納得いかない!
あなたにもこんな経験はないでしょうか?
結果的には喜ばしいことなんだけど、なんか納得できない。
そんなことってありますよね。
今回は弊社で実際に起こった
とある事件の模様をお伝えします。
あ、今日は長編です。
まじ長いです。
短編小説を読む心意気でお願いします。
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2016年4月某日
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あの日起こった事件について、
すぐにブログでお伝えしたかったのですが、
僕たちの気持ちの整理がつくまでは
書くわけにはいきませんでした。
でも、
ようやく
「あの手紙」
が届いたんです。
すべてが明らかになった瞬間でした。
「もう書いてもいいんだ。」
と許しをもらった気がしました。
少しずつ書いていこうと思います。
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その前に
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僕たちは
【もっとたのしくおもしろく!】
をコンセプトにクライアント様とともに
日々成長しています。
そのクライアント様の中でも、
やたらと意気投合して
ついには
事務所まで合同にしちゃった
『株式会社TEPPEN』
という会社があります。
本当にすばらしい社員さんばかりで
最高の会社です。
とにかく働いてる方が
キラキラいきいきしていて
もう日本の元気の源はこの会社なんじゃないか?
っていうぐらいすばらしい会社なのです。
ただ一人を除いては。
彼の名前はT
はじめてその「T」に出会ったのは
2015年の4月。
最初は
なんだかデキる風な感じ
で我々の前に現れたのです。
スマートな体形にヒゲにメガネ、
そして手にはMacBookAir
とにかく外見がやたらデキる男風味なのです。
だって、
ヒゲにメガネですよ。
絶対に仕事できる人しかやっちゃダメなやつです。
そのヒゲメガネ。
任侠映画なら絶対に
一番最初にやられるタイプ
です。
それはもうあっさりとやられるタイプです。
とにかく
話題を巻き起こすのが大好き
もしも僕が慣用句のテストを作るとしたら
【枚挙にいとまがない】
の使用例にしたいぐらいです。
最終的についたあだ名が
「二度手間のT」
ですからね。
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・
・
もうイニシャルいいや。
なんせ語呂がいいんですよ。
『二度手間のタカハシ』
気持ちよくないですか?
「手帳はタカハシ」
級に弊社の事務所では安定して使用されています。
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そのタカハシが2016年4月某日に
あの事件を起こしました。
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その日は、少し遠方でイベントサポートの仕事。
さすがのタカハシです。
事件に対して
伏線が目に見えるほど鮮明に
引いてありました。
『二度手間のタカハシ』は、
お察しの通り
『ギリギリのタカハシ』
も兼ねているわけで。
その日も当然のごとく朝からバタバタしていました。
「ギリギリのタカハシ」は
今日の準備を
今朝しちゃう
わけです。
それはまるで
落ち着きのないインコのように
バタバタバタバタ
しているのです。
で、
9時45分発の地下鉄に乗らないといけないと。
「お?タカハシ君!もう9時40分だよ?」
なんて、
あまりにも日常化しすぎた光景を
誰もが眺めていたのでした。
私たちの合同事務所は
マンションの6階にあって最寄駅は徒歩1分。
ちょっと特殊な作りで、エレベーターは5階まで。
どんな大きな荷物があっても1階分だけは
階段で運ばないといけません。
その日はオレンジ色の大きなスーツケースを運ぶ
必要がありました。
※ここからは再現写真をノーカットでご覧ください。
午前9時40分58秒
タカハシ「じゃ、行ってきまーす!」
福永「おータカハシ君、気を付けてね!いってらっ…」
フッ…
福永「タカハシ君?」
午前9時41分00秒
タカハシ「うわあああああ!」
ドゴォ!!
…
…
…
午前9時41分03秒
福永
「タカハシーー!!」
午前9時41分05秒
タカハシ
「じゃ、行ってきまーす」
福永
「ええええ???」
「穴あああああ???」
えっ?なんなの?
なんであいつ普通に出て行ったの?
タカハシにおいては日常なの??
あれじゃん。
レジャープールにあるやつじゃん。
※ウォータースライダー
こういうことなの?
とにもかくにも。
どうやら電車には乗れたらしい。
あ~、よかったよかった…
・
・
・
いやいやいやいやいや。
よくない。
あれだけ頭と肩を強打してるんです。
交通事故みたいに後から痛みが出たり、
脳振とうを起こしてたり、
最悪の場合、
脳内出血で時間差で一大事なんてことは
よくある話。
なんせこの穴ですよ?
そんなわけで
日中ずっとタカハシの状態を心配することに
なったわけです。
幸いにもその日は
タカハシ一人じゃなく、
弊社のスタッフも一緒だったので
福永
「タカハシ生きてますか?」
スタッフ
「何とか生きてます。特に痛みはないそうです」
福永
「タカハシ変化ないですか?」
スタッフ
「特に痛そうなそぶりはありません」
にしてもですよ?
相当な高さからの落下ですから。
もはや
ただの落下事故ですよ。
もしかしたら、
この顔が最後のタカハシになるかもしれない。
イベント終了の時刻が過ぎ、
弊社スタッフからLINE
スタッフ
「終了したのでタカハシさんおいて帰ります」
この日はもともと、タカハシだけ残って
イベントの懇親会に参加する予定でした。
福永
「了解、タカハシ大丈夫なんだよね?」
スタッフ
「と、思いますが…」
とはいえ不安なので
タカハシに直接LINEを送るも
既読もつかず。
電話にも出ず。
あの光景を目の当たりにしている僕としては
あ、こりゃタカハシくん
終わったな。と。
心配が止まらないわけです。
そんなヤキモキ満載の気持ちでいると、
先発隊として
弊社スタッフが帰ってきました。
「ただいまです。あの穴やばいっすね!」
開口一番、朝の事故の話題です。
そりゃそうです
大人が階段をスーツケースの上に乗って
落下したのですから。
「でもほんと脳内出血とか気を付けないとさ…」
「肩も打ってるんですよね?」
「徐々に痛み出ますよね…」
「首とか大丈夫ですかね…」
ずっと、
タカハシの心配。
事務所の全員が
タカハシの心配。
普段あんなに
デキないタカハシでも
何かあったら嫌だもの。
ああ、みんななんだかんだでタカハシを
愛しているんだ。
あいつ愛されてるんだなぁ。
心配が一周回ってあったかい雰囲気になったころ。
LINEの着信音がその空気の終わりを告げました。
福永とタカハシの共通の知人から
「タカハシさんと電車でばったり会いました!」
福永のスマホにメッセージ。
イベント会場でタカハシが
福永との共通の知人に出会って、
一緒に電車で帰ってきているとのこと。
「おーい!みんな!
タカハシが〇〇さんと一緒だってよ!」
全員がほっとして僕のスマホの周りに集まります。
次の瞬間、メッセージと一枚の写真が届きました。
「うぇーい!」
…
…
…
…
…
”カチッ”
僕は確かに聞いたのです。
そこにいた全員の
「殺意のスイッチ」
が入る音を。
結局。
タカハシは
翌日も、
その次の日も、
今日になっても。
一切、
本当の本当に、
カスリ傷一つなく、
ピンピンして
やがります。
もはや
ケガしてくれてないと
なんだか気持ちが
収まりません。
なので、
違う方法で痛い目を見させたいと思います。
今から
「例の手紙」
をタカハシに渡します。
そう、
壁の修理費用の請求書
です。
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タカハシよ。
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一回
73,440円の
スーツケースライダー
楽しかったか?
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