個人の能力や資質が生産性向上の主要因と考えられていました。 しかし現在では、体系的な人材育成を受けた後の従業員の成長と発展こそが、全体の生産性向上に決定的な影響を与えると認識されています。 企業ブランド価値の向上 これまで中小企業には、厳しい労働環境を連想させる否定的なイメージが存在していました。 高度な専門知識や技術力が要求される業務であっても、低賃金や過重労働といった先入観が人材採用の障壁となっていたのです。 しかし、人材育成に積極的に投資し、従業員のレディネス形成を組織的に支援する取り組みを継続することで、優秀な人材を獲得しやすくなります。 さらに業界内外における企業の評判と信頼性も大幅に向上させることが可能です。 まとめ レディネスは、企業の人材育成における重要な概念の一つです。 学習者の「準備状態」を整えることで、教育投資の効果を劇的に向上させることができます。 人材の定着率向上、生産性の改善、企業ブランド価値の向上という3つのメリットは、多くの企業が直面している課題解決につながります。 ぜひ、レディネスの重要性を理解し、人材育成に取り込むことを検討してみてはいかがでしょうか。
2023.03.28
コア人材とは?役割や育成するメリット、取り組みのポイントについて解説
チームづくり近年、ビジネス環境のスピード化や効率化に伴い、企業を支える人材候補の確保・育成が重要な課題となっています。 今後の企業成長を目指し、自社の中で中核を担うような「コア人材」の育成を考えている方も多いのではないでしょうか。 この場合、コア人材とはどのような人材を指すのか、またどのような役割があるのかといった点をしっかり把握しておくことが重要です。 今回は、コア人材について紹介するとともに、その役割や育成するメリット、取り組みのポイントについても解説します。 コア人材とは 「コア人材」とは、企業の中核を担い、組織において中心的な役割を果たす人材のことを指します。 コア人材は、知識やスキルが高いだけでなく、リーダーシップやコミュニケーション力、問題解決能力など、組織運営に不可欠な能力を兼ね備えている点が特徴です。 企業のビジョンや目標に対して主体的に取り組み、周囲を巻き込んで業績向上に貢献することが求められる、高レベルの人材と言うこともできます。 コア人材の役割 コア人材には、それぞれの企業によってさまざまな役割があります。 ここでは、企業の成長プロセスに沿ったコア人材の一般的な役割を紹介していきます。 立ち上げ期 企業が立ち上がったばかりの時期は、枠組みがほとんど整備されていない状態です。 そのため、経営トップのもとで社員全員が経営的視点を持って働くことが求められます。 どんなことでも主体的に取り組み、自分で考えて行動できることがコア人材の役割になります。 成長期 事業が急速に拡大し、売上や利益が大幅に増加する成長期は、業務の進め方も標準化・システム化が進み、さらなる拡大に向かっている段階です。 この時期では、組織の一員として周囲と連携しながら動くことがコア人材の役割です。 組織力の強化に貢献することが、成長期に求められる最も重要な資質と言えます。 多角化期 競合の増加や市場の変化によって、既存の事業展開だけでは企業の成長に限界が来る可能性があります。 そのため、新規事業の立ち上げといった多角化を行うことで、収益の改善や新規市場への参入などが可能です。 この時期では、現状を正確に分析し、今後の進路を見極めることがコア人材の役割です。 変化期 事業を続ける上では、既存の枠組みをリセットして新しい枠組みを構築する必要も出てきます。 この段階においては、斬新なアイディアを積極的に提案したり、周囲を説得して巻き込んだりすることがコア人材の役割です。 変化や失敗を恐れないチャレンジ精神が求められると言えます。 コア人材を育成するメリット コア人材の育成は、企業にさまざまなメリットがあります。 主なメリットは、下記の3つです。 次世代リーダーの確保 生産性への貢献 事業の安定化 それぞれ解説していきます。 次世代リーダーの確保 企業を将来に渡って存続させるためには、計画的な幹部の育成が欠かせません。 幹部育成を実施する場合、その候補の筆頭となるのがコア人材です。 早い段階から組織の中核として活躍しているため、次世代の幹部候補に最も適した人材と言えます。 生産性への貢献 コア人材は、困難な問題が発生した場合でも速やかに動いて解決に導く能力を持っています。 また、必要に応じて周囲を巻き込んで解決を図ることも可能です。 そのため、事業運営に良い影響を与え、結果的に企業全体の生産性向上につながります。 事業の安定化 優れたリーダーシップを持つコア人材は、企業の統率に貢献します。 統率がとれている企業では、社員が安心して自分の職務に専念することができます。 コア人材の活躍は、事業の安定化にも大きな効果をもたらすのです。 コア人材育成のための取り組み それでは、コア人材を育成するためにはどのような取り組みをする必要があるでしょうか。 取り組みのポイントとして、下記の3つが挙げられます。 メンター制度の導入 成果に対する適切な評価と報酬 活躍しやすい企業文化を築く それぞれ解説します。 メンター制度の導入 コア人材候補を内部育成するにはOJTが基本ですが、教える役割の上司が忙しすぎて機能しなくなるということも多いかもしれません。 その場合、企業全体におけるOJTの整備が必要になります。 特に、経験豊富な先輩が若手社員のサポート役となり、業務知識やものの見方などを伝授する「メンター制度」の導入がおすすめです。 成果を目的とした教え方になりがちな上司に対し、メンター(指導役)は自身で行動するための土台となる部分も教えるのが特徴です。 メンター制度によって、コア人材になりうる社員に、仕事に対する満足感や活躍の実感を与えることができます。 また、コア人材になった時にメンターとして後輩に自ら学んだことを伝え、成長を促すことが可能です。 成果に対する適切な評価と報酬 コア人材が持続的に成果を挙げるためには、適切な評価と相応の報酬が大変重要です。 コア人材になるような優秀な人材は、自分のやりがいや目的を達成できない企業に定着しません。 そのため、業績や貢献度に応じた評価システムを整え、インセンティブや昇進の機会を提供すると良いです。 活躍しやすい企業文化を築く コア人材に活躍してもらうためには、それを後押しするような企業文化を築く必要があります。 意見やアイディアが自由に発信できる風通しの良い環境を作り、失敗を恐れずに取り組めるチャレンジしやすい風土を固めることが重要です。 また、経営層との接触が多い企業にすることも大切なポイントです。 まとめ コア人材は、事業の中核を担い、組織において中心的な役割を果たす存在です。 次世代の幹部候補を確保するためにも、企業は早い段階でコア人材を見極め、適切な取り組みのもとで育成する必要があります。 ぜひ今回の記事を参考にして、コア人材の育成を検討してみてください。
ワンネス経営®プログラムは、インナーブランディング強化というアプローチを通して、 お客様企業が求める成果を達成していくという「新しいチームビルディングのプログラム」です。 イメージが持ちづらい点があるかもしれませんが、どうぞお気軽にご質問、ご相談ください。