2025.05.06
チームづくり
目次
スキルや知識だけではなく、人格や器量を表す概念として「人間力」という言葉があります。
しかし、聞いたり使ったりしたことがあっても、詳しい内容はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人間力について解説し、その3つの要素や人間力の高い人の特徴を紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
「人間力」という言葉は日常会話でも使われますが、その具体的な意味を説明するのは意外と難しいものです。
多くの人が「大切なもの」と漠然と理解していても、明確に説明できない概念かもしれません。
実はこの「人間力」については、内閣府が設置した「人間力戦略研究会」によって明確に定義されています。
その定義によると、人間力とは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」とされています。
つまり、知識や技能だけでなく、社会の中で他者と関わりながら自分らしく生きるために必要な複合的な能力のことなのです。
人間力は成績やランクだけでは測れない、人間としての総合的な「生きる力」と言えます。
社会人として、また一人の自立した人間として充実した人生を送るために欠かせない基盤となる能力なのです。
参照:『人間力戦略研究会報告書』人間力戦略研究会|内閣府ホームページ
人間力にはさまざま要素が含まれますが、特に下記の3つの要素が重要とされています。
それぞれ解説します。
「知的能力的要素」は、基礎学力や専門知識だけでなく、知識の蓄積を実社会で活用し発展させる能力を指します。
論理的思考力や創造力といった応用力も含まれており、常に学び続ける姿勢が必要となるのが特徴です。
「社会・対人関係力的要素」は、他者との良好な関係構築に欠かせないコミュニケーション能力を中心とした要素です。
社会規範の理解と遵守、リーダーシップの発揮、公共の利益への貢献意識に加え、仲間との切磋琢磨を通じて自己を高める協調性もこの要素の重要な部分だといえます。
「自己制御的要素」は、上記「知的能力的要素」と「社会・対人関係力的要素」を発揮するための基盤となる力です。
自分自身の生き方を見つめ、目標に向かって粘り強く取り組む意欲や忍耐力といった精神力がここに該当します。
人間力が高い人の特徴として挙げられるのは、次の3つです。
それぞれ解説します。
人間力が高い人は、自己の全体像を深く理解しており、長所だけでなく、嫉妬心や劣等感といったネガティブな感情も含めて認識できるのが特徴です。
こういった自己認識があるからこそ、感情に振り回されることなく、安定した対人関係を築くことが可能となります。
人間は完璧ではありませんが、その不完全さを受け入れることができる人こそが、真の強さを持っていると言えます。
他者との比較に頼らず、ありのままの自分を肯定する感覚を持っているのも人間力が高い人の特徴です。
高い自己肯定感は、特定の能力だけではなく、困難を克服した経験や持続的な努力から生まれる自信に支えられています。
そのため、一時的な失敗や挫折に対しても柔軟に対応し、前進し続けることができるのです。
人間力が高い人は、自己中心的ではなく、常に他者への配慮を忘れません。
「他者に貢献できる人間でありたい」「他者を理解できる人間でありたい」という志向性を持ち、日常的な言動にそれが表れています。
この利他的な姿勢が周囲からの信頼を獲得し、結果として豊かな人間関係と社会的影響力をもたらします。
「人間力」は、内閣府の「人間力戦略研究会」によって明確に定義されており、知的能力的要素、社会・対人関係力的要素、自己制御的要素の3要素からなる総合的な力を指します。
人間力の高い人は自己理解ができていて、自己肯定感が高く、利他的な姿勢を持っているのが特徴です。
ぜひ、今回の記事を参考に、人間力について理解しておくことをおすすめします。
この記事を書いた人
泉水 ちか
東京都在住のWEBライター。フリーランスで様々なジャンルのライティングをこなす。人のこころに興味があり、心理学・カウンセリングの資格を多数取得。マーケティングにも活かすべく奮闘中。趣味は映画鑑賞(ホラーやアクション!)と温泉・銭湯めぐり。長年、放送業界にいたため音楽に詳しい。運動嫌いのインドア派だが夏フェスは好き。ラーメンと寿司と焼肉があれば大丈夫。
