こんにちは!健司です。
私ごとではありますが、つい先日、熱中症になってしまいました。
週末、炎天下でBBQをしたところフラフラになり、帰宅後に体温を測ったら37,8℃。
アルコールも入っていたこともあり、気づかないうちに熱中症になっていました。
「このくらいなら大丈夫だろう」と思って行動してしまったのが間違いでした。
そこで、今回初めて熱中症について本格的に調べてみることにしました。
営業で外回りの方、屋外でお仕事をされている方はもちろんのこと、
「自分は大丈夫」と思っている方にとっても、熱中症はとても身近なリスクになり得ます。
この記事を通じて、行動が変わるヒントになったら嬉しいです。
まだ大丈夫は危ない
私は、よくわからない我慢強さで「まだ大丈夫」と言い聞かせておりました。
熱中症になったことがある方なら、きっと共感してくださるのではないでしょうか。
気合いだけでは乗り越えられなくなっているなと思いながら、怖いことに気づいた時にはすでに熱中症になっていることがほとんどです。
それは、熱中症が「段階的に進行する」ものだから。
だからこそ、気づきにくいのです。
例えば、「ちょっとだるいな」「少し疲れているかも」と感じることは、誰にでもあると思います。
ですが、それが身体からのSOS「熱中症の初期症状」だと気づく人は少ないのではないでしょうか。
普段から感じている体調の変化を、わざわざ「これはSOSかも?」と思うのは難しいですよね。
しかし、この小さな違和感こそが、熱中症の始まりだそうです。
日頃から屋外で活動されている方やスポーツをされている方は、暑さに慣れている分、気づきにくい傾向もあると思います。
また、寝不足やお酒を飲まれている方は脱水になりやすく、熱中症になるリスクも高い上に、気づきにくいとも言われています。
身体からのサインを見逃すと、症状は進み、やがてふらつきや頭痛など、より重い症状へと移行してしまいます。
だからこそ、普段の小さな身体の反応にも注意を払い、見逃さないことが大切だと思いました。
昔の暑さとはもう違う
先日、厚生労働省からこんな発表がありました。
令和7年6月1日に【職場における熱中症対策の強化について】
改正労働安全衛生規則が施行されました。
まとめると、
・早期発見の体制整備
・対応手順の作成
・関係者への周知
「またまた〜。大袈裟でしょ?」と思い、調べて見たら、本当に昔と全然違っていました。
1880年代は、35℃以上の日が年に1〜3日だったのに対し、
2020年以降は、年に22日も猛暑日が続いています。
特に、昨年2024年は、なんと39日もありました。
また、1880年代と比べると平均気温が約3℃も上昇しています。
これをお風呂の温度で例えると、43℃と46℃の違いのようなもので、46℃はかなり熱くて、入るのが難しいレベルですよね。
つまり、ここ最近の夏はずっと危険な状況にあるということです。
昔の夏とはまったく違うため、夏の過ごし方や暑さの対策も見直し、熱中症への意識をより強く持つ必要があると改めて感じました。
熱中症を防ぐ+なってしまった時の対処
では、どうやって防ぐのでしょうか。
今までの熱中症の防ぎ方といえば、
「水分」「塩分」「糖分」を摂ること、
とお聞きになった方も多いのではないでしょうか。
これは、もう当たり前のことになっているようです。
「摂りましょう」ではなく、「摂りなさい」というレベルみたいです。
極端に言うと、これだけでは防げないとさえ言われているそうです。
実際には、涼しい場所で休むことや作業の中断など、
今までとは少し違う工夫も必要になってきています。
「仕事の都合でそれは無理!」という声もよくお聞きします。
そんな方は、凍らせたスポーツドリンクを何本か常備することや、経口補水液をこまめに飲むなど、できる限りの対策をしてほしいと思います。
ご自身で「もしかしたら?」と感じた場合は、涼しいところに移動して、水分、塩分、を摂ってください。
また、鼠蹊部や首元を冷やすと良いそうです。
そして、もし近くで熱中症になった方がいた場合は、以下の手順でサポートしてあげてほしいです!

引用:厚生労働省 【職場における熱中症対策の強化について】
上記の図から、
・自分で水分が飲めるかの判断。
・1人にさせない。
この2つがとても重要だと感じました。
いざという時は、迷わず勇気を持って行動してほしいと思います。
まとめ
数字で見ると、思った以上に気温が上がっていて、驚きました。
でも、知識があるからこそ、ちゃんと対策も対応もできるなと改めて気づきました。
私たち人間は、身体の健康が一番大切な土台です。
お仕事でもプライベートでも、身体が健康であってこそ、心も元気でいられますよね。
暑さが変わっていることを理解して、少しだけ「熱中症」に目を向けて過ごしてほしいと思います。
本当に夏は暑いですが、一緒に頑張っていきましょう!