2022.10.11
リモート研修の課題点と研修の効果を高めるためのポイントを解説
チームづくりテレワークの普及によって、研修をリモートで行う機会も増えてきました。 リモート研修は通常の研修と異なる点があるため、「どのくらい理解されているのか」「質を上げる方法がわからない」といった悩みを抱えている方も多いかもしれません。 リモート研修の質を向上させるには、その特徴を理解して課題を把握しておくことが重要です。 本記事では、リモート研修について説明し、課題点と研修効果を高めるためのポイントを解説します。 リモート研修とは? リモート研修とは、オンライン上で行う研修のことです。 これまでの研修では集合して対面で実施する形が一般的でしたが、新型コロナウィルスの感染防止の観点やテレワークの普及によって、リモートで行う研修の導入が進んでいます。 テレワークと同様、リモート研修でもWeb会議システムやチャットツールなどを利用して行うため、従来の研修とあまり変わらない内容です。 また、「オンライン研修」という言葉もありますが、これらはほぼ同じ意味なので呼び方の違いになります。 メリット リモート研修を導入することのメリットとして、コロナウィルス感染のリスク低減はもちろん、手間やコストの削減も挙げられます。 従来の研修では、配布物を準備・配布したり、会場を手配したりと多くの手間がかかっていましたが、リモート研修なら必要最小限に押さえることが可能です。 また、交通費や会場代といったコストも削減できます。 さらに、リモート研修では一人ひとりの学習データが残るため、これを利用することで効率的に学習が進められます。 随時行われるフィードバックやコーチングで、反復学習や練習を能動的に行える点もメリットの一つです。 期待できる効果 リモート研修の実施で、従業員の自主性を高める効果が期待できます。 講師が一方的に講義を行う従来の研修とは異なり、リモート研修ではWeb会議システムで全員の顔を表示するため、相互に話しやすい環境です。 また、オンライン上のテキストや資料をいつでも見ることができるので、予習・復習などの積極的な学習姿勢を保てる効果もあります。 リモート研修の課題について それでは、リモート研修の課題にはどのようなものがあるでしょうか。 主な3つの課題点を下記に挙げてみます。 集中力が長続きしないコミュニケーションが不足するリモートに適した研修内容が必要 それぞれ詳しく説明します。 集中力が長続きしない 一人でパソコンに向かって受講するリモート研修では、周りに気を配る必要がないため、どうしても気が緩みがちです。 人の集中力は最大で約90分と言われていますが、リモート環境のもとでは90分間も集中が続きません。 15分周期の集中力の波を利用し、リモート研修の単位も15分にするなど、時間を工夫する必要があります。 コミュニケーションが不足する リモート研修では、受講者同士で雑談する場がほとんどありません。 オンラインで研修を受け、その後は課題に取り組む、といったスタイルでは、コミュニケーションが不足しがちです。 会社に溶け込みやすくすることも研修目的の一つと言えるため、気軽に話し合えるような全体設計が必要になります。 リモートに適した研修内容が必要 従来の研修では、座学だけでなく、受講生同士で話し合うといったグループワークなどの時間もとられています。 一方、リモート研修においては同時に話すことが難しく、活発なディスカッションを行うには人数を制限しなくてはなりません。 これまでと同じ研修内容では対応できない部分も多いため、リモートに適した内容にアレンジすることが重要です。 リモート研修の効果を高める3つのポイント では、リモート研修の効果を高めるにはどうしたらいいでしょうか。 ポイントとして下記の3つがあります。 講師とサポート役のタッグを作るできるだけ双方向のコミュニケーションを心がけるグループディスカッションは4人以下で行う 詳しく解説していきます。 講師とサポート役のタッグを作る 効果的にリモート研修を行うポイントとして、講師とサポート役のタッグを作ることが挙げられます。 講師には授業に集中してもらい、チャットツールなどの確認やシステムの不具合への対応をサポート役が行う、というように役割を分担することで、研修がスムーズに進みます。 リモート研修で起こりがちな問題をあらかじめマニュアル化しておくことも、おすすめの方法です。 できるだけ双方向のコミュニケーションを心がける 交流の機会が少ないリモート研修では、受講者同士、できるだけ双方向のコミュニケーションを心がける必要があります。 課題に対してのディスカッションやグループワークの時間を増やすなど、工夫をこらしたカリキュラムにするとうまくいきます。 また、チャットツールに雑談用ルームを作成することで、受講者同士で気軽な雑談が可能です。 グループディスカッションは4人以下で行う オンライン環境下では、人数が多いと、話すタイミングがつかめなかったり、会話をかぶせられなかったりしがちです。 大人数での話し合いは難しいため、ディスカッションは4人以下で行うことをおすすめします。 4人以下なら、お互いの顔を見ながら会話ができるので、話すタイミングをつかみやすいのはもちろん、全員が均等に話しやすくなります。 まとめ テレワークの普及によって、研修もオンラインで行うことが一般化してきました。 リモート研修にはメリットが多いですが、従来の研修とは異なる点もあるため、研修効果を高めるにはポイントをおさえておく必要があります。 リモート研修の質を向上させて、一歩上の人材育成を目指してみてはいかがでしょうか。
2024.07.23
学習性無力感に陥る原因とは?克服方法や対策についても解説
チームづくり「学習性無力感」は、当人だけでなく職場全体の生産性低下にもつながりやすく、注意が必要な心理状態です。 そのため、学習性無力感に陥る原因と克服方法について理解し、対策しておくことが重要です。 今回は、学習性無力感の原因と克服方法、対処法を紹介します。 ぜひ、参考にしてみてください。 学習性無力感に陥る原因とは 学習性無力感に陥る原因にはさまざまなものがありますが、真面目で完璧を求めすぎる性格の人は特になりやすい傾向があります。 このような人は自分を厳しく評価しがちなので自己肯定感が下がりやすく、いったん自信がなくなると仕事への意欲を失い、消極的になってしまうのです。 また、性格に関わらず、自分の貢献が認められない、望んでいた成果が得られないといった状況が続くと、どの従業員も学習性無力感に陥る可能性があります。 例えば、次のような職場環境は学習性無力感を引き起こしやすく、注意が必要です。 アイデアや提案が却下される、上下関係が厳しいなど、意見が尊重されにくい環境 失敗ばかりを責められて努力や成果が認められず、達成感を味わえない環境 日常的に行われる言葉の暴力や不適切な扱いなど、ハラスメントが横行している職場 これらの特徴が当てはまる場合、早急に改善する必要があります。 学習性無力感を克服するには 学習性無力感を克服するには、次の3つの方法を取り入れるのがおすすめです。 小さな成功体験を積み重ねる 肯定的なフィードバックを増やす 完璧主義から脱却する それぞれ解説します。 小さな成功体験を積み重ねる 達成可能な小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねることで自信を回復させます。 本人が「失敗するかもしれないからやりたくない」と言う場合もありますが、周囲がさりげなくサポートして進めてあげると良いです。 小さな成功を積み重ねて、徐々に挑戦の範囲を広げさせることが重要です。 肯定的なフィードバックを増やす 日常的な努力や小さな成果を積極的に認め、褒めることで自己肯定感を高めます。 特に上司からの肯定的なフィードバックは、従業員の意欲向上に効果があります。 また、積極的なコミュニケーションを取り合うことで「見てくれている」「認めてもらっている」といった意識が高まりやすいです。 完璧主義から脱却する 「100%でなくても70%できていれば十分」という考え方を職場に浸透させることも大切です。 会社全体の考え方として、完璧を求めすぎず、適度に力を抜くことの重要さを伝えるように心がけましょう。 学習性無力感への対処法 学習性無力感への対処法として、会社ができることは次の3つです。 組織文化の改革 オープンなコミュニケーション環境の構築 行動と結果の明確な関連付け それぞれ解説します。 組織文化の改革 新しいアイデアや提案を歓迎し、失敗を学びの機会と捉える組織文化を育成します。 挑戦しやすい環境を整え、従業員が学習性無力感に陥ることを防ぎます。 オープンなコミュニケーション環境の構築 すべての階層の従業員が自由に意見を述べられる、オープンなコミュニケーション環境を構築するのもおすすめです。 定期的なミーティングや匿名フィードバックシステムの導入など、多様な意見交換の場を設けることで、自己肯定感が高まりやすくなります。 行動と結果の明確な関連付け 従業員の行動が組織にもたらす影響を可視化し、フィードバックすることも対策の一つです。 具体的な成果や改善点を示し、個人の努力が無駄ではないことを実感してもらうと効果的です。 まとめ 学習性無力感は、完璧主義や自己肯定感の低さといった個人の性格特性や、意見が尊重されない、成功体験の機会がないといった否定的な職場環境によって引き起こされる深刻な問題です。 この状態は個人と組織の生産性を著しく低下させるため、対策が必要となります。 克服するには、小さな成功体験の積み重ね、ポジティブなフィードバックの増加、完璧主義からの脱却が効果的です。 また会社としては、挑戦しやすい環境づくり、オープンなコミュニケーション環境の構築、個人の貢献を明確に示すことが重要です。 これらの対策を通じて従業員の自己肯定感を高め、より健全で生産的な職場環境を作り出していきましょう。
2022.09.27
アンガーマネジメントの必要性を意義から実践方法まで分かりやすく解説
チームづくり「その場の感情にまかせて相手に怒りをぶつけてしまった」 「ちょっとしたことでイライラしてしまう...」 「職場の雰囲気をより良くしたい」 コロナ禍における環境変化のストレスもあり、怒るほどでもないようなことにもイライラするようになったという声もある、昨今。 怒りの感情をうまくコントロールし、ビジネスやプライベートの場面で活用することで好影響をもたらすアンガーマネジメントが注目されています。 とくに、怒りが支配する職場は誰もが働きにくく、怒られない方に意識が向いてしまい、結果として不正を隠すといったことに繋がりかねません。 アンガーマネジメントを活用することで、今以上にポジティブに仕事と向き合えるはずです。 本記事では、アンガーマネジメントの意義から実践方法まで詳しく解説していきます。 アンガーマネジメントの意義 アンガーマネジメントは、怒りの感情とうまく付き合うための心理トレーニングのことです。 もとは1970年代にアメリカで、DV加害者や暴行事件を起こした犯罪者に対する矯正プログラムとして開発されたと言われており、今では広く一般的に使われています。 前提として、アンガーマネジメントの目的は「怒らないようになること」ではありません。 怒りは、身を守るために必要な感情です。しかし、怒りの感情により深刻な問題を引き起こすこともあり得ます。 そのためにアンガーマネジメントで大事にしているのは、怒ることを抑え込むのではなく、怒りの感情との向き合い方を変えていくためのアプローチです。 アンガーマネジメントを活用することで、良好な人間関係を築けるようになるだけでなく、気持ちに余裕をもって過ごせるようになるでしょう。 職場におけるアンガーマネジメント アンガーマネジメントをビジネスの現場で活用することで職場の人間関係を良好にします。 怒りの感情をコントロールできずにいると、人に当たってしまったり、自分を責め過ぎたりして職場の雰囲気を悪くしてしまうのは想像に難くないでしょう。 特に、上司が感情的になり、部下に怒りをぶつけてしまうと、部下は上司の顔色をうかがうようになります。 本来であれば、お客様との良好な関係を築き、顧客満足度を高めることで自社の利益を最大化させることを目的とすべきでしょう。 しかし、部下が上司の機嫌ばかり気にしている状態になっていると、本来の目的を達成できません。 そのため、アンガーマネジメントを管理職研修、マネジメント研修に導入する企業が増えています。 心理学における怒りの感情のメカニズム 「なぜ怒るのか」という根本的な原因を理解することで、アンガーマネジメントがしやすくなります。 ここでは怒りの感情が沸き起こるメカニズムについて紹介します。 まず怒りの背景にはどんなものがあるでしょうか。 不安や悲しみ疲れや孤独焦燥感恐怖 など、怒りの感情にはさまざまな背景が隠れているものです。 これを第一次感情といいます。 怒りの根本的な部分では、不安や怖れ、辛いといったネガティブな感情があります。 たとえば、「仕事がうまくいかない」「意見がぶつかった」といった出来事が積み重なると無意識のうちにネガティブな感情がたまってしまいます。辛く感じたり、不安を覚えたりする人も多いでしょう。 第一次感情が小さいうちに解消できれば問題ないのですが、ため込んでしまい容量オーバーとなったときに怒りが沸き起こります。 あふれ出した怒りの感情は、第二次感情です。 この第二次感情は、第一次感情がなければ発現しません。 怒りは自分を守るために必要な感情ですが、どんな第一次感情を背景にしているかを理解することが大切です。 つまり、アンガーマネジメントは第一次感情とうまく付き合うためのトレーニングといえます。怒りの感情をなくすのは不可能ですが、怒りのきっかけとなる背景を理解することでうまくコントロールできるようになるでしょう。 アンガーマネジメントがもたらす効果 怒りの感情とうまく付き合うようになることで、自分だけでなく周囲にも良い影響をもたらします。 アンガーマネジメントがもたらす効果は以下の3つです。 人間関係が良好になる感情をセルフコントロールする力がアップする取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する それぞれ以下で説明します。 人間関係が良好になる アンガーマネジメントで怒りの感情をコントロールできるようになると、周囲と良好な人間関係を構築できます。 怒りのままに感情を相手にぶつけてしまうと、相手はストレスを感じてしまいます。そうなれば、相手との関係性はギスギスしてしまうでしょう。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできれば、自分の気持ちを分かりやすく相手に伝えられるようになるのです。 感情をセルフコントロールする力がアップする 怒りの感情とうまく付き合えるようになることで、感情をセルフコントロールする力がアップします。 日々コミュニケーションをとるなかで、思わず怒りにまかせて感情的になってしまった経験はないでしょうか。 後から「感情的になって言わなくてもいいことを言ってしまった」と後悔しても、発言を取り消すことはできません。 アンガーマネジメントで感情をセルフコントロールできるようになると、「怒りにまかせて感情的に言ってしまった」という後悔を減らせるようになるでしょう。 取り組むべきタスクに集中できるため生産性が向上する アンガーマネジメントによる怒りのコントロールは、業務の生産性向上にも期待できます。 たとえば、集中して行うべき重要な業務があっても、怒りの感情を抱いたまま、業務に取り組んでいても、頭の中は作業どころではなくなっているでしょう。 つまり、ネガティブな感情に左右されてしまうと、作業効率が悪くなるのです。 アンガーマネジメントで怒りの感情をうまくコントロールできるようになると、目の前の仕事に集中でき、結果として生産性がアップします。 アンガーマネジメントの実践方法について ここからは、アンガーマネジメントを具体的にどのように実践すればよいのかについて解説します。 アンガーマネジメントの実践方法は以下の5つです。 ストップシンキング(思考停止させる)コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える)スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する)グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける)タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) ストップシンキング(思考停止させる) 一度怒りを覚えると、さまざまなことが記憶からよみがえります。 このような状態では怒りが膨れ上がり、自分でも手が付けられなくなりますが、頭の中を真っ白にして何も考えない瞬間を作りましょう。 これをストップシンキングといいます。 ポイントは、思考停止させている間は、原因も解決策も一切考えないことです。 心の中を落ち着かせ、気持ちがクールダウンしてから考えを再開させるとよいでしょう。 コーピングマントラ(怒りが収まる言葉を心の中で唱える) 怒りを覚えたときに、自分に言い聞かせる言葉を用意しておき、心の中で唱えることをコーピングマントラといいます。 これは、ストレスの元になる感情に働きかけ、ストレスをゆるめる手法です。 たとえば、「きっと大丈夫」「想定内だから問題ない」といった自分にとって怒りを落ち着かせる言葉を見つけましょう。この時の言葉は、自分の心が落ち着く言葉でよいので、好きなペットの名前でも大丈夫です。 スケールテクニック(怒りの度合いを数値化する) スケールテクニックは、自分がどのくらい怒っているのかの度合いを数値化し、怒りを静める手法です。 怒りを覚えたら、10段階でその気持ちに点数をつけます。0をまったく怒りを感じていない状態として、10は「絶対に許せない!」と思うほどの激しい怒りです。 こうして怒りの度合いを数値化することで、「これは2だから、たいしたことないな」「これは7くらいだからかなり怒っているぞ」と自分を客観視でき、具体的な対処方法を考えることができるようになります。 また、点数づけに集中することで、怒りの感情にストップをかける効果も期待できます。 グラウンディング(怒りとは別のものに意識を向ける) 怒りで頭がいっぱいになると、他のことが考えられなくなります。そんな時はグラウンディングが効果的です。 グラウンディングとは、怒りを覚えた時に別の物事に注目することで意識をそらす手法のことをいいます。 たとえば、パソコンに向かっていたら、ディスプレイの形状をひたすら観察したり、傍らにコーヒーがあれば、コーヒーの香りや味をしっかり味わうなど、目の前の物事に集中しましょう。 つまり、強制的に「今」に集中することで、怒りの増幅を防ぐことができるのです。 タイムアウト(時間を置いて仕切り直す) 怒りは覚えた直後が最も激しく、段々と沈静化していきます。そのため、怒りを覚えたら、最低でも5〜10秒ほど間を置くことがおすすめです。 一度その場を離れ、感情の流れをリセットし、さらに深呼吸や軽いストレッチをすると高ぶる気持ちが静まります。 タイムアウトの手法を活用し、感情のままに怒らなくても済むように切り替えましょう。 まとめ 怒りの感情は周囲に伝播する性質も持っているため、職場の雰囲気にも悪影響を及ぼします。 一人ひとりがアンガーマネジメントを身につけることで、職場の人間関係は良好になり全体の雰囲気も大きく改善するでしょう。 皆が働きやすい職場になれば、業務効率も上がり生産性向上にも期待できます。 また、アンガーマネジメントにより、怒りの感情とうまく付き合えるようになると日々のコミュニケーションがスムーズになります。 コミュニケーションが円滑な雰囲気の良い環境づくりのためにも、アンガーマネジメントを取り入れてみてはいかがでしょうか。 コミュニケーションの課題を解決するにはワンネス経営®︎ ワンネス経営®では公式LINEやYoutubeチャンネルでチームづくりのコツや社内コミュニケーションの改善術をお伝えしています。 立場や経験の違いから、同じことを話していても解釈が異なってしまいコミュニケーションが複雑になってしまう。 そんな時、注意するべきなのか? すぐに試していただける具体的な行動方法まで詳しく丁寧に配信しています。学びを活かして、ひとりひとりが躍動し活躍する強いチームを目指しましょう。 皆さんのチームビルディングにワンネス経営®︎をご活用ください! 事務局:スズキヒラク LINE友達追加はこちら!ワンネス経営®︎公式LINE たった3分の動画で認識を揃えることができます!ワンネス経営®︎公式Youtube https://youtu.be/JMdGhmrIn8A
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